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「やれやれ、ようやくリフォームがはじまったか」と、いうところで誠に申し訳ないのですが、これから挑むことの中には大変危険なこともあれば、無謀とも思えることも多々あるかと思います。
ろくな経験も無い素人が、家の柱などの修繕をDIYのノリでやって大丈夫なのか?
というお叱りの声もあるかもしれませんが、一応こんな勉強をした上で、自分なりによーく考えた上でやっていますので…。というわけで、参考文献集です。
今回やろうとしているのは、構造体への深刻なダメージの修繕と、築年数による耐震への対策など、柱を建て直し、壁を直し、屋根を掛ける。リフォームというよりももっと根本的に「家とは何か?どのような構造で、どのような手順で造られているのか?」を知る必要があったわけです。
なので、引き渡しまでのソワソワ落ち着かない期間を利用して、セルフビルド関係の本を図書館で手に入るだけ読み漁りました!
まずはこちら。すべてはこの一冊からすでにはじまっていたのでは…
フリーライター中山茂大さん&カメラマン坂口克さんの、でこぼこコンビ「人力社」が送る、抱腹絶倒、七転八倒、てんやわんやでかなりふむふむなるほどの感動古民家再生記録!
実はこの本を見つけて読んでいたのは、今回の物件を見つけるよりずーっと前の話。
いろいろ物件を探してみて、現実を知って、我々の少ない資金で、もしなんとかなる方法があるとすれば、
「えっ!本気でこれ直して住むの?」って言われるようなところを格安で手に入れる→自分たち好みにセルフ改修←おそらくこれでしょう!と。
…まさにそんなようなことになりました。
この本を見つけた時には、もうなんかほんとに嬉しくって、こんなの待ってましたー!ってな感じでした。我々夫婦はこの人力社コンビのノリが大っ好きなのです。
表紙の「失敗したけど、どうにかなった!?」って、うちらの人生もうこれだよね!って。我が家の新たな家訓に加わりました。
やることなすこと無計画で無茶苦茶!だけど、だからこそ誰もやらないようなことまで挑んで、強引になんとかしちゃってます。
失敗こそ、人生成功の秘訣だということを、体を張って見せつけてくれる一冊。
我々も「また失敗しちまったぜ、ぐはははは!」と人生笑い飛ばせるようになりたいものだと、心のバイブル本です。
お次はセルフビルドを志す者で、その名を知らぬものはいないともいわれるとかいわないとか、伝説の名著「自分で我が家を作る本」。
元々の出版は2006年とのことなので、それから版を重ね、出版社を変え、多くの方に読み続けられているようです。
最初に読んだのは何年前だったのか、当時何で読んだのかわからないけど、普通の人に家が作れるの!?と、だれもが思う疑問。でもつくってしまったのです。基本一人で。改めて読んでみると、この方は書き方もとても上手い!シンプルにわかりやすく要点を押さえていて、噛めば噛むほどスルメのように味わい深く楽しめる一冊。まずはこれ!
こちらもまたすんばらしい名著!!ほんの小ぶりな小屋の様々な工法による実例から住めるような家まで、実に様々な工法やタイプの「小屋」の作り方実例集。何度借りても読み切れない…。通算何回借りたことか…。欲しいです。とても。でも借り続けるわたし。
こちらの本は、ガッツリとんこつ醤油!や濃厚味噌!な感じが多いセルフビルド本の中にあって、「あっさり塩」な感じです。
もと建築業界の現場監督だった方で、家を建てる時にかかるお金の内訳を眺めて、これ大部分が、自分でやれば削れるんじゃないか?てなことで自分で建てちゃった!という感じです。
なんというか、あまり苦労して建てたという印象がない?
なんでかなーと考えてみて、なるほど、大工のプロではないけど、家を建てるプロが建てたからなんだ!と、当たり前のことに気づきました。
素人が「自分でやる苦労」の大部分、それは作業そのものもさることながら、そこにたどり着くまでのいろんな下準備。これがものすごく時間と労力を要するのです。
素人は、何をやるにもまず勉強からはじまります。
そこから、塗料ひとつとっても、星の数ほどもある商品の中から適切な(と思われる)ものをチョイスして、トライ&エラーを繰り返しながらゆっくりと進んでいくわけです。
そういった下準備の部分を、現場監督時代にある程度終わらせていたことで、あれよあれよと、わずか6か月で家を建ててしまえたのだなーと、今、羨ましく思います。
なので、この本を読んで、同じように建てられるかといえばそれはないので、ご注意を!
塩ラーメンも好きです。
こちらは奥さんが見つけてきました。どちらかというと私にとっては現実を直視しなくてはいけない内容なので、まあ、だからこそ一番読まなきゃいけない内容なので、勇気を出して読み進めました。かなり本気な本です。雨漏り、老朽化、白蟻、腐朽菌、どんなケースでどんな壊れ方、つぶれ方をしたのか。超豊富な実例と、鬼のように細かいデータ分析、根拠と対策。いやはやもう勘弁してください…精一杯頑張りますから…。と、ひれ伏したくなるような凝縮された気合の一冊です。「決定版」は伊達じゃない!!
そしてこちら。人力社の坂口氏が、「古民家再生」の後、6年の歳月を経て完成させたマイホーム!!思い出していつでもじんわりなるくらい。感動。感動…。
ビルド開始時に生まれた子供が、ハイハイして、タッチして、おしゃべりするようになって、幼稚園へ行って、家が建つ頃には小学生になってしまいました。
坂口さんは「古民家再生」の時に、ジグソーと丸ノコの区別もつかないような本気の素人だったのです。
そんな人が、気合と持ち前の楽天心と、良い人材を集める人柄と、家族への愛とかで、ほんとに家を建ててしまったのです。
何度も何度も投げ出したくなるような失敗を重ねて…。雪に…され、玄関は…され…。
書いてて泣けてきた…。
とにかく、セルフリフォームでつらい時があっても、「坂口さんは6年頑張ったんだ」と思えば、乗り越えられないことなんてないってくらい、心の支えになっています。この場を借りて、人力社のお二人と、そしてたくさんの知識と勇気を与えてくれた先輩方に感謝いたします。そして、お疲れさまでした!
そして、私のセルフリフォームはまだまだこれからだーー!!
本編に続く…
→七草セルフリフォーム日記8~新しい梁を入れる
→七草セルフリフォーム日記 目次
「やれやれ、ようやくリフォームがはじまったか」と、いうところで誠に申し訳ないのですが、これから挑むことの中には大変危険なこともあれば、無謀とも思えることも多々あるかと思います。
ろくな経験も無い素人が、家の柱などの修繕をDIYのノリでやって大丈夫なのか?
というお叱りの声もあるかもしれませんが、一応こんな勉強をした上で、自分なりによーく考えた上でやっていますので…。というわけで、参考文献集です。
今回やろうとしているのは、構造体への深刻なダメージの修繕と、築年数による耐震への対策など、柱を建て直し、壁を直し、屋根を掛ける。リフォームというよりももっと根本的に「家とは何か?どのような構造で、どのような手順で造られているのか?」を知る必要があったわけです。
なので、引き渡しまでのソワソワ落ち着かない期間を利用して、セルフビルド関係の本を図書館で手に入るだけ読み漁りました!
まずはこちら。すべてはこの一冊からすでにはじまっていたのでは…
フリーライター中山茂大さん&カメラマン坂口克さんの、でこぼこコンビ「人力社」が送る、抱腹絶倒、七転八倒、てんやわんやでかなりふむふむなるほどの感動古民家再生記録!
実はこの本を見つけて読んでいたのは、今回の物件を見つけるよりずーっと前の話。
いろいろ物件を探してみて、現実を知って、我々の少ない資金で、もしなんとかなる方法があるとすれば、
「えっ!本気でこれ直して住むの?」って言われるようなところを格安で手に入れる→自分たち好みにセルフ改修←おそらくこれでしょう!と。
…まさにそんなようなことになりました。
この本を見つけた時には、もうなんかほんとに嬉しくって、こんなの待ってましたー!ってな感じでした。我々夫婦はこの人力社コンビのノリが大っ好きなのです。
表紙の「失敗したけど、どうにかなった!?」って、うちらの人生もうこれだよね!って。我が家の新たな家訓に加わりました。
やることなすこと無計画で無茶苦茶!だけど、だからこそ誰もやらないようなことまで挑んで、強引になんとかしちゃってます。
失敗こそ、人生成功の秘訣だということを、体を張って見せつけてくれる一冊。
我々も「また失敗しちまったぜ、ぐはははは!」と人生笑い飛ばせるようになりたいものだと、心のバイブル本です。
お次はセルフビルドを志す者で、その名を知らぬものはいないともいわれるとかいわないとか、伝説の名著「自分で我が家を作る本」。
元々の出版は2006年とのことなので、それから版を重ね、出版社を変え、多くの方に読み続けられているようです。
最初に読んだのは何年前だったのか、当時何で読んだのかわからないけど、普通の人に家が作れるの!?と、だれもが思う疑問。でもつくってしまったのです。基本一人で。改めて読んでみると、この方は書き方もとても上手い!シンプルにわかりやすく要点を押さえていて、噛めば噛むほどスルメのように味わい深く楽しめる一冊。まずはこれ!
こちらもまたすんばらしい名著!!ほんの小ぶりな小屋の様々な工法による実例から住めるような家まで、実に様々な工法やタイプの「小屋」の作り方実例集。何度借りても読み切れない…。通算何回借りたことか…。欲しいです。とても。でも借り続けるわたし。
こちらの本は、ガッツリとんこつ醤油!や濃厚味噌!な感じが多いセルフビルド本の中にあって、「あっさり塩」な感じです。
もと建築業界の現場監督だった方で、家を建てる時にかかるお金の内訳を眺めて、これ大部分が、自分でやれば削れるんじゃないか?てなことで自分で建てちゃった!という感じです。
なんというか、あまり苦労して建てたという印象がない?
なんでかなーと考えてみて、なるほど、大工のプロではないけど、家を建てるプロが建てたからなんだ!と、当たり前のことに気づきました。
素人が「自分でやる苦労」の大部分、それは作業そのものもさることながら、そこにたどり着くまでのいろんな下準備。これがものすごく時間と労力を要するのです。
素人は、何をやるにもまず勉強からはじまります。
そこから、塗料ひとつとっても、星の数ほどもある商品の中から適切な(と思われる)ものをチョイスして、トライ&エラーを繰り返しながらゆっくりと進んでいくわけです。
そういった下準備の部分を、現場監督時代にある程度終わらせていたことで、あれよあれよと、わずか6か月で家を建ててしまえたのだなーと、今、羨ましく思います。
なので、この本を読んで、同じように建てられるかといえばそれはないので、ご注意を!
塩ラーメンも好きです。
こちらは奥さんが見つけてきました。どちらかというと私にとっては現実を直視しなくてはいけない内容なので、まあ、だからこそ一番読まなきゃいけない内容なので、勇気を出して読み進めました。かなり本気な本です。雨漏り、老朽化、白蟻、腐朽菌、どんなケースでどんな壊れ方、つぶれ方をしたのか。超豊富な実例と、鬼のように細かいデータ分析、根拠と対策。いやはやもう勘弁してください…精一杯頑張りますから…。と、ひれ伏したくなるような凝縮された気合の一冊です。「決定版」は伊達じゃない!!
そしてこちら。人力社の坂口氏が、「古民家再生」の後、6年の歳月を経て完成させたマイホーム!!思い出していつでもじんわりなるくらい。感動。感動…。
ビルド開始時に生まれた子供が、ハイハイして、タッチして、おしゃべりするようになって、幼稚園へ行って、家が建つ頃には小学生になってしまいました。
坂口さんは「古民家再生」の時に、ジグソーと丸ノコの区別もつかないような本気の素人だったのです。
そんな人が、気合と持ち前の楽天心と、良い人材を集める人柄と、家族への愛とかで、ほんとに家を建ててしまったのです。
何度も何度も投げ出したくなるような失敗を重ねて…。雪に…され、玄関は…され…。
書いてて泣けてきた…。
とにかく、セルフリフォームでつらい時があっても、「坂口さんは6年頑張ったんだ」と思えば、乗り越えられないことなんてないってくらい、心の支えになっています。この場を借りて、人力社のお二人と、そしてたくさんの知識と勇気を与えてくれた先輩方に感謝いたします。そして、お疲れさまでした!
そして、私のセルフリフォームはまだまだこれからだーー!!
本編に続く…
→七草セルフリフォーム日記8~新しい梁を入れる
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