アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

井の中の蛙

2010-02-28 14:59:18 | 日記
「それでいいのか 蕎麦打ち男」などの著書で、団塊の世代を考察しつつエールを送っている
残間里江子さんが主催する「クラブ・ウィルビー」というクラブがあります。

私は団塊の世代ではないのですが、そのクラブ自体は年齢自由で、私は会員になっています。

で、先日、南青山で交流会があり、出席してきました。

まず、地下鉄の駅を出て、夜の青山通りの華やかさに、ひとりきゃーきゃー興奮。
(無論、周囲に知られないよう静かに興奮。目だけきょろきょろ。)

そして、交流会が始まり、残間さんが出席者一人一人をインタビューしつつ紹介してくださるのですが
ただただ「すごいわね~。」と言う感じ。

出席者、特に女性の活動ぶりがすごい。

本を出す人あり、自主上映映画に奔走する人あり、着物のリメイクやらいろいろな趣味を
続けつつ世に出している人あり、で、
「ここは、異業種交流会だったのか??」
と思うほど、多種多様な活躍をしている女性達が、これまたパワフルにご自分をプレゼンしている・・・。

私は、自分が「外に向かってはつらつと輝いてる女性」とは全然思ってないけど、かと言って
見劣りするとか、くすんでるとかも思ってなくて、まあまあこんなぽわんとした自分が
好きだったりしてたんだけど、同じ年代の女性として、ちょっと衝撃でしたね。

少なくとも、私の周りにはあまりいないタイプ。
「井の中の蛙 大海を知らず」
とは、よく言ったものだわ。
ちょっとショックだわ。でも、行って良かったわ。

そして、パワフルに活躍している女性達に共通しているのは
「これが50代?」
「この人60才??」
と仰天するほど、みなさん若々しく、マジに美しいこと。

特に脚がきれいだった。
年齢に関係なく、スカート・ストッキング・ハイヒールだった。
信じられなーい。

ワタクシ、リンパマッサージとか受けてみようかしら・・・
・・・て、それが結論ですか、ワタクシさん???

フィギュア女子

2010-02-26 14:40:37 | 日記
今日は午前中出かけていたのですが、帰ってきてからはずっと、先程まで、オリンピックの
フィギュア女子フリースタイルを見ておりました。

みんなすばらしかったですねー。

キム・ヨナ選手は、なんかもうあそこまでくると人間離れしてる感じですね。
あれはちょっとかなわないなって感じ。

でも、真央ちゃんは、そんな中、がんばったと思います。
あの曲は、重くて、ちょっと真央ちゃんらしくないと思ったけど、いろんな引き出しを
作っているのは、すごくいいことだと思う。

まだまだ19だしね。

個人的には、鈴木明子選手の演技に、非常に感動いたしました。

こういう場面で「鳥肌が立つ」という表現を使うのは好きじゃないんだけど、でもまさに
そういう感覚でした。

彼女は、拒食症に苦しみ、選手生命も危ぶまれた時期があったそうですが、その地獄の底から
はい上がってくるとき、掴んで持って帰ってきたものが「喜び」だった、と新聞に載ってました。

すごいものを掴んで生還しましたね。

あのフリーの「ウェストサイド・ストーリー」では、その、滑る「喜び」が満ちあふれていて
もう圧倒的に嬉しそうで楽しそうで、見ているこちらまで、満面の笑顔になっていました。

演技終了後、NHKの解説者も、しばし言葉を失っていたようです。

考えられないような不幸に見舞われながらも滑りぬいた、カナダのロシェット選手には
みんな心から声援を送ったと思うけど、彼女もすばらしかったですね。

「信じられない精神力」と、テレビで何度も言ってたけど、演技する彼女を支えたのは
お母さんや、周りの人々や、カナダの人たちへの感謝の想いだったんだろうなぁ、と感じました。

喜びや感謝って、すごい力を持つね。
あらためて、しみじみ感動です。

人形劇 2

2010-02-24 16:12:32 | 日記
この「新三銃士」のお人形は、木でできているようです。

木だから、表情は硬い。はず。

目は、閉じたり開けたりや、目玉が左右に動きますし、口も開けたり閉じたりできます。
これは、人間と同じですね。

でも、木だからねー、頬を動かしたりできないわけで、基本硬いわけです。

それなのに、どういうわけか、表情がリアルに感じられてしまうのです。

特に、リシュリュー枢機卿やミレディが秀逸。(悪役ばっかりですが)

照明とかカメラの角度とかの技術ももちろんあるのでしょうが、うつむいてガラスの大きな
目玉がギョローと動いたり、細い目や指先が鋭く動くだけでも、たかが人形なんだけど、
何とも言えず不気味なの。

「なぁんか、悪いこと考えているよねー。」
というのが、無言のセリフと人形の細かな動きだけで、わかってしまう。

人形劇って奥が深そうですね。

見る側の感性や洞察力が問われているようで、案外大人向きの芸術なのかもしれない、
などとも考えます。

同じようにミレディがうつむく場面を見ても
「ミレディは悪いことがバレて、言うことが無いから下向いてるんだ。」
って、子どもなら単純に解釈するかもしれません。

が、大人はその場面を見て
「ミレディは、強がってるけど、本当は哀しいんだな・・・」
と、感じることができる。

人形劇は、人形ゆえに、幅広い年代の人が見ることができて、そのレベルに応じた見方を
楽しむことができるんだなぁと、おとなのおばちゃんになって見たワタクシは感心いたしました。

人形劇

2010-02-23 16:00:27 | 日記
調子に乗ってたくさん書くと、すぐ目が痛くなってしまうので、少しずつ書くことにしました。

いろいろ見てみると、ちょろり~としか書いてないブログもいっぱいありますしね。

「読む」は「書く」より疲れるっていうの、どこかで聞いたことあったし・・・。

で、前から書こー、書こーと思っていたこと。

教育テレビ、金曜日の夕方6時から放映されている人形劇「新三銃士」。

大人の皆さんは、あんまり見てませんよね~。

ワタクシたちの子どもの頃、NHKの夕方の時間帯には、さまざまな人形劇をやっておりました。
お人形も、辻村ジュサブロー氏のだったりして、今思えば豪華でしたね。

大人になり、生活が忙しく、とんとそういう世界と縁が無くなり、自分の子ども達が幼かった頃は
アニメ全盛時代で、教育テレビもアニメだったような・・・。

実際、NHKの人形劇というのは、ずいぶん長いこと無かったようです。

が、昨年晩秋あたり、何年ぶりかは忘れましたが、とにかく大久方ぶりに人形劇が復活するという、
しかも劇が三銃士で、脚色がかの三谷幸喜先生だという、との記事を新聞で読み、
日頃ほとんどテレビを見ないワタクシでしたが、思わず
「絶対見る!」
と、見始めました。

最初は、毎日夕方6時になると始まるので
「これが、NHKの人形劇ってもんよね~。」
と、懐かしく見ていたのですが、ある時から突然、毎週金曜日放送に変わってしまいました。

そうしたら、忘れてしまうのですよ、リズム狂って。

あんなに楽しみにしていたのだから、昔なら考えられないことなんだけど、何度も忘れてしまい
先日
「おお、そういえば・・・」
と久しぶりに見たら、アンヌ王妃の首飾りはとっくに奪還されて、すっかりめでたしめでたしの
宮廷舞踏会シーンでしたわ。

ううむ、誰の活躍も見れなかった・・・。

そして、今日もいっぱい書いてしまった・・・。

なるほど・・・のつづき

2010-02-20 15:43:27 | 日記
これは、「お値段を前にして」に寄せていただいたriccoさんへのコメントの続きです。

同感していただいて、ありがとうございます。
riccoさんも、そういう実践されているんですね。

長くなりそうだったから、コメント欄に長いの載せると読みづらいので、こちらに書くことにしました。

なるほど・・・お母様の世代が「安いモノがいい」と、安いものを「良い」と信じて買って
しまわれるのですね。

確かに、大変な時代を生きてこられた方々は、安いものをたくさん買えるというのが良いことだ、
と考えても不思議ではありませんよね。

でも、どの世代にも、そういう考えの人は、かなりの一定数でいるんではないかと思います。

私は、安すぎるものを見ると、誰かがこの価格の下で犠牲になって泣いているような気がして
悲しくなってしまうのです。
「わーい、得した」
と素直に喜べない。特に食べ物の場合。

こういう問題って、難しいわよね。
産業は、構造であり組織ですから、ワタクシたちのような一個人が行動してどうなるなんてこと
考えただけでも絶望的な気分になるけど。

ただ、価格破壊の激安商品だけを追いかけていたら、なにか大変なことになってしまいそうな
嫌な感じはするんです・・・勘だけど。

でも、JALやトヨタのことを見てもわかるけど、絶対的に見えた巨大組織も、内側の人間の
あり方によって、崩れてしまうんだなって・・・
だから、やっぱり、ひとりひとりの人間のありかたで、世の中は変わっていくんじゃないかっていう
希望ももっています。

何年か前に、龍村仁監督による自主上映映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第5番」
を観ました。

これは、オムニバス形式のドキュメンタリー映画ですが、その中にダライ・ラマ法王の
日本での講演会の模様がありました。

法王は
「人間はすばらしい。どんなに苦しくて絶望的な状況に見えても、一人一人の人間の力が
必ず世界を変える。」
というような意味のことを、力を込めて話されていたと記憶しています。

法王は、決して、世の中を悲観しておられませんでした。

他にもこの「5番」には、チンパンジーとお話し出来る霊長類学者のジェーン先生とか
いろんな人が出てくるんだけど、みんなバラバラに取材されているのに
「ひとりひとりの力」
を、希望をこめて話す人が多かった記憶があるのです。

「どうせ私ひとりががんばっても・・・」
って、つい思ってしまいそうになる時、ダライラマ法王やジェーン先生の言葉を思い出すこと
けっこうあるんです、今でも。