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さて、バランスの悪かったワラカッター(ダジャレじゃないよ。でもラップになりそう。)を、たまたま空いていたスペースにひとまず避難。
もうとにかく農作業のスケジュールはケツカッチンなので、麦刈りをやってしまおう!とはじめてみると…
これが思いのほかバッチリ!!!
自作脱穀機による麦の収穫
麦を手で刈る→脱穀→ワラカッター と収穫作業が流れるように展開!!実にスムーズ!!
ワラカッターの実力も大変素晴らしい!!
麦穂の調整作業は別で、ブルーシートを広げてやることにしました。
脱穀部のプラBOXに麦穂がたまったら、
手づくりのバラシ網に麦穂をあけて、手でごりごりやると、穂がバラバラになります。バラバラの穂がたまったら、
今度はそれを扇風機で風選します。
もうこれで、もみすり前の玄麦の状態になります。
カサはほぼ玄麦と一緒!!
「刈り取ったその場で玄麦の状態までカサを減らす」
ついに…念願叶いました!!!!
むしろバラシも風選も、アルミ台車の上でチマチマやるより、広々と別でやる方がやりやすいし、シンプルだし、つくらなくていいし…
あれ?じゃあ、これで…完成でよいのでは?
というわけで、当初想定していたハーベスターと呼べるような、複合収穫機とはならず、
言うならば『手押し式自動脱穀機(ワラカッター付き )』という感じになりました。
これにより、刈り取り+「脱穀・調整・ワラを細かくしてばら撒く」という目的は無事達し、革命的に麦刈りの効率が改善しました!!
うまくいって、しかも、刈り取りに間に合ってほんとうによかったです!!!
収穫後の麦畑の様子。麦わらが、畑にばらまかれ、わらマルチとしての役割を果たします。
<PS.その他こまかな点>
軸の磨り減りは、機械油を差したことで、無事に解決!
麦のこぼれ防止トレーは、邪魔なだけであんまり必要なかったので取っ払いました。
動力クラッチは無しでも大丈夫そうでした。
あと、麦の収穫は2018年6月の出来事です。
ゆっくり更新&長文にお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
(ハーベスターの自作に挑戦!シリーズ・完)
<シリーズ目次>
・ハーベスター(原動機付き収穫機)の自作に挑戦!!<1>
・ハーベスターの自作に挑戦!<2>~動力源の選定
・ハーベスターの自作に挑戦!<3>~こぎ胴の制作
・ハーベスターの自作に挑戦!<4>~レイアウトの決定
・ハーベスターの自作に挑戦!<5>~脱穀部の設計
・ハーベスターの自作に挑戦!<6>~はじめてのVプーリー注文
・ハーベスターの自作に挑戦!<7>~はめあい公差
・ハーベスターの自作に挑戦!<8>~組み上げ→試運転
・ハーベスターの自作に挑戦!<9>~各部改良、調整
・ハーベスターの自作に挑戦!<10>~小麦の収穫・完成!!
なるべく誰にでもできる方法で、と模索しているのですが、少人数でやるとなると、やはりある程度動力機械の力を借りざるを得ないですね。
同じようなことに挑戦されている方が他にもいるのを嬉しく思います!
暑さに気を付けてお元気で。