京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

娘時代の小紋を50代で着るために・・染を楽しむ

2020-02-17 15:45:37 | 催し

毎日のコロナウイルスのニュースに、免疫高めておかないと!!と思います。

先日は、白生地を好きな色に染めるという提案をさせて頂きました。

今日は、今あるお着物を再生する提案です。

色無地の染替えをはじめ、これまで附下や小紋、コートなど

たくさんのお品に、色をかけて年代に合わせたお品に再生してきましたが

今日は、一番最近の例をご紹介します。

 

 

こちらはお客様にお願いして持ってきていただいた2、30年前の写真です。

ホントは染め直す前の現物を撮っておけばよかったのに・・

いつもながら、うかつな私です・・・

さて、可愛い20代前半のお嬢様だった頃の小紋。

このままにしておいても着られないし・・と、この上から一色かけることにしました。

 

 

白地とピンクの地色に、朱色や白・ピンクのたちばなの花が散っていて

まさにお嬢様らしい小紋でした。

お客様、50代。「これからずっと着られるおしゃれな着物に」が目標です。

目につく赤の色をつぶつぶすために、全体にグレーをかけました。

白地の部分にはそのままの染色が入り、

うっすらと、地色の元のピンクもお分かりいただけるかと思います。

洗い張りして色を染め、ついでに八掛も元のピンクから、こげ茶にして

ぐっとシックに・・。

寸法も見直して、これから一生付き合える小紋になりました。

 

 

合わせる帯も、小物も、今の年齢に合わせて・・

しっとり、「大人」です

 

もう着られない・・愛着のある着物、処分する前くらいなら

こんな方法もあります。

皆さんのタンスの中に、ないですか?

こんなご相談も承っておりますので、ぜひ!

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京呉服わき
 


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