アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ほんとうのセレブ

2012-03-19 17:08:44 | 日記
先日、学生時代の友人のお宅に、お招きを受けて行きました。

今や、雑誌でもテレビでも「セレブ」という言葉が踊っているけれど、彼女自身や彼女の暮らしぶりは
「これを本当のセレブというのではないかしら?」
と、思わせるものでした。

ものすごく上質なんだけれど、派手ではない。
つまり、その「ものすごく上質」な暮らしが日常の暮らしなので、なんか落ち着いているのです。

ことさら感が、全くないので、むしろ地味なくらい。

住んでいらっしゃる場所が、まず田園都市線沿線で、しかもその中でも際だって美しい住宅街なのですよ。

なんか、そこだけ可愛らしいヨーロッパの街並みたい。
いえ、可愛いだけでなく、重厚感もたっぷり。

で、送迎してくださる自家用車が国産小型車、というのがなかなかニクイのよねー。

お宅の中も、家具調度品等、海外生活が長かったせいもあるのでしょうが、ゆったり大きいものが多く
ごちゃごちゃと細かいものが無くて、洗練されているのです。

お食事をするダイニングテーブルは大きくて、レースのテーブルクロスの上に、ホテルみたいな生花の
アレンジメントフラワー。その両脇には淡い緑のキャンドル。

高級レストランみたいに、きちんとテーブルセッティングされていまして。

そして、お料理も高級レストラン並。

スープ、前菜、サラダ、肉料理、ピラフから最後のチョコレートケーキに至るまで
全て、彼女の手作りによるものでした。

おいしかった・・・!!

それらを、おしゃべりしながら実にゆったりと、温めたり盛りつけたりしては、順々に出してくれるのです。

何から何まで、無理が無いの。
つまり、慣れているってことなんでしょうね。

そういえば、お手洗いの中にも、すごくきれいに生けられたお花があったわ・・・。

すごい上質な空間で、上質なもてなしをしながら、お客さんに緊張感を与えない。

これぞほんとうのセレブでありましょうと、実感した訪問でありました。
(自分にはできない、と潔く悟った訪問でもありました)

なんとかなるものだ

2012-03-13 19:50:17 | 日記
去年の3月14日だったと思います。
我が家の上棟式。

震災直後で、鉄道も止まり、ガソリンも無く、給油もできない状態で、不動産屋さんに乗せてもらって
やっと現地にたどりついたのでした。

夕方でしたが、停電だったか節電だったかで、とにかく暗く、しかもすごく寒かった。

準備が整うのを待つ間にも、計画停電の実施を知らせる市役所の防災放送が流れ、何とも言えない気分でした。

その日もやはり、ひっきりなしに余震で揺れ、自分が住んでいる地域も含め、日本の半分が沈んでしまうような恐怖感。

これから日本はどうなってしまうのか、日本の経済はどうなってしまうのか、絵なんて買う人は
いなくなってしまうんじゃないのか、私たちは、この家のローンを抱えたまま路頭に迷うことに
なってしまうんじゃないのか。

そんなことが頭の中をぐるぐる回り、真っ暗な気分だったのを、今もはっきりと思い出せます。

なぜ私は、こんな年になって、前が全く見えないような漆黒の荒海に船出しなくてはならないのか・・・?

家が無事にでき、店がオープンした時も、みんなに言われました。
「すごいですね、こんな時に・・・。」

「こんな時」がくるなんて、土地を買った時は想像もしてなかったのですよ・・・。

祝福の言葉が、「これから大変ですね。」という憐れみのようにさえ聞こえ、胸に突き刺さったものです。

が、以上は私個人の感想と感情でして、主人は全く前向きでガッツそのもの勇気凛々だったようです。

あれから1年。

まことに有り難いことに、穏やかに暮らしております。

主人の方も、おかげさまで、今まで通りに商売がまわっております。

そして私も。
去年の今頃、私の持っているアートワークのレギュラークラスは2つでした。
が、今は8つのクラスを持っています。

本当に不思議なことです。
数え切れない方々のおかげを頂いてこそのことですが。

なんとかなるものなんですね~~~。



震災1年

2012-03-11 17:47:47 | 日記
東日本大震災から1年たちました。

めまぐるしく変化する現代社会にいてさえ、この震災は、全く「過去」のものにはなっていません。

苦しみも悲しみも痛みも不安も、まだまだ全然終わっていない、というより現在進行形。

でも、それでいいとも思う。
忘れてはいけないこともあるから。

今日は朝から、テレビを見ては泣き、新聞を見ては涙をこぼし、見ず知らずの方々を思って呆然と仏壇の前に座り
一年前と同じ様な状態にもどってしまいました。

こういう日は、一人静かに一日中さめざめと泣いていたいと思うけれど、まさに地震の起きたその時間
親子アートワークが入っていて、こんな時間にうっかりワークを入れてしまった自分を責めまくり・・・。

ワーク直前まで泣いていて、目が赤くなってしまって、こんなでワークできるのかと思いきや
大喜びでアトリエに入ってきた親子さんを迎えると、たちまちスイッチが切り替わり、
うんと楽しい時間を作ってしまう。

これでいいのかとも思ったし、これでいいんだとも思う。こうでなくちゃいけないとも思う。

こうやって、それぞれがいろいろ考えながら、やっぱり生きていくんだと思います。

明日は今日と同じになるとは限らないんだって学んでしまったのだから、やはり、今日自分のやるべきことを
きちんとやって、良い一日にしないとね。

今日の新聞は捨てないで取っておくつもりです。

毎日が普通に過ぎるのはアタリマエではなく、つつがない目の前の日常のありがたさが
アタリマエではないことを
忘れないための、自分への戒めのために。

家宝

2012-03-03 20:03:44 | 日記
あかりをつけましょぼんぼりにー

今日はお雛祭りの日です。

女の子がワタクシしかいない我が家では、全く意味をなさない日なのですが、それでも一応、お雛様くらい飾りたい。

で、このお雛様。

次男が保育園に行っていた頃に、園で作って持って帰ってきたものです。

フルーツゼリーの空きカップと折り紙で作ってあり、サインペンでお顔が描いてあります。

もう16~7年前の作品ですが、あまりにも可愛く良くできているので(親バカ)大切に保存して
箱から出すたびに「これ以上可愛いお雛様は世の中に無い」と本気で思っています(親バカ×100)

玄関に飾ってあるので、次男も目に入るはず。

きっと「いつまでこんなのとっとくわけ?かあちゃんバカじゃないの?」と思っているに違いない。

何言ってるのよあんた、これはお母さんの宝物、我が家の家宝なんだからね。

お金では絶対買えない。これぞほんとの宝物です。

痛みと同居。良かった方法。

2012-03-02 13:54:16 | 日記
地震関連の記事が入って、私の「痛み」についてのお話が途中になってしまったのだけど、今日はその続き。

まぁ、そんなわけで、肘の筋肉の内側にカルシウムが貯まってしまった。
それで、とっても痛い。
でも、為す術無し。

インターネットで調べたら、カルシウムが貯まる原因もわからないし、従って予防もできないのだそうです。

まあ、こんな変なことが体の中で起こってしまうのは、自律神経のトラブルではないか、
ということで、強いて言えば、原因はストレスなんだそうです。

つまりー、痛みの原因が分かっても、どうしようもないこともあるのですね。
医療も万能ではないということを、身をもって体験。

で、そんな時、何が効果的だったかと言いますと、「笑点」。

あれは良かったわ~大喜利だけでも毎日やってくれたらいいのに~~。

インドネシアかどこかの部族では、村に病人が出ると、村人たちがその病人の家に押し掛け
おもしろい歌を歌ったり踊ったり、おかしな芝居をしたりして笑わせて、病気を治してしまう、
というのを昔聞いたことがあります。

それ、理にかなっているかもよ。それに似た感覚かも。

個人的には木久扇さんが好きで、歌丸師匠が「きくちゃん」と指名し、木久扇さんが
ニヤリと笑った瞬間から笑い崩れてしまいます。

あの存在自体がオカシイのです。

あの、背筋が凍るようなナンセンスな笑い、ひとり爆走するわけのわからないシュールな笑いに
ついていける人は誰もいない。

時々、隣の春風亭昇太さんがつくづく気の毒になります。
彼の笑いはマトモですから。

うきゃきゃきゃきゃ・・・と笑い転げたあとは、なんか痛みも軽くなって元気になった感じがするのですよ、明らかに。

はぁ~、ほんと大喜利だけでも毎日やってくれたらいいのに。