アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

夏季節電大歓迎

2011-04-25 16:56:06 | 日記
東京電力による計画停電は、今のところ終了ぽいですが、電力不足は変わりないので、
今も節電してるけど、夏は、もっと徹底した節電をしなくてはなるまい、というのが
私たちの共通認識だと思います。

やっぱり、エアコンによる電力消費が一番多いらしいですねー。

昨年夏の熱中症騒動を思えば、全くエアコンをつけないということはできません。

となると、温度設定を高めにする、ということになります。

実は、私たち夫婦は、これを密かに喜んでおります。

だって、今まで、夏場の電車やバスのエアコンは、きつすぎました。

2駅も過ぎないうちに、カバンからカーディガンやらストールやらを取り出してはおらなきゃ
ならないなんて、おかしいです。

夏は、夏らしい涼しい格好をしているのだから、そんなに冷やす必要ないって、ずーっと
思ってました。

主人も、半袖のシャツなどの格好をして、きつすぎる冷房の電車に乗って、体調を崩してしまうことが
よくあるのです。

あの温度設定は、特に首都圏のことだと思いますが、背広上下のサラリーマンを想定、基準に
しているんだって、昔聞いたことがあります。

いかにも、スーツのおじさんが中心のニッポン社会が考えそうなことだわね。

クールビズ、クールビズっていうけれど、クールビズ仕様の背広にしても、結局ネクタイで
体感温度は上がってしまうんだから、意味無いと思うのよね。

これからの夏は、もう背広はやめて、全員、半袖ポロやオックスフォードシャツに薄手のチノパン。

みんなでこういう格好をして、車内のエアコンも高めになると、外出も楽になるなー。

とにかく、私は、夏場の乗り物のエアコンがゆるくなるの、大賛成なのです。



わけわかんな~い絵 その2

2011-04-22 15:08:13 | アートセラピー
コラージュでもパステルでも、できあがった自分の作品を見て
「わけわかんな~い!」
と、おっしゃる参加者の方は、ふつうにけっこういます。

どちらかというと、その「わけわかんな~い!」には、ネガティヴな感情が入っているようです。

「わけわかんない。ちゃんとしてない。変だ。かわいくない。」みたいな感じね。

でも、コラージュなんて、「なりゆきワーク」なので、わけわかんないのがあたりまえ。

たまぁに、すごく考えて作りこんだ、クラフトみたいな装飾的なコラージュ作品を作る方もいらっしゃいますが
ごくまれですし、それは、私のアートワークとは、目的がやや違います。

私のアートワークでは、
「直感、ひらめきを大切にする」
「やりたいと思ったことをやってみる(自由な表現を自分に許す)」
を、大切にしています。

小さい子どもは得意なことだけど、オトナにとっては、大変、非日常的なことをするわけです。

なので、きちんと日常を送っている真面目な人ほど、抵抗を感じる可能性あります。

が、逆に言えば、そういう人ほど必要かもしれない、ということです。

なぜかというと、「わかる絵」は、わかる故に、そこで終わってしまう。
「わかる」から、それ以上考えたり、感じたりしないです。

ところが「わけわかんない絵」は、「わけわかんない」からこそ、その中には、わからなかったこと、
知らなかったこと、気づかなかったことなどのメッセージが隠されていて、その絵の中を
探検すると、思いもかけない発見や感動があって、その人の成長を助けるということも
たくさんあるということです。

「わけわかんな~い自分の絵」は、見るのが嫌かもしれないけど、そういうわけで
宝物がいっぱい詰まってるかもしれないから、
「わけわかんな~い!」って言って、さっさとしまったり捨てたりしないでね。

私自身も、わけわかんない自分の絵に助けられたことが、いっぱいあるんですよ。


わけわかんな~い絵

2011-04-21 20:27:42 | アートセラピー
パステルでもコラージュでもそうですが
「好きなようにやってみてください。」
「自由に作ってね。」
とワタクシに言われ、不安そうな表情になる人は、けっこういます。

「自由にしてください。」と言われれば言われるほど、どうしてよいかわからなくなって
逆に不自由を感じてしまう。

わかりますよね、この感覚。

オトナだけでなく、子どもにもあります。
でも、オトナの方がやはり、強いというか、なかなか一歩が難しかったりします。

「お手本」があるほうが、よほど楽なのよね。

どうしていいかわかんない・・・
わけわかんない絵になっちゃいそうでこわい・・・

でも、ひとたび、その不安を乗り越えて、自由に思い思いに描くことを始められると
まるで大海原を自由に泳いでいるような、圧倒的な解放感を味わえます。

やっぱり、勇気いるかな?

「なんか変~」
「こんな絵、わけわかんな~い」
って言う自分が、「自由になれる自分」を一番邪魔しちゃうんですよね。

もったいないなー。

こどものお絵かき オトナのお絵かき

2011-04-20 16:37:30 | アートセラピー
とにかくもう、色とりどりのパステルの箱を開けたとたん、こどもたちは、目を輝かせて
画材を並べたテーブルに突進してくるわけ。

そして、「画材の使い方」とか「描ける」とか「何かが描ける」とかに全く頓着せず、
いきなりパステルをつかんで、画用紙にぐるぐる描きはじめます。

クレヨンでも、同じ反応です。

呼んでなくても来る。
「描け」と言ってなくても、がんがん描く。

3歳児でこういう情景は、とても良く見ました。
が、先日は、2歳児も、それどころか1歳児もそうなんだ、というのがわかって、少し驚きでした。

「描きたい」=「表現したい」というのは、人間の本能みたいなもんなんじゃないかって思いましたね。

選ぶ色は、母の期待と真反対だったり、両手に違う色のパステルを握り、ただただ手を動かしたり。

めいっぱいぐるぐる描きをする時の、なんと満足そうな顔!

一方、母たちオトナは、やや違いました。
特に初めは。

「なにかを描く」というのではなく「思いのままに好きな色を使って、画用紙の上にふわふわと描いていく」
という、オトナ版ぐるぐ描きみたいなことをやったのですが。

まず色選びの段階から悩む。

そして「自由に手を動かして描く」段階で更に悩みます。

「わけわかんない」絵を描くのが、最初はとても不安なのですね。

でも、結局は皆さん、とてもきれいな絵が描けるんです。

でも、やっぱり、最後まで「わけわかんない」と、ご自分の絵にため息をついてるお母さんも
いらっしゃいました。

いつも、いろんなこと、きちんとしていらっしゃるのでしょう。

きっとそのうち、「わけわかんない」のもいいな って思えるようになるんじゃないかな
と思います。



親子絵画教室

2011-04-19 13:59:06 | アートセラピー
昨日は、子育てママたちと、パステルアートを楽しみました。

・・・例によって、カメラ持ってたのに撮影忘れた~~

前回は、同じメンバーでコラージュをやったのですが、その時には、それぞれのお子さん達は
ママから離れ、スタッフの方々と遊んでいました。

が、今回、色とりどりのパステルケースを開け、画用紙を並べたとたん、子供達は目を輝かせ
ぴったりとママのそばにすわって、思い思いのパステルをにぎり、ぐるぐる描きをはじめました。

男の子が多かったのですが、男の子もお絵かき大好きだったのでした。

しかも、ダントツの体育会系ボーイが、最も集中して一心不乱に描いていたのは、意外というか驚きでした。

今までのパステルワークの場でも、3歳児が、パステル画をやりたがって、ママのそばから離れないのは
何度も見てきましたが、今回、2歳児も、いえ、1歳児さえそうなんだ、というのがわかりました。

ほんとうは、パステルを使って、ママ達を癒すアートセラピーの時間だったのですが、
一転、親子絵画教室になってしまいました。

これもまた、楽しい時間でした。

そして、かの体育会系元気ボーイのママが、印象的なひとこと。

「お絵かきさせようとしても描かないけど、私が楽しく描いていたら、一緒になって集中して描くんだなー
って思いました。」

ああ、そうかも。
それ、すごい大事かも。