マンダラ塗り絵 ４

もうひとつ、マンダラ塗り絵のいいところは、アート表現に対する苦手意識を減らしてくれる
ということだと思います。

私は、子育て支援施設において、よりハッピーな親子関係になるためのプログラムの一部、
アートセラピーでママにリラックスしてもらう部分を担当させて頂いております。

が、参加されるママたちの中には、アート表現に苦手意識が強い方も当然いらして、そういう方にとっては
私の担当時間はややしんどいもので、特に初めのうちは「やらされ感」も多々あるように見受けられます。

が、そういう方たちにも、このマンダラ塗り絵は楽しいもののようです。

最初から、完成された「型」があるので安心なのでしょうね。

あぁ、そうそう、苦手意識というのは、不安感からくるのよね、多くの場合。

「自分はうまくできないんじゃないか。」
「うまくできなくて、笑われるんじゃないか。」

うまくいかないとか、うまい下手なんて無いですよ、あなたが創ったものはみな素晴らしいですよ、
誰も笑ったりバカにしたり否定したりなんてしないですよ、あなたもあなたの創ったものもみな
すばらしく素敵ですよ！・・・というメッセージを、私は出し続けますが、なかなか受け取れない方もいます。

実際、本当に、とても素晴らしいし、素敵なんですよね。
でも、どうも受け取ってもらいにくい・・・。

が、そんな方にも、上記のメッセージが入りやすくなるのが、このマンダラ塗り絵です。

この画像の作品のママも、そんなひとりでしたが、とても集中して塗っていらして
満足のできばえだったようです。

「楽しかった。」
と、嬉しそうにおっしゃっていました。

色使いがすてきな作品ですよね。

マンダラ塗り絵 ３

なんといっても、マンダラ塗り絵の良い所は、考えないでいい、というところです。

自分の好きな色を選んで、ひたすら塗っていく。

頭空っぽになります。

ただただ、綺麗な色を塗り続けるだけで、ある意味単調な作業なのですが、でも、「塗る」ということには
集中していなければならず、逆に言えば、「塗る」ことにひたすら集中することで、雑念が消えていく
という感じになります。

私はいつも、マンダラ塗り絵は「心のクレンジング」だなぁ、と感じています。

目を開けて作業をしながらの「瞑想状態」ともいえるかもしれません。

「何も考えないで」とか「雑念を取り払って」とか言われれば言われるほど、あれこれ思い浮かんで
もぞもぞしてしまうものです。

目を閉じて座っていたら、いわゆる「瞑想」の体制になったら、私なんて間違いなく
あれこれ、もぞもぞ、妄想で「きゃー！」の人です。

複雑で忙しい環境に生きる人にとっては、こちらの方がアタリマエの気がします。

つまり、瞑想状態＝心がフラットになっている状態、を作るには、むしろ、目を閉じるより開けて
何もしないで座るより、何か作業のようなものに一点集中したほうが良いのではないか
というのが、私の体験的持論です。

塗っている間には、やはり、あれこれ心に浮かんできます。

が、塗ることに集中していると、不思議と、浮かんできたことが自然に流れ去っていくのです。

浮かんでは流れ浮かんでは流れて、さらさらと心が綺麗になっていくような感覚を覚えます。

なので、何ヶ月かに一度は、こういう時間を持つのはいいことだな、と思います。

作品は、私のものです。

二度塗りをしているので、色鉛筆でも、かなりはっきりした色に仕上がりました。

マンダラ塗り絵 ２

私の持っているマンダラ塗り絵の本は、とてもたくさんのパターンのマンダラが載っています。

子どもにもできそうな簡単な絵柄から、かなり難易度の高いものまでさまざまな絵柄があります。

こちらの作品は、かなり複雑な方です。

１枚完成させるのに、だいたい２～３時間はかかります。

「塗り絵」って簡単そうですが、複雑なものは、軽くそのくらいかかるんですよ。

本当は、一度に仕上げる方が良いのですが、こちらでは、時間的な制約があるので、２～３回に分けて
行います。

こちらの作品は、花や植物を思わせる、みずみずしい感じですね。

マンダラ塗り絵

全くお久しぶりになってしまいました。

日々の忙しさもあるし、年のせいか、集中力というか意欲の低下も感じます。

だめだねぇ～・・・とも思うし、今年は６月の引っ越しからずーっと忙しかったんだからしょうがないよ、
そういう自分も許してあげよう・・・とも思う。

で、今日は久しぶりに、子育てママたちの作品をアップしていきます。

今回は、コラージュではなく、マンダラ塗り絵です。

私は、大きなマンダラ塗り絵の画集を持っていまして、その中からピックアップして
コピーして行うのですが、
実にいろいろな図柄があるのです。

それを見ているだけでも楽しいのですが、
「どれを塗ろうかなあ～」
と、選ぶのもまた楽しいものです。

この作品、外側の大きな面積の部分、金色なんですよ。
華やかですね。