大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント奮戦記③

2008年06月19日 | ニュートンドクター見て下さい。
今日ご紹介するのは、昔からの患者さんです。
上顎の小臼歯の根が割れてしまって、相当に膿んでしまいました。
3DXを見ても結構難しい状況です。

普通のレベルでしたら、抜歯してソケットプリザベーションして、骨が痩せないようにするだけで精一杯でしょう。
しかし、、患者さんは昔からの付き合いなので、1回で何とかして欲しい、と熱望されていて、いつものように抜歯即時植立、即時荷重、同時GBR骨造成、歯肉再生審美仮歯治療と成りました。

所が抜歯で大変な事が判明しました。
根が割れている原因が、癒着だったのです。

骨とか歯がしっかりしていて、噛む力の強い方は、こう言う現象が時に起きてしまいます。
噛む力と骨に歯が挟まれて割れてしまうのです。
しかも噛む力で骨に根が押し付けられている為に、癒着してしまうようなのです。

抜歯はばらばらの根を丹念に骨との癒着部を剥がしながら、全ての根を取り切って行きます。
拡大鏡で十分に確認しないと、少しの取り残しがあったら、インプラントに悪影響があるからです。

膿んでいる為に骨も相当に溶けてしまっていて、失われていました。
なのに即時植立、即時荷重しなければいけないので、方向と方法が物凄く大変でした。

しかし結果は大成功。
見事に35N以上で植立出来、無事審美的な仮歯の製作が出来ました。
勿論並行して、GBR骨造成を審美的歯肉を再生させるように治します。

この治療は、正にピンポイントで植立する事が求められ、大変でした。
が、患者さんは昔からの方なので、先生出来るじゃない、で終わりです。
私は苦笑いでした。
人の苦労も知らんで・・・、まあ上手く行ったからこそですね。

奮戦は毎日毎日続きますが、患者さんの為に頑張ります。

インプラントの前歯の植立位置について

2008年06月19日 | ニュートンドクター見て下さい。
前歯のインプラントは植立位置が全てを決定します。
今の考え方では、植立終了した段階で、インプラントの歯肉が隣にある歯の歯肉よりも1mm位上に来ているように植立すべきであると分っています。

最近流行っているフラップレス手術で歯肉を切り取って植立する方法も、この原則に配慮して植立位置と深さをしっかりと決めるようにしないといけないと言われています。
歯肉の切り取り方でも、レーザーを使用する事が最近出始めていますが、それよりも切り取る位置と深さの扱いが非常に重要です。

歯科用3DCTを用いて骨の位置形態を把握して、寸分違わず植立する事出来る事が非常に有効であり、MI最小限の侵襲で最大限の成果を挙げるものとして勧められます。
やはり歯科用3DCTが大切である、と言うのが次代のスタンダードなのです。

当院は2年以上前から3DXCTを導入し、真のMIを実践しております。
腫れなし、痛みなし、快適最速インプラント治療は、即時荷重審美インプラント治療から始まります。

インプラント治療で審美の前歯の領域における注意点

2008年06月19日 | ニュートンドクター見て下さい。
現在世界のインプラント界で最もホットな話題が、前歯部の複数歯の植立治療です。
この領域に関しては論争中なのですが、隣接する所に隙間なく詰めて植立する事は避けるべきである、と言う意見で方向性は統一されて来ているようです。

なので、基本的にはインプラント部ブリッジ処理の仕方で治すのが正しいと、現時点では世界的にコンセンサスが得られています。
インプラントは虫歯には成りませんので、ブリッジで治しても、歯肉のメインテナンスで頑張れば問題ないとされています。

なので、やたら目たら植立する手法とかは、全くナンセンスであり、現在は批判される方法であると言う事です。
余程の問題がない限り、現在はやたら目たらは植立しません。
それも患者さんは覚えて置いて頂くと、真っ当なインプラント治療をしているかどうか見抜けるでしょう。



インプラント治療の仕上げでの補綴物の歯並びの理想的状態とは

2008年06月19日 | ニュートンドクター見て下さい。
インプラント治療でだけではなく、歯科治療の被せ物、補綴治療が終了した時点で、理想的状態は綺麗に歯が並んでいる事です。
これはどう言う事かと言うと、隣り合う歯同士が横に並んでいて、高さの極端な差がなく、噛み合う面から見て横にずれていない状態であると言う事です。

意外に、補綴が入った状態であるにもかかわらず、高さの差があったり、横にずれていたりしているのはとてもまともな治療とは言えません。
歯並びが凸凹しているのは、おかしいと言う事です。

綺麗に白い歯が入っていてそれで満足していてはいけないのです。
全体的に見て並び方が緩やかなカーブを描いて綺麗に並んでいるかどうか、それを判定基準としてDRの腕を見抜いて下さい。

真っ当な治療をしてくれるインプラントDRを必ず選ぶ事が、結果的に身を守ります。
真っ当でない所は、自ずと異質な行動ばかりして、自ら転ぶでしょう。
それに患者さん自身が巻き込まれてはいけません。

真っ当なインプラント治療、それが当院のテーマです。

インプラント上補綴で審美的に治療した場合は基本的には歯間ブラシは使用しないのがルールです。

2008年06月19日 | ニュートンドクター見て下さい。
現在インプラント治療はどんどん審美的要件が強くなり、メンテナンスも昔と相当に変わりました。
一番大きな違いはインプラント上補綴物のメインテナンスでは、歯間ブラシの使用は考え直した方が良いらしいと言う事が分って来ています。

少し専門的に成りますが説明すると、インプラントを取り巻く歯茎と天然歯を取り巻く歯茎はその様相が違い、天然歯のメインテナンスとは違うのだ、と分って来ているのです。
その為に歯間ブラシ等を使用し過ぎると、歯茎が下がってしまって逆にプラークの停滞が起こり、余計に大変になる、とされています。

なのでインプラント医はチャンと勉強しているDRは、歯間ブラシを余りインプラントでは勧めなくなって来ているのです。

勿論、重症歯周病の方で、隙間のある方では使用する価値がありますが、隙間がない所に押し込んでまで使用させるのは危険である、とほぼ判明しています。
歯間ブラシの写真まで出して宣伝する等の行為は、持っての外なのです。

インプラントをするなら、チャンと新しい勉強をしているDRを選びましょう。
今週末も市川で臨床歯周病学会です。
こう言うものにキチンと出席するDRこそ安全でしょう。

植立本数とかで決めるのは、とても危険な行為と思います。