先日オレンジステーションスタンプを押しに行った際に撮影しました。
津奈木駅の前には、孝女千代さんの像があります。
孝女千代さんとは、昔、孝子、孝女という制度がありました。
呼んで字のごとく、親孝行のの男子と女子の事です。
地元で親孝行の男子や女子が居ると、地元の方が推薦して認められれば、孝子や孝女となり、褒美を頂けたそうです。
千代さんについては、推薦されたある冬の事、役人が家の壁の節穴から覗いていると、両親は囲炉裏に当たっているのに、千代さんは、先に布団に寝ていたそうです。
役人が、「どこが孝女だ。」と見ていると、布団から出て来た千代さんが「お布団が温まりました。」「どうぞ休んでください。」と両親を案内したそうです。
そのいういろんな視察を経て、孝女と認められた千代さんは、馬といろんな褒美をいただき、両親と幸せに暮らしたそうです。
そして津奈木には、千代さんが住んでいた地区を、千代という集落となり、孝女千代を称える千代塚が出来、徳富蘇峰なども石板に千代さんを称える書などが残っています。
津奈木町は、数十年前から芸術に力を入れていらして、町の至る所にブロンズ像があったり、美術館が早くから建てられたり、新しいものでは西野達さんの達仏の森だったり、芸術家を津奈木町に読んでアートの町づくりに取り組まれています。
まずは孝女千代さん像。
駅舎の床にも、ホームにもタイルアートが施されています。
雪が残る津奈木駅へ入って来る肥薩おれんじ鉄道の列車。
たまたまタイミングが合って、撮れました。
タイルアートのホームと肥薩おれんじ鉄道車両。