4つ球BB弾で綺麗に均等に圧痕が、患者さんが痛みなく、再現性を持って創り上げられましたか?
これが出来ているのかどうかが、総義歯修得の難関中の難関です。
安定している床、バランス良く形成されたロウ提、そして、患者さんが痛まない剛性、どれ一つとして欠かせません。
注意すべきは、何処かが片寄って当たりだすと、患者さんは痛みを覚え、顎をずらしてしまうのです。
これを防ぐには片寄らないようにできること、これに尽きます。
患者さんの能力で出来る範囲内で奥がみをしてもらう、その為には座っている姿勢、足、腰のバランスが取れているのかどうかまで診れなければなりません。
総義歯は波間に浮かぶ船です。
バランスこそが全て、これを決して忘れないで下さい。
さていよいよ咬合圧印象です。
チキソトロピーの良い印象材を使って下さい。
私はGCのエグザデンチャーを使っています。
これをまず上顎の内面にジャムを塗るように塗り付け、口腔内に戻し安定すべき位置へ圧を掛けて行き、患者さんに咬合していただきます。
この時に、4つ球がカチッと元の位置に入る事が何よりも重要です、
そして患者さんには噛んで貰ったまま、口腔前庭に指を入れて粘膜を動かします。
所謂筋形成に似た操作をする訳です。
更に、頬の表面からも頬全体を撫で付けて出っ張り過ぎないように形を作ります。
これらの操作を手早く済ませ、後は効果待ちです。
この時のコツは、患者さん自身の力加減、どれだけカチッと噛めるのかが重要です。
力を入れ過ぎるのでもなく、抜き過ぎるのでもなく、適度な加減。
1発では難しいので、接着剤を塗らないで何回か練習していただくと良いでしょう。
出来上がりの状態の判定は、綺麗に均等に印象が取れていること、表面がてかっている事、形が綺麗な事、です。
上顎はそんな難しくない筈です。
辺縁からはみ出過ぎた印象材は、良く切れるナイフで切り取って下さい。
そして、下顎へ。
方法は同じです。
ジャム塗る程度で内面に印象剤を塗り、噛んでいただく。
口腔前庭、頬指で動かして形を作る。
固まるまで待つ。
コツは4つ球が元の位置に戻っている事。
何回か練習してから本番。
所が、下顎には舌があります。
これが難しい。
特に難症例に患者さんほど、舌が変形していたり、片寄っていたりして綺麗な形を作ってくれないからです。
難症例になってしまった患者さんは、正しい舌の良い形を知らない。
忘れてしまっているのです。
研究用模型印象の時のお話で書いていると思うのですが、先生がトレーを入れて実演し真似させる、これしかありません。
正しい舌の形は、下顎の内面をさりげなく満たしています。
アーンと開口した時に舌の先は下顎の前歯の内面にあります。
が、総義歯前歯がないので患者さんは忘れてしまうのです。
なので、どうしても難しい患者さんには咬合床内面に突起を付けて、それを舐める、軽く触れる状態にして舌の力を抜いて貰うのです。
実はこの作業は咬合位を決める時にして置いた方が良いかもしれないのです。
しかし、4つ球に集中していただいて、均等を目指す事で、舌の位置、形を患者さんに意識させず修整をしたかったので、今書いています。
つまり、4つ球は必ず患者さんにも見せて、こう言う感じだからここで本当に毎回キチンと噛める?と問い掛けながら、協力し合いながらして行くのがコツのコツなのです。
御免なさい、最初っから答えを書き過ぎると、腕上がる邪魔になるので、意図的に構成をしています。
下顎の咬合圧印象は、実は舌の内面特に舌下部、ヒダを如何に綺麗に再現できるのか?なんです。
結構難しいですよ。
正しい位置で、それなりに力を込めて貰う。
実は唾をゴクンと飲んでいただくと良いんです。
印象材を飲まさずにですよ。
後、前歯部の唇側の独特の凹みを再現する事。
これも大事です。
力が入る頬棚、モダイオラスは割りとやり易いので、誰でも出来るでしょう。
顎舌骨筋線より下、奥の方も採り易いところですから大丈夫と思います。
難しいのは舌と義歯の相互関係を形作ること、です。
では、頑張って修練して下さい。
これが出来ているのかどうかが、総義歯修得の難関中の難関です。
安定している床、バランス良く形成されたロウ提、そして、患者さんが痛まない剛性、どれ一つとして欠かせません。
注意すべきは、何処かが片寄って当たりだすと、患者さんは痛みを覚え、顎をずらしてしまうのです。
これを防ぐには片寄らないようにできること、これに尽きます。
患者さんの能力で出来る範囲内で奥がみをしてもらう、その為には座っている姿勢、足、腰のバランスが取れているのかどうかまで診れなければなりません。
総義歯は波間に浮かぶ船です。
バランスこそが全て、これを決して忘れないで下さい。
さていよいよ咬合圧印象です。
チキソトロピーの良い印象材を使って下さい。
私はGCのエグザデンチャーを使っています。
これをまず上顎の内面にジャムを塗るように塗り付け、口腔内に戻し安定すべき位置へ圧を掛けて行き、患者さんに咬合していただきます。
この時に、4つ球がカチッと元の位置に入る事が何よりも重要です、
そして患者さんには噛んで貰ったまま、口腔前庭に指を入れて粘膜を動かします。
所謂筋形成に似た操作をする訳です。
更に、頬の表面からも頬全体を撫で付けて出っ張り過ぎないように形を作ります。
これらの操作を手早く済ませ、後は効果待ちです。
この時のコツは、患者さん自身の力加減、どれだけカチッと噛めるのかが重要です。
力を入れ過ぎるのでもなく、抜き過ぎるのでもなく、適度な加減。
1発では難しいので、接着剤を塗らないで何回か練習していただくと良いでしょう。
出来上がりの状態の判定は、綺麗に均等に印象が取れていること、表面がてかっている事、形が綺麗な事、です。
上顎はそんな難しくない筈です。
辺縁からはみ出過ぎた印象材は、良く切れるナイフで切り取って下さい。
そして、下顎へ。
方法は同じです。
ジャム塗る程度で内面に印象剤を塗り、噛んでいただく。
口腔前庭、頬指で動かして形を作る。
固まるまで待つ。
コツは4つ球が元の位置に戻っている事。
何回か練習してから本番。
所が、下顎には舌があります。
これが難しい。
特に難症例に患者さんほど、舌が変形していたり、片寄っていたりして綺麗な形を作ってくれないからです。
難症例になってしまった患者さんは、正しい舌の良い形を知らない。
忘れてしまっているのです。
研究用模型印象の時のお話で書いていると思うのですが、先生がトレーを入れて実演し真似させる、これしかありません。
正しい舌の形は、下顎の内面をさりげなく満たしています。
アーンと開口した時に舌の先は下顎の前歯の内面にあります。
が、総義歯前歯がないので患者さんは忘れてしまうのです。
なので、どうしても難しい患者さんには咬合床内面に突起を付けて、それを舐める、軽く触れる状態にして舌の力を抜いて貰うのです。
実はこの作業は咬合位を決める時にして置いた方が良いかもしれないのです。
しかし、4つ球に集中していただいて、均等を目指す事で、舌の位置、形を患者さんに意識させず修整をしたかったので、今書いています。
つまり、4つ球は必ず患者さんにも見せて、こう言う感じだからここで本当に毎回キチンと噛める?と問い掛けながら、協力し合いながらして行くのがコツのコツなのです。
御免なさい、最初っから答えを書き過ぎると、腕上がる邪魔になるので、意図的に構成をしています。
下顎の咬合圧印象は、実は舌の内面特に舌下部、ヒダを如何に綺麗に再現できるのか?なんです。
結構難しいですよ。
正しい位置で、それなりに力を込めて貰う。
実は唾をゴクンと飲んでいただくと良いんです。
印象材を飲まさずにですよ。
後、前歯部の唇側の独特の凹みを再現する事。
これも大事です。
力が入る頬棚、モダイオラスは割りとやり易いので、誰でも出来るでしょう。
顎舌骨筋線より下、奥の方も採り易いところですから大丈夫と思います。
難しいのは舌と義歯の相互関係を形作ること、です。
では、頑張って修練して下さい。