アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

自分を苦しめる心の芯

2013-07-30 15:44:23 | 心や気持ちのお話
「心の芯」というと、自分がブレないための、しっかりした自分の軸、という意味があると思います。

そう言うとき、「心の芯」は、「信念」「信条」とかに言い換えられるのかな。

自分を勇気づけたり、明るく前向きにさせたりするために働く大事なものです。

が、もう一つ別の面もあるんじゃないかな・・・。

こちらは「思いこみ」、と言い換えられるのかもしれません。

これが、とても自分を苦しめますね。

よく「思いこみを手放す」なんて聞くけれど、そんな簡単なものじゃないわよ。

なにせ、「思いこみ」は長年にわたって形成されてきた、その人の人格の一部みたいなものですからね。

ですから、本人だって、それが「思いこみ」だなんて思っていません。
(ここが手強い)
(でも、赤の他人からは、よくわかっちゃったりするのですが)

だからフツーは、「手放す」なんていう考えにはいたりません。

まさか、自分の中にあるものが自分を苦しめているなんて思わないし、思いたくもない。

するとトーゼンですが、苦しみを与える他者に対して怒りを持つわけです。

あなたが悪いのよ。あなたのせいよ。あたしはこんなにがんばっていてちっとも悪くないのに。

はい、私はコレを、うんざりするほど何年もやりましたね。

そして、本格的にうんざりしました。

だって、どんなに苦しんだって、相手も変わらなければ状況も変わらない。
自分の苦しみも、ちいっとも変わらない。

変わらないまんま、どんどん年をとっていく・・・

これはおかしい・・・なんでだろー???

ここに至って、はじめてワタクシは意識の方向を変えることができたのです。

そう。相手から自分へ。

「ワガママ」を突き詰める

2013-07-29 10:56:08 | 心や気持ちのお話
そう、うちの主人は、「自分のやりたいこと」に対して、すごく正直です。

アタリマエのこととして、それを優先します。

私にはそれが、時に理解不能であり、時に甚だエゴイスティックな行動に映ってきたわけです。

なぜか?

答えは簡単。
自分は、そうしなかったから。そうできなかったから。

以下、自問自答。

「どうして?」

「そんなことしたらいけない、って思うから。」

「どうして、いけないって思うの?」

「だって、ワガママなことだし、ワガママは誰かに迷惑かけるし、自分ばっかり良い思いするのは
良くない。」

この理屈でいくと、主人はワガママで悪い人、ということになっていきます。

なので、長年私は、表面では、いろんな事を穏やかに受け入れているように見せても、内側は常に
煮えくりかえるように、主人に対して怒りを持っていたと思います。

心の内側全部、とは言いませんが、そういう激しく暗い面を持っていた、ということです。

私は、いつもまったりした雰囲気で、にこにこ微笑んでいる方で、実際、そういう穏やかな面も
持っています。

心優しい周囲の人たちの多くは、私がそういう人格だと思ってくださっている。

でも、稀に、鋭く内側を見抜いてくる人も何人かはいましてね
「顔は笑っているけれど、いつも怒っているよね。」
「その、貯まった怒りを早く流してしまわないと。」

と、言われたことがありましたっけ。

でもね、どうにもならなかった。何年も。

上記の理屈が自分の芯にある限り、主人への怒りは溶けないわけですよ。
何年たってもね。

先延ばしにしない

2013-07-28 11:12:57 | 心や気持ちのお話
でも、最近になって、やっぱりどうもそれじゃだめなんじゃないかって、かなり真剣に
考え始めたわけです。

最近、身体の不調が多かったせいかもしれません。

だんだん老いていくんだ・・・私も・・・あたりまえだけど・・・

その感じが「もう先延ばしにしてはいけない」という姿勢につながったと思います。

私がやりたかったことを、どうしてすぐにできなかったかというと、いろいろな
理由付けができるのですが、やはり、根底には「罪悪感」があったと思います。

常に家族のために働くのがあたりまえで、それで自分の存在価値を感じていたような私にとって、
「ただ、純粋に自分のやりたいことをやる。」
というのは、それが、家族の不自由を生む場合はなおのこと、すごい「ワガママ」のような
感覚になって私を責めてきました。

だから、なにかと「できない理由」を考えて、やりたいことからは目をそらせてきましたし、
やりたいことをやらなかった(できなかったと自分に言い聞かせて)時は、なぜか大変
安心したし、我慢した自分を褒めたりしていました。

こうして文字にしてみると、私ってずいぶん歪んでるよね。

わかりづらい女だ。

主人が、こんな私を理解できないのも納得だわ。

めんどくさい女房だったのね。

主人は甚だわかりやすくて、自分の希望や欲求にはウルトラ正直に行動する人ですから。


先延ばしの私

2013-07-26 11:20:22 | 心や気持ちのお話
あー、またしばらくぶりになってしまいました。

本人は「ほんの数日」と意識しているのに、確認してみると数週間の空きがある・・・

つまりぃ、月日が経つのは恐ろしく早いのですね。

恐ろしいよね、つまり、日々「死」に向かって一目散に全力疾走しているのだなって。

自分がのんびり「まだまだ先のこと」なんて考えてるより、ずっと早く確実に
今世の区切りに向かっているのだなって。

最近、よくそういうことを、かなり真剣に考えます。

「いつやるの?」「今でしょ」
という、すばらしいキャッチフレーズ。

あれが、まさに、自分の胸に脳内に響き渡るわけです。

行き急ぐというのとは違うのですが、
「もう、これ以上先延ばししてはいけない」
という感じです。

私は、買い物でも何でも、すぐに決められなくて、だらだらと先延ばしにしてしまうクセがあります。

考えているうちはまだいいのですが、そのうちめんどくさくなって「まぁいいや」と、放ってしまう。

そして「また今度」とか「またいつか」「そのうち」で結論づけて終わってしまうのです。

そういうことが、本当に多かった。

もちろんその中には、実際どうでも良くて、放っておいて消滅してしまってよかったものも、
けっこうあったと思います。

無理しないでよかった・・・無駄遣いしないで良かった・・・

先送り先延ばしにすることで、衝動的な行動による失敗を免れたこともたくさんあります。実際。

今までは、そちらに、非常に重点を置いて生きてきたと感じます。

とにかく、安全に、無難にやりすごす・・・そうすれば、+は無いかもしれないけど、-になることはない
少なくとも、現状維持はできるわけですからね。