大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラントの悩みのご相談を受ける部位は、上顎の事が多いです。

2008年06月13日 | ニュートンドクター見て下さい。
前歯が歯周病とか割れてとかで抜歯になり、インプラントと言う方で、GBR骨造成とかを持ちかけられている方が、本当に多いです。
外傷、交通事故とかの大きな骨の欠損に到っている方以外は、私はそこまで大きな手術をする事に賛成出来ません。
何故なら、殆どの方がそこまでの事をしないでもチャンとインプラントも入るし、治せるからです。

気の毒なのは、交通事故とかで前歯の部位をかなり損傷して失った方です。
こう言う方の場合は、仕方がないので、大学病院等にお願いしてブロック移植等をお願いしなければいけない事もあります。

しかし、そう言う方以外の場合は、そこまで大げさな手術をする必要は殆どないだろうと、と言うのが私の意見です。
勿論、極端な重症歯周病等で、歯茎に高さの差が生じている場合は、その患者さんが審美性に拘っている場合は、患者さんの要望によりする場合もあるでしょう。
が、現実にはそこまで重症な方の場合は、審美性を問う前にまず機能回復を強く望まれるので、結局ALL-ON-4とかが流行るのです。

ALL-ON-4は、ポルトガルと日本だけで流行しているもので、私は日本人には適用が難しい、特に上顎には難しいと指摘し続けています。
理想をネットとかで宣伝する事は、商業的なものでしかなく、絵に描いた餅であるである事が多いのです。

その癖、他院でGBRとかサイナスリフトが必要だと言われて相談に見えた方で、私がそう言う治療をした事は全くないのが事実です。
つまり、現実の話として、そこまでしないでも済む方々に、DRが未熟で勧めていると言う厳然たる事実が存在しているのです。

しかももっと大きな問題は、そう言う治療を進めるDRほど自分はインプラント医の中でも上のレベルで、難しい治療が出来るDRだと信じている事です。
GBRやサイナスリフトは、勿論普通のレベルの治療ではない難しい治療です。
しかし、何でもかんでもしてしまうとしたら、それは大きな問題でしょう。

その見極め、診断等が、そのDRの腕と完全に連関し、診断治療されている事が問題なのです。
つまり、自分が出来る範囲内で何とかしてしまおうとする、そのプライドに大きな問題があるのです。

そこにあるのは患者さんへの思いではなく、DRのやってみたいと言う栄誉欲かもしれません。
そう言う気持ちが微塵もないかどうか、よくよくDRは自らを見詰める気持ちを持つべきだと私は信じます。
そして患者さんも、その辺の見極めを一所懸命にするべきでしょう。

相談に見える患者さん達が尽くGBRとかサイナスリフトとかで悩んで来られる現状を見ていると、寒々とした気持ちになるのです。

本当にそこまでしなければいけないのかどうか?
DRは勿論患者さんも、何とかならないのか道を探す事を強くお勧めします。

患者さんを苦しめる手術ばかりが宣伝され、セミナーされる今のインプラント界に異論を唱える私です。

MI、即時、審美、痛くない、腫れない、辛くないインプラント治療、それこそが本道である、と強く主張します。