アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ジェットコースター

2010-10-30 14:35:23 | 日記
寒いですね~。

まだ10月ですよ。

つい1ヶ月と少し前くらいには、永遠に続くかと思われた酷暑にあえいでいたはずなのに、
朝起きたら結露してた・・・。

今日は台風が接近しているんだけど、台風といえば普通蒸しい風が吹くんだけど、全然です。

じっとしてるとほんとに寒くて、長袖肌着にタートルネックのTシャツ、おまけにウールのセーターといういでたちです。

昨日なんかも、ダウンコートの人、普通にいましたね。正解かもよ。

今朝も、ユニクロのちらしは一斉にダウンにフリースにヒートテックだったわ。

日本列島全体が、季節ジェットコースターに乗っている感じ。

もはや「10月だし」とか「まだ秋」とか「そろそろ11月だから」といった常識は、
あんまり通用しなくなってるみたいですね。

天気予報の予想気温も、体感温度とは違う気がする。

我が家も、主人、次男と風邪をひいています。
熱は微熱程度なんだけど、喉と鼻水でやられてます。

もう、季節の常識とか気象予報とかじゃないのよ。

信頼すべきは、自分の体感。

「寒い」と感じたら、まだ秋だって、ヒートテックにウールのセーターにダウンでもいいのよね。

そういえば、最近は、ブーツもコートも、防寒というよりファッションで着ている人が多いですもんね。

「寒い」と思ったら寒いにふさわしい格好をしよう。

今既に、お尻の下に電気あんかを敷いてるんだよねー。
はぁー極楽極楽。


ドガ展

2010-10-26 16:15:45 | 美術・芸術
行ってきましたドガ展。
見てきました「エトワール」。

ううむむ、やっぱりドガってすごいかも。

最初に鉛筆デッサン画が数点ありました。
すごい正確さです。

なるほど、これが視力を失いながらも制作を続けた芸術家を支えた土台だったのか、と深く納得いたしました。

平日の午前中だったせいもあり、「踊り子のドガ」というせいもあってか、観覧者のほとんどは女性。
なんとなく、美術館全体に、華やかな女性の小さなささやき声があふれていました。

が、やはり名画は人を黙らせる。
どんな時でもそうです。
名画の前で、私たちは言葉を失います。

「エトワール」は思っていたより小さい作品でした。
その部屋には「エトワール」しか掛かってなくて、一段と照明が暗くなっていました。

それなのに、「エトワール」はびっくりするほど輝いていました。

みんな驚いて黙って見ていました。

私なんて、下からライトアップでもされてるんじゃないかと思ってしまい、額縁の下の方を
じろじろ眺めてしまいました。

下の方にはライトなんて何もないのよ、上の位置から明るさをおとした照明が照らしているだけ。

だから、本当に光っているんですよ、あの絵。
あの踊り子の足と首と衣装、それから舞台左下の部分。

私のすぐ前にいた若い二人連れの女性も
「光ってるよねえ。」「パステルが光ってるよねぇ。」
と、つぶやきながら部屋を出ていっていました。

不思議。本当に不思議。
美しいんだけど、踊り子も可愛いんだけど、怪しいような恐いような感じもする、奇跡のような
パステル画でありました。

(画像は、おみやげに買ったエトワールのクリアファイルを室内で撮ったものなので、よけい
フラッシュで光っちゃっていますが、ホンモノは全く別の光り方で光っています)

自由に描くって楽しいんだな

2010-10-24 17:24:58 | アートセラピー
昨日、平塚市美術館でのワークショップが無事終わり、ものすごくほっとしているところです。

平塚は、本当に緊張する。
前夜は、2時近くまで眠れませんでした。
結局、参加者の皆さんと自分を信頼しようということで落ち着きましたが、逃げ出したくなる気分。

でも!
やっぱり行って良かった!
やっぱりやって良かった!

パステルを使って、心をほぐしながらの絵画表現。

1枚目は自由に。2枚目は「秋」をテーマに。そして3枚目は「私の中の太陽」というテーマで。

12才から72才まで、ありとあらゆる年代と立場のの男性、女性が一緒に絵を描くのです。

最初はこわごわ、でも最後は夢中になって、全員笑顔いっぱいで終了しました。

同じ画材、同じテーマで絵を描くのに、ひとつとして同じものはなく、その作品ひとつひとつが
まるでその人自身のように、輝きを放っていました。
しかも、心底楽しげに。

杖をついて厚いメガネをかけた、最高齢のおじいちゃんが参加してくださいました。

最初は、美術館職員もおののくほど、不機嫌そうでした。

「わたしはずっとね、写真やお手本を見ながらパステルで風景画を描いてきたんですよ。」
と、むずかしい顔でおっしゃる。

ワタクシ、ニッコリ笑い、おじいちゃんの眼の奥をじっと見つめて
「そうでしたか。今日は、見本もお手本も無くて、自由に楽しく描こうと思うんです。」
と申し上げました。

おじいちゃんの席は、まるで孫のような歳のおとなしくて可愛い中学生の女の子のお隣でした。

ちょっと心配だったので、描き始めてからも何回か、おじいちゃんのそばに行き、話をしました。

すると、だんだん
「楽しいな。」「自由に描くって、こんなに楽しいんだな。」
と、ノリノリに。

できあがった作品は、ちょっと恐そうなお顔と裏腹に、すごく可愛らしくて明るいのでした。

「今日は楽しかった!」
と満足げに帰って行かれ、朝との違いに職員もびっくり。

ワタクシのプログラムは「楽しくて、安心してできる」を重点にして作りますが、それでも
「自由な表現」は、「自由」なだけに、初めての人は一瞬不安になります。

お年を召しても、その一瞬の不安を乗り越えて心から楽しんでくれた、おじいちゃんの若々しい心に拍手です。

画像は、残念ながらおじいちゃんの作品ではありません。
(忙しすぎて、写真取りとかできませんでした。)
私の「秋の実り」です。

緑の天使

2010-10-22 11:03:04 | パステルシャインアート
パステルシャインアートによる「緑の天使」です。

今、体調がイマイチな方、心配ごとやいろんなことでいっぱいいっぱいな方、そんな中でも
一生懸命がんばっているすべてのみなさんに、緑の天使が、緑の生命力と微笑みを贈ります。

だいじょうぶです、みなさん!
だいじょうぶです、わたし!

いろいろあってもなんとかなります、今までだってなんとかなってきたのですから。

若葉を抱いた緑の天使が、ニコニコと応援してくれています。

今日も明日も明後日も、ニコニコ元気でいきましょう!

ニーズはあるらしい・・・

2010-10-20 16:20:56 | アートセラピー
先日お茶の水で行われたアートイベントで、私の所属する「パステルシャインアート」のブースは
入場者数が一位だったと知らされました。

そうか、興味ある人いっぱいいるんだ・・・。

そして、いよいよ今週の土曜日、今年最後の平塚市美術館ワークショップ。

今回はパステルワーク。

昨年も今年も、春夏に親子コラージュ、秋にパステルというメニューです。

親子コラージュは、おかげさまで去年も今年も満席。

でもパステルは、昨年、「中学生以上、成人対象」で募集した所、定員に満たなくて、9名ほどでの
ワークとなりました。

少人数でこぢんまりできたので、雰囲気はとても良く、それはそれでとても良かった。

ただ
「親子という形でないと、興味を持って参加してくれる人は、こんなにも減ってしまうのだろうか」
という思いは残りました。

そして今年。

親子の方が参加希望者は多いのだろうとは思いつつ、でも、このプログラムは中高生~成人で
じっくり行いたいと願い、美術館にも
「人数が集まらないかも知れないけれど、これでやらせてください。」
とお願いすると(一応お役所だから数字は大事)、
「いいですよ。」
と、理解していただきました。

すると、なんと今年は想定定員をはるかにオーバーする参加申し込みを頂いた。

しかも、昨年は応募ゼロだった中学生まで2人も入っていて、上は七十代まで。
高齢の男性も応募してくださっています。

この一年で、世の中変わったのかしら。

常にマイナーな道を地味に歩いている者にとって、すごく励まされる気分です。
がんばります!