花火大会の着付けと浴衣ウォッチング

昨日は地元板橋の花火大会。
今年もたくさんお着付けをさせていただきましたが
３年程前の１９人という人数に比べたら、楽勝
余裕を持ってお着付させていただきました。

そこで、今年は皆さんに、着付けのポイントなどを説明しながら・・・
さながら、着付けレッスン。
皆さんキレイに着ている人とだらしなく見える人がいるという事を
判っていらっしゃり、どこがどう違うかを着付けながらお教えしました。
少しでも、そういう知識が伝えられるいいチャンスでした。


皆さんの着付けが終わった後、高校時代の友人達との集まりで新宿へ

きっと、浴衣姿が見られるだろうとそれも楽しみにして。


最近、複数のお客様から「浴衣ってあんなに短く着るものなの？」
と質問があり、ちょっと見てみたいと思っていました。

新宿の改札を出たところで
「いた、いた、これがそうか・・・丈短ギャル？」
と、実際にみて納得。
裾線がふくらはぎあたりの長さで、確かにわざとその長さで着たとしか
思えません。
まるで小僧さんかバカボン・・・
見かけたのは何人かだったので、きっと一部で流行っているのでしょうね・・

男の子の浴衣姿も多く
？？という帯結びもあったりしましたが
なかなかカッコよく着ている子と、
いつも気になる帯をウエスト位置で締めていて、これまたバカボン状態の子
と、二極化傾向？


女の子で気になるのは
衿の合わせ方が甘いこと。
原因は、衿が抜けていないこともひとつ、
ほどよく衿を抜いて、胸をくるむくらいに深く合わせておくと
くずれてこないのですが、衿合わせが浅い人が多く
だらしなく感じます


補正も大切です
タオルを上手に使うことで
無駄なウエストのシワが出ませんし、帯が安定します。
また、紐が直接食い込まなくて楽です。


お着付させていただいた方からは、「きつくなくて、楽です」
といっていただき、また帯結びにも喜んでいただきましたが
プロとして料金を頂くのですから
楽で着崩れなくて、人とはちょっと違う帯結び　は当然ですよね

お友達やお母さんに着付けてもらったのと変わりないようでは・・ネ



ちょっとしたポイントさえ押えれば、
皆さんもっとキレイに着られるはず。


それから、帰りに感じたこと・・
皆さんせっかくの帯結びがペッタンコ
きっと椅子の背もたれに思い切り寄りかかったのでしょうね。
着た後のちょっとした手直しも必要ですし
キレイにお文庫や立体的な結び方ををしたなら
背筋を伸ばして、椅子の背もたれに寄りかからない・・くらいの
おしゃれをする根性も必要かもしれませんね

若いお嬢さんたちには
キレイに着ている人をお手本に
浴衣の着方にも、もっといつものおしゃれの感覚と同様
こだわりや美意識をもってくれればいいのになと思います


以上、浴衣ウォッチングの感想でした