大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント極めるには総義歯から11 技工士さん、歯科医へ送る総義歯臨床の鉄則

2011年06月17日 | 日々のインプラント臨床の話
お約束通りに、早めにアップします。前回の続きです。

上顎の咬合床は完成出来ましたでしょうか?

ロウ提の段階で、既に前後左右のバランスで顔面に対して綺麗に出来ている事が非常に重要な事を繰り返して置きます。

それが終了したら、4,6相当部にBB弾を半分埋め込む、これで咬合採得の準備が出来ました。

上顎の咬合床は、簡単に落ちないようにファストン、粉末状の糊を使って患者さんの口腔内に入れて置いて下さい。

ファストンは付け過ぎない事、パラパラで良いです。

いよいよ下顎に咬合床を入れて、咬合位を決めて行かなければいけません。

下顎のロウ提は、必ず臼歯部だけ、分かり難ければ犬歯部相当の後ろ辺りから臼歯後隆起までだけに付けます。

パラフィンワックスを軟化して、10mm位の幅で厚みは5枚分程度で付けて下さい。

そして、ロウ提が温かくて柔らかいうちに口腔内に入れて噛ませ、BB弾の圧痕を付けます。

咬合の高さは、丁度良い所から低いなと思える所まで噛ませるのがコツです。

勿論、咬合床の当たりとかがない状態で、痛んでいないかどうかが凄く重要です。

少しでも痛む時には、そちらの調整を最優先して下さい。

咬合を決める時には痛くない事、これは必須条件です。

前歯にロウ提を付けないのは、患者さんが前噛みにならないようにです。

奥で噛んで下さいね、と必ず良く説明して置き、顎の先を軽く支え誘導するのが良いでしょう。

この時に、おずおずと噛む患者さんがいますが、これが一番拙いです。

余り意識させずに、すっと噛ませる、これがベストです。

但し、いきなりのパッと噛んでしまうのもいけません。

これらは患者さんには意外に難しいことなので、事前に練習させて置くと良いでしょう。

無意識ですっと噛む、が正解です。

必ず、低いなと言う所まで噛ませて下さい。

これもコツです。

低い位置まで噛み込ませると、顎は必ず後ろに行過ぎない関節にきちんと骨同士が噛み合っている状態になるからです。

そして、下顎のロウ提を取り出して診て下さい。

BB弾の痕が4つとも綺麗に出ていますか?

出ていればOK、次に行けます。

まず始めのうちは4つとも綺麗には出て来ないでしょう。

それが普通です。

はみ出ているロウ提は綺麗にして違和感のないように下さい。

では圧痕にワックスを注いで、又すっと噛ませます。

これを何度か調整して、4つが均等になるようにして下さい。

ここが肝です。

もしかしたら、BB弾の位置が悪いかも知れません。

その場合は、BB弾の位置を治して下さい。

そして、そのBB弾が噛みそうな所を軟化して噛ませて圧痕を作って下さい。

下のロウ提の修整も同様です。

とにかく4つの圧痕が綺麗に出ること、これをして下さい。

そうこうしながら、少しずつ咬合を上げて行って下さい。

BB弾の窪みだけで修整が出来るのが、この方法の利点です。

しかも、左右前後のバランスも見れるのです。

4つが均等になれば、顎の位置はかなり良い位置に来ている、と判定出来ます。

BB弾は半分で4mmありますから、その範囲内で咬合の高さはまず良い所まで上がる筈です。

圧痕が均等かな、と成ったら、シリコン印象材で圧痕が均等なのを確かめて下さい。

上手に出来ていると、患者さんはもうすっすっと何度でもそこで綺麗に噛める筈です。

ここまで出来て、咬合位は決定できました。


重要な概念、咬合の高さに付いてですが、先生方の美観と患者さんの望みで計って、丁度良い所にして下さい。

無責任のようですが、それがベストなのです。

先生方は歯科医ですから雰囲気で分かるでしょうし、患者さんも自分の顔ですからこれ位と言う希望がある筈だからです。


BB弾4つ球使っての方法、是非やって見て下さい。


それでは次回、いよいよ咬合圧印象です。

6月16日(木)のつぶやき

2011年06月17日 | Weblog
09:48 from web
さて、今日は2回法インプラントへの素直な疑問を連続でツイートして行きたいと思う。1回法と2回法では全く設計思想、コンセプトが違う。しかし、巷ではインプラントで一括りに語られ、患者さん始め一般の方は、何がなんだか分からないことばかりだろう、と思われるので。専門家の素直な疑問を書く。
09:52 from web
前置きとして、歯科医は自分が使ってきているインプラントは良く知っているが、経験のないものは意外に知らない。これは患者さん達は良く知って置いた方が良い。使っているインプラントの情報の差異、誤差、ドグマが根底にある事は、さりげなく覚えて置いた方が良い。必ず片寄っている、と言うことだ。
09:55 from web
公平な眼、言い換えれば科学的考察とは、常に条件を揃えて、ある一つの条件だけを変えて実験をしないと答が出ない。色々な条件でそれを繰り返して、何が正しい、こうした方が良いと分かって定理になる。となるとインプラントだけを変えて、同じ条件で比較検討しないとインプラントごとの差が分らない。
10:04 from web
では、2回法への疑問1。2回法のインプラントは、必ず骨に埋まったインプラント部分と、歯肉を突き抜けて歯冠を支えるアバットメント部がネジで捻じ込まれて接合され、アバットメントに歯冠を装着する方式しかない。それぞれの接合部の隙間、機械的な誤差、隙間は、細菌感染に対して大丈夫なのか?
10:08 from web
最近流行の審美的なインプラント治療ではインプラント体は、歯茎の際から4mm必ず埋める事になっている。となるとインプラントとアバットメントのネジの接合部は間違いなく骨の中に入るのだが、その隙間への細菌感染、機械的緩みは本当に大丈夫なのだろうか?プラットフォームスイッチすれば大丈夫?
10:13 from web
2回法インプラントへの疑問2。インプラントとアバットメントの接合方式でエクスターナルと言う外側に出ている接合用の加工と、インターナルと言うインプラントの内側にある接合用の加工での、データ上の違いは何処まであるのか?インターナル流行で、インプラントの接合部の厚みは薄くなるが大丈夫?
10:18 from web
2回法インプラントへの疑問3。プラットフォームスイッチングが大流行しているが、接合部の段差、平面の細菌の停滞、それまでも細菌が乗り越えてしまったらどうなるのだろうか?2回法インプラントのメインテナンスでアバットメント外すと、必ず歯周病の匂いがするのだが、それは慢性的炎症継続では?
10:28 from web
2回法インプラントへの疑問4。2回法はインプラントとアバットメントを必ずネジ留めにする構造になってる訳で、咬合力は全てその小さいネジが負担している事に成ると思うのだが、それで本当に大丈夫なのだろうか?それが折れる事で過剰な力からインプラントを守ると言うが、それだけで済むのか?
10:32 from web
2回法インプラントへの疑問5。結局2回の手術方式を主張していた筈が、条件の恵まれているものは1回法に準じて手術するようになっている。これは特に海外で顕著だ。ではゴールドスタンダードは今でも2回法の手術なのか?その方が感染に弱いと言うデータも出始めているが、どう言う事なのだろうか?
10:40 from web
2回法インプラントへの疑問6。インプラント植立とアバットメントの方向、要するに歯冠の方向性がずれていて、歯冠が良い位置に来るようにアバットメントで修整する訳だが、そのズレが元でネジに掛る力は大丈夫なのだろうか?インプラント20年、30年時代を迎えて、次を考える時に疑問は尽きない。
14:21 from web
RT @kikumaco: ひどい下痢で「放射能のせいだ。でも、医者には判らないに決まってる」とか言ってる暇があったら、医者でウィルス性じゃないかどうか確認してもらったほうがいいです。ノロだったら結構大変だよ
19:16 from Keitai Web
人身事故の為、品川駅まで大変なことになってます。 http://t.co/K22Qa7l
by mgenchan on Twitter