新暦の11/7(旧暦の10/2)は「立冬」だそうで、この日から「節分」までが冬なのだそうです。
というわけで、最近は朝5時に起きても太陽の方が寝ぼすけで、まだ真っ暗。6時ごろになってようやく明るくなりはじめます。気温も急に冷え込むようになり、畑にも若干ですが霜が下りるようになってきました。
写真は後から植えた自作苗白菜のおチビさん。葉っぱが半凍りになってます!
そんな状態でもたくましく成長していく野菜たち。地面が氷のように冷たく、足がかじかみますが僕も頑張らねば!
冬になってみてよ~くわかったのが「タネまきのタイミング」の重要さ。
気温が下がってくると野菜の生長スピードはグンと落ちます。
タネの袋や、各種畑本に書いてあった「気温が下がるまでに成長させておく」という言葉の意味をやっと理解しました。
逆に早過ぎれば暑さや虫にやられてしまったりもします。
この、毎年変わる早くも遅くもない絶妙なタイミングはお百姓さんの長年の経験によってのみ得られるものなのでしょう。
江戸時代、自然と対話しながら生きる農民が「神の側近」とまで言われていたのもうなずけます。
こちらは家の庭のほうれん草。芽が出たからと言っても油断禁物!
こちらは水菜。先に出た芽は大分虫にやられてしまったので今度こそ大切に育てたいです。
庭には他にも「東京べか菜」と「春菊」も蒔いてみました。
こちらは今朝の畑の白菜にて。
害虫もいなくなったけど、他の虫たちもいなくなって少し寂しいです。
カエルも冬眠をはじめたようです。また春に会おうぜ。
まだうまく言葉にはできないのだけど、僕はこの歳になってようやく『冬』という季節の本当の意味を知ることができているような気がします。
いろんなものが静かになってきました。
そしてそんな冬が、僕は何故だか好きなのです。