移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ
2019年3~4月のアデレード行
2日目の午後。
マレーブリッジ
からホテルへの帰り道で立ち
寄ったのが、
前回は大雨
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rain_sim.gif)
で
ほとんど歩き回れなかった、
ドイツ村ハーンドルフ
期待していた以上の紅葉に感激
ここはアデレードに現存する最
古のドイツ村で、起源は1839年
までさかのぼります。キリスト
教プロテスタントとして迫害を
受けたルーテル教徒は、19世紀
に大挙して新大陸へと移住し、
ハーン船長率いる船でここに到
達した一団が船長の名を冠して
ハーンドルフ(ハーン村)を建設。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/cb/c7cfc68586026b051f787c7255e10f98.jpg)
ハーン船長の胸像
燃えるようなメープルリーフ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/69/24a455c8b4b02157fd83ee66d34d9e6d.jpg)
1885年に子どもたちが植えた300
本の街路樹が町のシンボルに。
今回は天気に恵まれて街歩き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/fd/96fd6040904b155a75f07af74f4c575e.jpg)
(※ワインセラー)
トタン屋根の形と錆がなんとも
雰囲気を醸し出すギャラリー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/e8/7a3722d1c166acd892789f2e8c8f59a0.jpg)
雨漏りしてもピカピカの新品に
変えられなそうな馴染み方(笑)
ここは前回食事をしたカフェ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/9e/98175eab1182e9eec500ca3aef335031.jpg)
カフェハウス
ドイツ式パブ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/beers.gif)
キャンドル専門店
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/19/ca6e5e3d9dc8e3278de964b230be45ed.jpg)
緑の縁取りでどの店も映える
ここはブドウ棚の縁取り
かつての製粉所、今はホテル
オールドミル
「ぜひ次回」と思っていたカフェ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/54/bf1c0f2a0a0a0f36d58326cfbbf8cec8.jpg)
現在は閉店してました。残念💦
アデレード市内からクルマで30分
で気軽に来れる小さなヨーロッパ
オーストラリアという異国での
二重の異国情緒でお得感![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0180.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
(👆単純なだけかも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
)
食事処も多いのでゆっくりして
ここで夕食でもよかった
のですが、また別の機会に
実はすでに予約がしてありました。
この日は結婚28周年記念日
前回も訪れていたアデレードの
ジョージス・オン・ウェイマス
この旅行は結婚記念旅行でした。
どこか静かに落ち着いて食事
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0050.gif)
が
できる場所で探していて再訪に。
チキンと
魚でいつもどおり
野菜の鮮度がピカ一です
ローカルワインを愉しみコーヒー
訪れるのにはいい時期でこれから
アデレードの結婚記念日![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cake_2.gif)
は何回もあるかもしれない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/21/a4f520d4d8cdf2ae2f4760409b87ac07.jpg)
(👆夫は大の紅葉フェチ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/3hearts.gif)
だし)
カーフェリーで渡った
マレー川
対岸は真っ平らな農村地帯で、
まっすぐ道路が延びるばかり。
オーストラリアらしい大平原
オーストラリアらしい大農場
道なりにやって来た場所は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/82/559376cedc01450fef880f3663567602.jpg)
マレーブリッジ、マレー橋
えっ
橋が2本ある![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0084.gif)
💦
どっちがマレー橋?
マレーブリッジが地名になっ
た場所を正面にして川の右が
マレー川道路橋、マレー橋
こちらがTheマレー橋でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/9b/44b3240a31b9722e5caa1f9c2683a5c2.jpg)
1878年完成、1879年開通
橋の建設労働者の集合写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/d0/df3e5e6c8241c4b83c9568ef263aae21.jpg)
(※南オーストラリア州立図書館)
1850年代にビクトリア州で金
が発見されると、マレー川は
南オーストラリア以東を結ぶ
水上交通の要となり、マナム
やマレーブリッジも栄え、橋
が建設され、写真にように当
初は鉄道と道路の兼用でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/6e/f7b9d96124571d7f419a33464b3f87b8.jpg)
今でも徒歩で渡れました
1885年にアデレードまで、翌
年アデレードからにメルボル
ンまでの鉄道が開通すると一
帯の重要性は飛躍的に増し、
1910年には1日16本の汽車が
通過するようになりました。
そして建設された鉄道専用の
赤い欄干のマレー橋鉄道橋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/4d/2a52628a198dfea48b0a62fb7ce617d1.jpg)
1925年完成
それで2本あるんですね
橋を渡りマレーブリッジへ
マレーブリッジは南オースト
ラリア州で5番目に大きい街
店も多くカフェでひと休み。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/84/f04b865c6b7c03e3715f409785e2c2b6.jpg)
レトロなコーヒーマシーン
店内全体がレトロテイストで
統一されていていてオーナー
のセンスとこだわりが伺え、
レトロ家具もコツコツ集めた
のではないかなと思います。
ビビッドなオレンジが古の
カリフォルニアンな感じ
コーヒーの仕上がりも違う
美味しかったです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/eb/957661d98213dedd31e9daf5f1c1caf3.jpg)
デベリーエスタブリッシュ
メントという名前の店
店の前に停まっていたのは
ホールデン。オーナーの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/81/4f36480c45783618618ca71b878fc411.jpg)
なんともクラッシックな色
残念ながら執筆時には閉店
2019年3~4月のアデレード行。
プラウドマリー号でのマレー川
のランチクルーズを終え、船着
き場であるマナムの町を散策
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a0/e05b7a3741ce2c118b0a81831a0e2b11.jpg)
マナムという名前はアボリジナ
ル語で「カモがたくさんいる場
所」という意味があるそう。
石垣が物語る町の歴史の長さ
NZやオーストラリアによくある
20世紀初頭で時計が止まったよ
うな場所でリバークルーズ船が
着く時以外は静かなものかも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/95/172dd798796d59643cf8e75880c0634d.jpg)
歯医者
郵便局
床屋
一番目立った古い建物は1882年
に建設され1911年に増築された
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/57/743c373f90d82c54d7d3893d8347dbe8.jpg)
マナム・インスティテュートで
現在は自治体所有のホールに。
これも20世紀初頭の建物。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/54/130e6bdd2e0dde487821b6c6b2422937.jpg)
1900年開業のプレトリアホテル
現在は酒屋兼バー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/beers.gif)
でした。
こんなアートがなんとも可愛く
のんびりした時間が過ぎていく。
クルーズから見たカーフェリー
乗り場に行くと、仕事を終えた
プラウドマリーがゆっくり航行
その後ろをカモメが飛んでる
お客もおらずエサになるような
食べ物が飛んでくる訳でもなく
ただただ船の後を飛んでいる
クルーズ中は「船が航行した後
川面を揺らすことで小魚か何か
が捕まえやすくなるから付いて
来る」という説明がありました
が、どう見てもただ追いかけて
くるだけでエサのためではない。
「だったらなんのため?」
と思っていましたが・・
無賃乗船のためだったのかも![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/light.gif)
乗客には見えない屋根にこんな
にカモメが乗っています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0084.gif)
先に乗ったら仲間を応援?自慢?
カモメのゲームとしか思えない
なんて可愛いの![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
カーフェリーはまさに道の延長
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/ad/7f1337a775e0b8bbcbf55bdf595cd932.jpg)
マレー川対岸になにがあるのか
とりあえず乗ってみよう
カウボーイハットの職員がオース
トラリアらしく無料で24時間稼働
こんなに大きなトラックも余裕で
渡っていきました。
ここに停泊していた
PSマリオン
1897年に建造された外輪船
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ab/7e18b17fc766f115c510c0100b9554e0.jpg)
後で調べたらマレー川クルーズ
の草分けの船で、1885年にアデ
レードまで鉄道が開通した後、
リバークルーズが人気化し、ア
デレードからの観光客は汽車を
降りた後マリオンに乗り換えて
クルーズを楽しんだそうです。
今でも現役なのがスゴ~い
そして私たちも対岸へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0034.gif)
2019年3~4月のアデレードの
2日目はホテルのカフェで開始
飲んだ後はそそくさと出発
高速道路を東に約100km行き
1時間半ほどかかる距離です。
着いたのはマナムという場所
早目に出たので早目に到着(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/39/9a02b656b069e20044aa538dd1208886.jpg)
大きな船が停まっていました。
キャプテンクック社が運行する
PSマレープリンセス号でした。
国内最大の外輪船なんだそうで
クラッシックな外輪が優美
コロナ前には3、4、7泊ツアー
がありました。リバークルーズ
は波もなく穏やかそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/4d/884430b496bc19876b623420cdf32f04.jpg)
うんとトシをとったら来てみる?
ちょうどツアーが終了したとこ
ろだったようでシェフが誰かに
「これから寝るぞーー💤💤」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/7e/046bbc332a8dd6857aca074c8662c40b.jpg)
泊まり込みの仕事でお疲れさま
ここはニューサウスウェールズ州
とビクトリア州の州境でもある
オーストラリア最長マレー川(全長
2,508km)の河畔で、最後は南オー
ストラリア州で海に注ぎます。
白いオウム、リトルコレラ(アカ
ビタイムジオウム)がこの一帯を
コロニーにしているようでした。
番でいる可愛いらしい鳥ですが
とにかく鳴き声がけたたましく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/18/8c7b26e74bf009017586aa7319ad1e88.jpg)
夕方になると寝床の取り合いな
のかコロニーの樹を飛び回り
それはそれは騒々しく鳴きます。
その数、数百ごころか数千と思
われ、住民の苦情でコロニーの
樹を切ってしまうこともある、
とどこかで読んだ事があります💦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/53/e5308559637dc90f616d42d425b82775.jpg)
ここは住人が少ないのか安住
の地になっているようでした。
マナムに来たのは別のクルーズ
プラウドマリー号のランチクル
ーズ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0050.gif)
に乗るためでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/c5/8ffe3d333814f2b5ba782874ad950e32.jpg)
月曜出発で所要時間1時間45分
思ったより広々とした船内
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/9f/ee90aea5836cc29927588f587c63fe4e.jpg)
揺れないせいか普通の家具
椅子は固定してありません
救命用ボート
マレー川を渡す無料カーフェリ
ーがあり無料なのは橋の代わり
道路の一部という発想だそう。
船は大河をゆるゆると進み
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/3a/77f7979729ea6513c75cb245928204df.jpg)
景色はあまり変わりません。
ランチは新鮮なサラダに
チキンだなんだで好み~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/b4/92877873dfa0a9fe7bc9e6b2cf6324ad.jpg)
この船も宿泊できるので食の
レベルが高く種類が多いのか。
だんだん地層が剥き出しに。
どこからともなくたくさんの
カモメが飛んできて船の後を
ついてきている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/ab/1bcc58f384f18e3634338a311ae457c5.jpg)
餌付けされている様子はなく
ただただ追いかけてくる
かなりの時間と距離で疲れて
着水しているのもいます。
でも数が減らないので、また
飛ぶのか他所から現れるのか
こんな鳥も混じって飛んでい
ました。トビなのかなぁ
一生懸命に船を追う姿が可愛く
飽きずに眺めていました。
(👆大の鳥好き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/3hearts.gif)
)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/73/acfe2ec354d60a5f57b9bc2d3d6c6a96.jpg)
船の1羽も仲間を見ています。
「みんな、がんばれ」とか?
景色より圧倒的に鳥を見ていた
気がしますが、オーストラリア
でリバークルーズはアリかも
さすが大陸。楽しみ方が多彩![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
(※マレー川に関しては
コチラも)
ノーステラスの写真を撮り撮り
歩いてきて、右に曲がって見え
てきたのは
アデレードオーバル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/31/d5d472a62f887f852f77a0182c3f12dd.jpg)
アデレード最大のスタジアム
通りにはクルマや人影がなく
バスが駐車しているばかり
白バイの警察官もいますが、
スマホを見ながら楽しそう。
「コレってアノせい
」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ac/3ef649937b40437478da48d4d6461da6.jpg)
通常ならぬ光景に事の重大さ
が理解できて焦り始めて・・
ほとんど駆け足でやってきた
オーバルは大声援に包まれ💦
無料のスタジアムに飛び込ん
だ時には、すでに試合終了
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a5/1b043b01bfa5f8a8017649167aae7d29.jpg)
両チームが握手をし合い、
表彰式の用意が始まっている
「どっちが勝ったの
💦」
と聞くまでもなく、翻る大旗は
地元アデレードクロウズの旗
この日、ここでフッティー
(オーストラリアンフットボー
ル、オージールールズと呼ば
れる競技)の女子プロリーグの
決勝戦が行われていました。
「フッティーでも女子だしな」
と知らずに舐めてかかったら、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/e7/bb2621c64370ec938b0ae4824a8738c4.jpg)
この人数に度肝を抜かれ反省
入場無料でしたが、この人数
は無料だけでは集められない。
本当の本当にフッティーが愛
されているのをつくづく感じ
女子ラグビーの決勝戦なら、
いったい何人集められたのか
とつい思ってしまったほど。
63対18なんて圧勝じゃん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/61/1cb5f61f8353bd3c641ca0b91f1a4b26.jpg)
メルボルンのカールトンは、
アデレードに乗り込んできて
コテンパン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0152.gif)
にされたよう。
感動の瞬間は見逃したけれど
喜びだけは分かち合った(笑)
カラス軍団おめでとう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/79/bdc3cc7357511de9885969734625ff1d.jpg)
(※クロウはカラスのこと)
NZにはいないし、黒猫を飼っ
てから黒い動物に愛着を感じ
カラスも愛おしく思えます
オーバルとカラウィラパリ
(トレンス川)の間の緑の公園
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/84/f8dbf5ab854035da8ea7a8ec5dd592e7.jpg)
クレスウェル・ガーデン
大きな黒鳥がヨチヨチ歩いて
わざわざ人の近くへ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/09/26cabd45c0dcf26b76e1e0d6140a5e9d.jpg)
みんな笑顔になります。
ボートにはカラスも。
街は観戦を終えた人で溢れ
み~んな笑顔でハッピー
飲食店はサポーターで混み合い
そうだし、クルマ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0034.gif)
もあるしで
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/da/ff2109002745267741713ee5bcc3b1a7.jpg)
べトナム料理
メイキッチン再訪
郊外なのでクルマがないと行
けませんが、混み合う人気店。
コールドロールに
ミートボール
チキンフォー
香味野菜たっぷりで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/22/df99701b213b4e63627bb236c2efdbe0.jpg)
他にもいろいろ試してみたい
もののフォーを卒業できない💦
ホテルに戻って決勝戦を復習
男子同様に異次元の身体能力
フッティーってホントすごい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/33/b31fcb2757fc2e02f071aeba8e535fa2.jpg)
こんな女子がラグビーやった
らNZ女子の国代表ブラック
ファーンズは勝てないかも
2019年3~4月は2回目のアデレード
へ行っていました。前年に投資物件
アデレードの子を購入以来初訪問
前回は
5泊6日が44本にもなった
ので、今回何本になるのか見当
もつきませんが、写真が3,600枚
以上あって、頭がクラクラ~
写真が2,600枚以上あった
ハワイ
がかなり駆け足
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0216.gif)
ながらも21本に
まとまったので、どうかなぁ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_zzz.gif)
と
思いつつアデレード旅行記開始
=============
NZ航空のアデレード行きは朝が
早く、ボーっとしながら空港、
機中で爆睡、起きたらガランと
したアデレード空港という展開。
空港でレンタカーを借りて、
やって来たのはアデレードの子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/0e/689c49e5e9dd1b6a9523e5e6ebc87ec9.jpg)
のあるホテルですが、自室では
なくキッチン付き2部屋物件。
自分の部屋は宿泊客があり泊ま
れず、ホテルが気を効かしてア
ップグレードしてくれました。
自分の部屋に泊まりたかった💦
2部屋物件はアパートメント仕
様で部屋にクローゼットも
さっそく外に出てコーヒー
フェリチ・エスプレッソバー
前回も来ていた店でした。
お腹が空いてサンドイッチと
ラップも頼みました
好きなテイストながら、家では
できないこんなインテリア
テクテク歩いてやってきた
前回も来ていた
ノーステラス
何ができるのかこの街にしては
大きく目立つビルの建設中
アデレードメソニックセンター
博物館。フリーメイソン博物館
ということなのでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/6a/3a2f3dab8b5d1f77cb8f7812e54fc5e6.jpg)
ひと際目立つ壮麗な石造り
前回気になった教会の奥の歴史
的建造物のアパートメント
ノーステラスは文教地区
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
でも
あり右の南オーストラリア大学
と左のアデレード大学
南オーストラリア大学
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a2/d53115ca99915a299974824b5e667fac.jpg)
古い大学なのかと思ったら改組
して1991年に創立されたそう。
南オーストラリア州立美術館
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/1b/e972ac038f053b5b405ff46b340ec2b6.jpg)
前回
オルセー美術館の印象派展
が観られてラッキーでした。
デパートのデビッドジョーンズ
とティファニー
この古いビルは売りに出てる
近くにはこんなビルもあって
再開発が許可されるのかな~💦
旅行者の欲目には古くて美しい
建物はいつまでも残ってほしい
けれど実際は空き家だったり
維持していくのも大変なのだと
想像できますが、やっぱり残っ
てほしいと切に願ってしまう
こんなに美しい手造りの建物を
人類はもう2度と造らないから。
2018年5月の初アデレード
もとうとう最終日に
ズバリ気に入りました
また来ます
オールド&ニューが心の
琴線に触れるバランスで
メルボルンの乱開発ぶりが
記憶に生々しかったせいか
この出会いは嬉しかった
ホテルは便利な立地でした。
次回も下見か?
それとも契約か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/64/b566c032221f7fd54a770936e5a66733.jpg)
と思っていたら、どちら
でもありませんでした
事の顛末は
メルマガにしたの
ですが、土地勘ができたので
ネットで物件を見ているうち
に、理想のホテルに出会い
夫の奔走
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0216.gif)
で帰国してから
約2週間でホテルの1室購入
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/f9/e50830d52a64be048808bef2ae5fcb78.jpg)
契約も引き渡しもすべて電話
郵便、メールで終えました。
その部屋は
「アデレードの子」
と呼んで今でも大事にしている
どころか絶賛ローン返済中
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0186.gif)
💦
テレビでオージールールズを
観て夫婦でめちゃ気に入り
ぜひいつか生観戦したい
といろいろな思いを抱いて
タクシーで空港へ
アデレードにはNZ航空の
ラウンジがないのは残念💦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/ae/532fcd33aa39c3b813188b0d9c579afe.jpg)
気のせいか寂しげに見える
カンタスラウンジ
見慣れない小さな国内線飛行機
でもラウンジとコーヒーが
あるのは助かりました
2年前の旅が無事終了(笑)
今はコロナのロックダウンで
アデレードの子はほぼ休業中![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fukis_z.gif)
でもローンの返済や管理費、
固定資産税
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0186.gif)
の納税は続き、
がんばらないと~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
(※他のホテル投資も同じ状況)
ジョージス・オン・ウェイマス
のサイトに行ったら、ロック
ダウン中でテイクアウトのみに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/3c/9202e514467e60aa28cb8b521c586d7b.jpg)
後になればいい思い出でしょう
から、思わず記念にパチリ
1日も早く平常の生活に戻り
また再訪できますように
今や丸2年前となった
2018年5月の初アデレード
5泊6日の充実した旅の最後は
ウェイマスストリートの
ジョージス・オン・ウェイマス
最後の夜らしく大人仕上げ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/62/e2fbb559b0e6e98d05debb761b47f271.jpg)
同年配っぽいカップルが
何組もいましたっけ(笑)
けっこう広い店でしたが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/1c/ed7d9f28d95de9029a1d8ed70d29895d.jpg)
混んでいて写真はこれだけ。
地中海料理をベースにした
店なのでシーフード尽くし
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/bd/0da2179d5732f97ed82d0f519df9a216.jpg)
エビはクイーンズランド。
多分
ムール―ラバの(笑)
オイスターはコフィンベイ
NZやオーストラリアでは
非常~に珍しいタコ
私はメインもエビにして
イカ墨パスタ
夫は「今日のお魚」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/b1/4e0cf52276fbccf134707c6f7c864ee6.jpg)
もちろんなんだか忘れました💦
2人の大大好物
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/d0/962b0a69c84cfaeaf8b600c9b7e7e878.jpg)
芽キャベツ
デザートはリンゴのタルト
本当に充実した5日間で
三大都市よりもはるかに
気に入った
第4都の都市
(※人口や経済では5番目)
なんとしてもまたここ
に戻って来よう
初アデレード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/wakaba.gif)
の最終日。
もう少し
イーストエンド散策を
続けたかったものの時間切れ💦
これがあったんです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/98/dc50d02d5ce161670b06dea2f120c63a.jpg)
南オーストラリア州立美術館
オルセー美術館の印象派展
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/66/9bdd11dd5b17288f524fe432b879a7ce.jpg)
行って垂れ幕を見るまで開催
を知らず「ぜひ滞在中に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
」
と心に決めていましたが、
入場制限になる人気ぶりで
この時間帯がラストチャンス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ce/ab68b714278eac950e4476b4e3804b9c.jpg)
ガチで観ちゃう方なので
博物館のハシゴは体力勝負
でも見逃せませんでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/43/48e80a305145a0286ffd794a6e0fbe0a.jpg)
シスレー、ピサロ、モネ
が一緒に観れちゃう贅沢
私の中で印象派といえば、
チューブ入り絵の具の開発
でイーゼルやキャンバスを
持って戸外制作を始めた、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/08/39c8ea85abd0d6e2ff14e0e974210f0d.jpg)
画家のイメージの原点の
ような自由人たち
アトリエではなく外で描く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/fa/d78a194e790b2e2c53583ed70c6f51f0.jpg)
という自由の息吹を感じる
ような空や水の青と緑。
セザンヌの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/16/86ff5823576c0d99191ca8690deb3009.jpg)
「レスタックから見たマルセイユ湾」
(↑日本語名調べましたよ~笑)
ルノワールが描いたモネ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/4f/f322282924863f273393edd184c428d4.jpg)
19世紀に入ってさまざまな
化学顔料が発売されたことで
色の種類や鮮やかさが増し、
モネのパレットの顔料の色は
印象派が多用したものだそう。
青や緑の後はピンクや紫が
加わって温かい色使いに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/e0/d8d23b73023d06ab47a4fb8008a14ac8.jpg)
モネの「ポール=ヴィレのセーヌ河」
新印象派の点描画。美術の
教科書にもあった夭折した
スーラではなく、弟子の
シニャックの作品群
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/9a/c3547215dd722efbe317334f912bf2a9.jpg)
これも温かな色使い
点々が大きめ(笑)
線や輪郭の代わりにどれだけ
の点々で描かれているのか
そしてこの印象派展の主役
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/c8/3bf28558580f922b4ba98fa9f6168092.jpg)
モネの「睡蓮の池、バラ色の調和」
池の水面とは思えないほど深く
多彩な赤。モネの睡蓮といえば
オランジュリー美術館の明るく
大きく曲線のイメージしかなく、
こうした小品の積み重ねが大作
に昇華していったのでしょうか。
ギュスターヴ・カイユボット
「屋根の眺め(雪の効果)」
印象派が雪に注目していた
白の時代の作品だそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/07/086207eeac0e42823c8f8d6b9a96d5ed.jpg)
80年代のフランス留学は1月
に始まったせいか、私のパリ
の原風景は冬景色で、30年
前の記憶が一気に蘇るようで
思わず足が止まりました。
印象派がジャポネズリーにいかに
影響を受けたかが浮世絵とともに
展示してくれることで実感でき、
これが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/09/ee60aee142cedb3a84fa3824ebfd94e3.jpg)
こうなる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/43/a9826cb41e047cbff011aaff56be5f76.jpg)
モネの「かささぎ」
雪というモチーフや青の使い方
左右非対称の構図に影響が見ら
れるのだそうです。
漠然とした白銀の世界の焦点の
ようにポツンと止まるマグパイ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/9a/055cbd87798c210a02dc81065daaeaca.jpg)
今回一番心惹かれた作品
めくるめく色の洪水の後の
心が清められるような白と
寒々しくも凛とした青
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/29/8adbcd7636f775b72d00ea5b053cd39f.jpg)
静寂が広がる空間でした。
旅の最後の珠玉のひと時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b5/f22eccc054ef2435f6cce722cb709e21.jpg)
思い出が3割増しに(笑)
帰ってからヌーサの不動産購入
でお世話になった
不動産屋夫婦
もほぼ同時期にこの印象派展を
観にアデレードに来ていたこと
を知って、お互いビックリ
2018年5月の5泊6日の
初アデレード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/wakaba.gif)
旅行記
思いがけず
シムチョン家で
7本になり、まさかの41本目
これまでの最高が
初ハワイの
44本なので、それに迫る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
というありえない展開に(笑)
「博物館参観は体力が要る」
と宣言していますが、今回も
ヘトヘトのヘロヘロになって
移住博物館を後にしました。
あちこち掘り返していて
工事現場のような道を通り
やって来たのはカフェ
こういう1杯は格別だし
本当に美味しいコーヒー
フェリチ・エスプレッソバー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/33/cac9a2897ad6f34ca9bdd857d3040804.jpg)
ランドルストリートの261番地で
ミス・グラディス・シムチョンは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/04/daab06601edd513bf884fbf64a4b4710.jpg)
235A 番地なのでまぁ目と鼻の先。
20分シティーは何でも近くて便利。
ナッツやフルーツぎっしりで
疲れた身体がホッとしました。
「多肉![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/7a/b2445df15595c23d7e1bfa55c3eb9703.jpg)
とアガったものの造花でした💦
元気を挽回し夫を引っ張って
すっかり気に入ってしまった
イーストエンド勝手下見会(笑)
まさかの四都物語となり
視線は観光客から投資家に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0084.gif)
イーストエンドがどこから
どこまでも知らないまま
目星をつけたホテルに入って
みたり、話を聞いてみたり。
勢いはあっても時間がなく
超早歩きの下見会でした
ちなみにイーストエンドは
境界線がなく
青果市場跡地
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ef/5197401b78719917ac2fa51b2977ccc2.jpg)
イーストエンドマーケットを
中心に、
ノーステラス、
イーストテラス、パルトニー
とフリンダースストリートを
囲んだエリアを指すようです。
最終日ともなると忙しく、
さて次へ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0216.gif)
20世紀前半のアデレードで
白豪主義下にもかかわらず
地元の名家に昇りつめた
シムチョン家
その名前を知った時から
「なんでシムチョン?」
と疑問を持ち、中国人姓
らしからぬ2文字の姓に
興味を抱いていましたが
「コレだったのか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/light.gif)
」
姓陳
オーストラリアに到着した
陳某が入国時に、
"Your name?"
(名前は?)
"姓陳"
(姓は陳)
と答えて、名前そのものが
姓陳(シムチョン)に決定
適当な音訳でSymChoon
という展開だったのか?
"姓は陳"の後に"名は〇〇"
と続いていたはずなのに
名前部分は省略されたのか
初代はジョン・シムチョン
と英語名を名乗りました。
これって、日本人だったら
"姓は佐藤、名は・・・"
というところでSEIWASATO
という名前になってしまい、
ジョン・セイワサトさんと
して生涯を送るようなもの
かつての第1世代は少しで
も早く生活を軌道に乗せ、
できるだけ摩擦や差別を
かわして現地に溶け込む
ために、英語名を名乗る
傾向がありました。
世間と接点が少なかった
のか妻ソーユンムーンは
生涯中国語名で通しました。
次男ゴードンの店の名称は
ゴードン・S・チョンでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e7/be9592743698707c183ad9deaff80944.jpg)
(チョンの後のSは屋号代わり)
これは姓と名の間のSがなく、
ただゴードン・チョンになり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/41/ae2aaa1ba1b478f49852577d08c16904.jpg)
一家の本来の姓が陳なのが
よくわかります。
NZでかつて会った高齢女性が
アグネス・チャンワイという
ちょっとアジア系の外見と
変わった姓だったのに興味を
持ち、由来を聞いてみました。
彼女によると祖父が中国人で
入国の際にリン・チャンワイ
と名乗ると、西洋風に後の名
が姓として登記されました。
姓はリン(林)だと告げても、
「姓が先で名前が後なんて
そんな変な名前はない。」
と否定され、祖父の姓は
チャンワイになりました。
マオリ女性と結婚して、
一家はチャンワイ家となり、
彼女も姓を引き継ぎました。
アグネスの祖父が来たのも
年齢からして19世紀末から
20世紀初だったことでしょう。
当時の中華系が置かれていた
立場を象徴するような話です。
お客の誰1人として読めず
異国趣味の飾りでしかない
漢字で記された“姓陳”
差別を受け続けた第1世代を
親に持ち、白豪主義を標榜
する国に生まれ、入国時の
言語テスト免除証明書を
持ち歩いていた第2世代は
どんな思いで、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/22/9b252faf925d83bd8e64cc6203c6bab2.jpg)
姓陳と名乗っていたのか?
ゴードン・チョンという
表記にその答えの片鱗を
見い出した気がしました。
シムチョン家物語
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
はこれで終了します。
1926年に姉妹で始めた
中華雑貨やギフトを売る
チャイナギフト・ストアは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/17/eec0b23c4ce98d69441e5cfbe4d0c15b.jpg)
大人気となったものの
4年で長女ドロシーが結婚。
姉がシドニーに転居した後も
グラディスは1人で2店の経営
を続け、アデレード初の女性
実業家と目されています。
ドロシーが結婚した時の
グラディスは弱冠25歳
1939年には自身も結婚し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/12/0f527f5c48c954e379ceb2117fcf520f.jpg)
夫が拠点とするタスマニア
に引っ越していきました。
彼女がスゴかったのは、
転居後も遠隔で店の経営を
継続したことです
リージェントアーケードの
2号店は50年代に閉店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/7e/cf6c3f2a1bf0d5a43aecc7e317e51a18.jpg)
(※今でも現役のアーケード)
1979年に引退し娘のメイリン
が引き継いだ時グラディスは
御年74歳でした。
苦労した第一世代の背中を
見ながら育った第二世代。
英語も西洋の教育も教養も
身に着け、商品の買い付け
に海外出張を繰り返し、
白豪主義の差別の中でも
弛まぬ努力と優れた商才で
ビジネスを成功に導いた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/22/9b252faf925d83bd8e64cc6203c6bab2.jpg)
アデレード移民史に
末永く名を残す才女
メイリンは1985年に店を閉め、
チャイナギフト・ストアは60年
の栄光の歴史に幕を閉じました。
今は血縁ではない男性2人が
ミス・グラディス・シムチョン
という名でブティックを経営
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/04/daab06601edd513bf884fbf64a4b4710.jpg)
今でもグラディスの名前は地元の
ファッションアイコンのよう。
店はビクトリアン建築に奇抜な
真っ赤で非常に目立ちます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/74/951441e2426e847165fbf9b7d9f3c406.jpg)
(※写真はグーグルから)
国勢調査によれば1891年に
男性357人、女性6人だった
南オーストラリア州の中国
人移民は、1921年調査では
251人に減少しています。
減少の最大の理由は白豪
主義の法的根拠となった
1901年の移住制限法でした。
それまでばらばらの植民地
だったオーストラリアは
1901年に連邦政府を構成する
1つの国となり、白豪主義は
連邦政府の重要課題でした。
移住制限法は白人最優先主義
とそれに基づく非白人、特に
中国人排除を正当化した法律
で、1973年の移民法成立まで
70年以上続いた悪名高い人種
差別政策の基本法でした。
具体的には移民がわからない
ヨーロッパ言語のテストを
受けさせ、答えられないこと
を理由に入国を拒否するもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/4f/6d4cc2cf22c9d8f27a55615cba5dec7c.jpg)
スウェーデン語やハンガリー語
といったまず答えられない言語
を課すというものでした。
(※この話は
コチラでも)
すでに国内に居住していた
中国人はこのテストを免除
される証明書を申請する
ことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/23/06094930a78fd3008daeee644b5aeb48.jpg)
有効期間は1年で更新可能
逆に言えば、居住者どころか
オーストラリア生まれでも
証明がなければテストを課さ
れ入国を拒否されたのです。
このポスターの前では思わず
足も息も止まるようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/e9/df1d9810bf509584261b877afdf0ba02.jpg)
モデルはシムチョン家長女
ドロシー。1921年に言語
テストの免除申請のために
正式に撮影された写真です。
同年に父ジョン・シムチョン
も免除申請をしているので、
中国や香港への買い付けが
欠かせない家業のために
家族数人で申請したもよう。
これは地元アーティストの
ピーター・ドリューが2016年
に発表したパブリックアート。
白豪主義政策からの免除を
申請した人々の連作だそう。
戸惑ったような憂いを秘め
た表情が彼女の立場を代弁
しているようで奥深いです。
オーストラリア人を意味する
AUSSIE
とだけ書かれ、彼女もまた
オーストラリア人だという
静かで断固とした主張。
シムチョンの店で買い物をし
姉妹の華やかな暮らしぶりに
憧れていた客や市民の中にも
白豪主義を支援する人たちが
大勢いた事は否定できません。
オーストラリア人とは誰か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/d6/9c037dc09e2b6c0605c86f4b92384e4f.jpg)
移民としてNZ国籍を選んだ
私にとっても永遠の問いです。
アデレードで大成功した
中華系移民のシムチョン家
姉妹が仲良く華やかに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/girl_necklace.gif)
事業で成功し、
地元セレブ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3e/cdb67faf4132267c6eb0326b13422cf7.jpg)
として名を馳せる一方で、
兄弟の間では骨肉の争い
が展開
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/etc_fire.gif)
していました。
1901年生まれの長男ジョージ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/2a/08b2325baca21428b02a64a73f37fd96.jpg)
1910年生まれの次男ゴードン
ゴードンは弱冠19歳の1929年に
ランドルストリートと交差する
ユニオンストリートに店を買い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/de/790ad0a16b721788510032b25f92b5e9.jpg)
ジョージが継いだ家業と同じ
ナッツや中国茶、花火を売る
ゴードンSチョン・ナッツという
事業を始め兄弟はライバルに
ゴードンの店の包装紙
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/41/ae2aaa1ba1b478f49852577d08c16904.jpg)
住所がランドルストリートに
なっているので、後にメイン
ストリートに返り咲いたよう
二代目になりマーケティング
もブランディングも高度に。
問題はこれにとどまりません。
1930年に母ソーユンムーンが
ジョージの嫁にとパースの中国人
家庭からリリー・セットという
若い女性を呼び寄せると、
リリーはあろうことか秘密裏に
ゴードンと結婚してしまいます。
女性週刊誌が飛びつきそうな
中華系セレブのゴシップ(笑)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
兄弟の確執は2人が亡くなる
まで止むことはなかったそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/79/acd1ec0547d6629717c58af3955f9ef7.jpg)
(※ゴードンと姉グラディス
店の販促用写真だそう)
南オーストラリアで生まれ
育ち、英語も中国語も操り
中国人移民第2世代として
1920年代にそれぞれの
事業で花開いたシムチョン家
の2兄弟と2姉妹の4人
1921年の国勢調査によれば
南オーストラリア州の中国人
はわずか251人だったといい
シムチョン家の存在と成功は
突出したものだったよう。
特にドロシーとグラディスは
チャイナギフト・ストア![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/presents.gif)
の
成功で一躍街のセレブとなり
2人の結婚は母ソーユンムーン
が新聞に公告を載せる事態で
いずれも何百人もの見物人が
通りを埋める騒ぎだったそう。
1930年に長女ドロシー結婚
流行の最先端だったであろう
アールデコの豪華なドレス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3e/cdb67faf4132267c6eb0326b13422cf7.jpg)
「西洋の結婚に東洋の風習を
フォトジェニックに持ち込み
独特で魅力あふれる」
と地元紙が評した結婚式
今で言えばインスタ映え(笑)
1939年にグラディス結婚
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/12/0f527f5c48c954e379ceb2117fcf520f.jpg)
一般の人が何百人と参列
した盛大な式だったよう。
結婚式でグラディスが
まとったアクセサリー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/b7/4edfcbe65e497ae0b9f00a59fd7c6a8a.jpg)
レースでくるんだ馬蹄
はイギリスの結婚式で
する幸運の象徴だとか。
これはぐっと時代が下がり
第二次大戦後の1954年に
エリザベス女王が訪豪し、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/53/fd0be1e332184492926d7709e9eeb298.jpg)
(※チャイナドレスで跪く
のがグラディスか?)
その舞踏会でグラディスが
履いたシルクのシューズ。
文化大革命直後の80年代
前半の中国の外国人向け
友誼商店にはこんなの
普通にあったような(笑)
(↑初訪中
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/wakaba.gif)
してました)
「今や博物館の展示物
」
と違う視点から感無量
姉妹が仲良く華やかに
成功する陰で兄弟の間
には骨肉の争いが