アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

美術館館長さんの言葉

2009-07-31 13:17:42 | アートセラピー
実は、今回初めて、平塚市美術館の館長さんにご挨拶をしました。

お堅い感じではなく、親しみやすい感じの方でした。

そして、コラージュ・ワークの途中に何度か様子を見に来てくださいました。

終了後、皆さんが帰った後、片づけをしていると、再びいらっしゃいまして、
こんな風におっしゃいました。

「やぁ、こんな紙を切ったり貼ったりするのの、どこがそんなにいいんだろうって
思ってたんだけど、今日、来た人たちの様子を見たり、書いてもらったアンケートを読んだりしたら、
ほんとにいいものなんだなって、初めてわかりましたよ。」

そーですよねぇ。

知らない人は、みんなそう考えると思う。
「いったい、こんなのの、どこがいーの??」

館長さんは、みんなの様子を見て
「これは、いいもんなんだなぁ。」
って、感じてくださいましたけど、やってみると、もっと良くわかるわよね。


「例えば、親子で話をしていて、言葉だけだと、言葉は目に見えないから、
伝え方や受け取り方がちょっとずれてしまったりすることもあるし、
もし、そこに感情が絡まってしまったりすると、しなくてもいいケンカになってしまうこともありえます。

でも、こうやって、できあがったコラージュを見ながらお話をすれば、おたがい
目に見えるものですから、すてきな所、いいなと思うところを、素直にそのまま
伝え合うことができます。

そういうところが、いいところですね。」

と、お話しすると、深く納得してくださいました。


アートセラピーって、すごくイイんだけど、文字や言葉で伝えにくいのが、本当に
ツライところです。

でも、こうやって少しずつ、理解してくださる方、応援してくださる方が増えて、
私も今に至っています。


みなさん、本当にありがとうございます。

アートセラピーの力

2009-07-30 11:02:36 | アートセラピー
これは、「この作品、小学生ですか・・・むむむむ」と、riccoさん仰天の作品を作った
双子ちゃんの、お母さんの作品です。

画面いっぱいを照らすような、力強く輝く太陽が、最高ですね!

その上にある、ぐるぐるも、お日様みたいですね。
動と静のバランスが、絶妙ですね。

が、おっしゃるには、申し込んだはいいが、「コラージュって何だ?」ということに
なったそうな。
で、インターネットとかで調べたら、コラージュ療法のような、難しいのが出てきてしまった。
「わぁ、どうしよう・・・!?」
と不安いっぱいでいらしたそうです。

が、説明を聞いているうち、
「なぁんだ、とにかく楽しくやればいいんだ!」
とわかって、すごく楽になったそうです。

のびのび遊んだ感じが、画面にでてますよね。

そうそう。
わたしのワークは、いかに楽しむか、いかに子ども心に戻って、無心になって
とことん遊べるか、が大事なんです。

これができた時、ほとんどの人が、その大人人生の中で長らく眠らせてきてしまった
「子どもエネルギー」を、再び感じ、呼び戻すことができるのです。

ワークの前と後で、皆さんの表情や声、瞳の輝きの強さが、明らかに違うのは
このせいです。

「子どもエネルギー」という生命力にあふれた、明るいエネルギーが、体の中に
蘇るからです。

これは、外部から与えられたエネルギーではありません。

その人本来のもの、その人がもともと持っていた、「すごい力」なのです。

そんなすごい力を、楽しく笑いながら引き出してしまうアートセラピーって、
やっぱりすごいと思います。

だからこの商売は、やめられまへんの。



双子の少女の作品 2

2009-07-29 11:35:35 | コラージュ作品
こちらが、もう一人の子の作品です。

どちらも、自由奔放で、のびのび楽しんでますよね。

美術館が用意してくださったチラシ類(ほとんどが展覧会の案内チラシ)を、同じように使っていますが、
選ぶモチーフが微妙に違っていたりして、おもしろいですね。

で、なんとなく、全体の雰囲気が似ていて、やっぱり同じ絵本のページみたいにも感じます。

お堅いイメージの、展覧会案内チラシが大胆に切り取られて、
こんなにもおもしろくて魅力的な世界が出来上がるんですね。

ちょっと感動であります。

湘南地方の子どもらしく、こんがりと小麦色で、くりくりのお目目。
一生懸命作っていて、話しかけると、はにかみながらニコニコうなずいてくれたりして。
もう、可愛いなんてもんじゃないの。

だから、この商売はやめられまへんの。

双子の少女の作品 1

2009-07-29 11:24:01 | コラージュ作品
今回、平塚市美術館のワークショップに、小学校2年生の双子の女の子と、
そのお母さんが、参加してくれました。

私も、双子さんの作品を見るのは初めてです。

似ているけど違って、違うけど似ている、という、まさに「双子そのもの」という作品です。

しかも、ものすごくすてきなの!

りんたさんのコメントにもありましたが、今回の平塚の子ども達の作品は、本当にのびやかで、
楽しさが伝わってくるものばかりです。


で、さっきから写真を2枚続けてのせたいと思って、四苦八苦しているんですが、
マニュアル通りやっているのに、エラーばっかりで、全然できないのです。

gooブログ社が悪いのか、私が悪いのか。
もちろん私でしょうけど。

ですから、別記事として1枚ずつ載せますね。

見にくくてごめんなさい。

お母さんの作品

2009-07-28 10:19:29 | コラージュ作品
さて、これは、昨日紹介した小学生の坊やのお母さんの作品です。

今回は、「親子コラージュ講座」でしたので、親子がお隣同士で座ることが多かったんですね。

それで、息子さんが切って使わなかったモチーフを、お母さんが
「あら、これイイわね。」
って、使ったんですね。

まるで、同じ絵本のページみたいですね。

「息子が生まれてから、電車も恐竜も、名前とかいろんなことを覚えるというか、覚えさせられるようになったんですよ。」
と、作品を見て笑いながらお話してくださったお母さん。

子どもがいなかったら、知らなかったし知ろうともしなかった世界って、いっぱいあると思うんですよね。

(私個人では、ウルトラマン系、ゴジラ・モスラ・キングギドラ系、ガメラ系に詳しくなりました。)

子どものおかげで世界が豊かになるんですよね。
楽しいよね~。

そして何より、幼い息子と同じ世界を楽しんでいらっしゃるお母さん、とってもステキです。

「とっても楽しかったです。」
と、仲良く作品を抱えて帰られました。

ああいう姿を見ると、この商売はやめられまへん。

そして、帰り際にお母さんに
「先生の声に癒されました。」
と言われてしまいました。  

えぇ~~っっ