アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

お魚の塗り絵

2015-09-16 10:54:24 | アートセラピー
昨日は、地元の障害者作業所でのアートセラピー・ワークでした。

通所者の方2名と、スタッフさん1名で、まったりと楽しみました。

色の塗り方も、ほんとそれぞれで、きれいですね。







お魚を塗り終えたら、大きな画用紙に海を描いて、その中に泳がせてあげるんですが、
お魚を勢いよく切っているうちに、まるでお魚の切り身みたいになっちゃったり・・・。

でも
「手伝おうか?」
と聞くと
「やるー、自分でやるー!!」
と言って、楽しげにじゃんじゃん切るから、これもまた良し!ですね。

点描曼荼羅

2015-09-14 14:00:52 | アートセラピー
昨日、点描曼荼羅というのを、初めて習って描いてみました。



最初、見本をいろいろ見せていただいた時には、
「こりゃー、とても自分には無理だ。」
と思ったのですが、ここまで来て帰るというのも大人げない。

ので、とにかくやってみました。

マンダラ塗り絵なんかもそうですし、パステルシャインアートの万華鏡アートもそうですが、
勇気がいるのは、最初だけ。

とっかかりの所が、一番迷います。

が、そこを乗り越えて、1周するごとに、どんどんイメージが勝手に出てきて、それと共に
気持ちの方は、どんどん穏やかに深まっていきます。

美しい対照形というのは、それだけで気持ちが良いですね。

やれやれ、できたできた、めでたしめでたし。

ペコちゃん展 2

2015-09-10 13:17:47 | 日記
ペコちゃん人形というと、季節ごとに、いろいろ可愛く衣装を変えて立っている姿を
思い浮かべてしまうんですが。

秋には、千歳飴を持った着物姿のペコちゃん。
冬には、クリスマスブーツを持ったサンタクロース姿のペコちゃん・・・。

最近は、更にファッショナブルになってるみたいですね。
おしゃれだわ。



で、忘れていたんだけど、ペコちゃんの元々のいでたちは、黄色いTシャツに赤いサロペットと同じ赤のリボン
なんですよね。

やはり、この姿を見ると「これぞペコちゃん!!」て感じがします。

この展覧会では、現代アートの作家さん達のペコちゃん作品も展示してあります。

その中で、大変印象に残った作品2点。





これを見ると、なにか、長い間不二家のウルトラトップ宣伝部長として君臨し続けてきた、
そして、これからもそう在り続けるであろう強いペコちゃんを感じます。

そう、ペコちゃんは可愛いだけではないのです。

元気で可愛く、そして強い、営業最前線でがんばり続ける、孤高の6歳児なのだわ!

ペコちゃん展

2015-09-09 13:30:12 | 日記
昨日、平塚市美術館に「ペコちゃん展」を見に行きました。

これは、たぶん、夏休みのお子様向け企画展だろうから、もう9月だし、平日だし、
台風が近くて雨も降っているし、でガラガラだろーと思って行ったのですよ。

ところが!

なんと、駐車場もカフェレストランも展示会場も、かなり混んでいるじゃありませんか!

ええ~??どうして~~??

と、思ったのですが、会場に入ってみてわかりました。

これは、昔のペコちゃんとその時代に会える、お子様よりもむしろ中高年向けの企画展なんだって。

そう、美術館の中は、私たちくらいからそれ以上の年代のおじさまおばさまでいっぱいでした。

いや~、懐かしかったわぁ。

ミルキー、パラソルチョコ、ポップキャンデー、ミルキーでできた千歳飴・・・。

私は鎌倉生まれの鎌倉育ちなんですが、昔っから鎌倉の駅前には、どーんとペコちゃんがいましたよ。

なんだか、最近、ペコちゃん人形ってあんまり見ませんね。

今住んでる所は、2件ほど不二家あるんですが、ペコちゃんは立っていません。

けっこう、さらわれてしまうんですってね。

可愛いし、元気いっぱいなペコちゃんだから、そばにいて欲しい気持ちはわかるけど、でも連れて行っちゃダメよねぇ。



このペコちゃんの冠は、イチゴのショートケーキ!!

大地の芸術祭 その6

2015-09-06 10:51:55 | 
今回の旅では、現代アートについて、いろいろ考えさせられました。

現代アートって、あんまり好きじゃなかったです、実は。

「オレを見ろ」的な感じが強かったり、メッセージ性がありすぎたり、あるいは難解で??だったり・・・。

平たく言うと
「なんでこれがアートなの? どこが美しいの? わからなーい・・・。」
という感じです。

が、どうしてそう感じてしまうかの原因がわかった気がしたのです。

つまり、そういう作品を美術館の中で見てしまったからなんじゃないか?

この大地の芸術祭では、キナーレ以外では、すべての作品を、美術館以外で見ました。

あるものは棚田の中で。あるものは雑木林の中で。そしてあるものは古民家や、廃校になった校舎の中で。

そういう中にあった現代アートの作品達は、美術館の中で見るとげとげしさややかましさが、
うまい具合に中和され、そぎ落とされて、自然にすうっと心の中に入ってきました。

「現代アート」と聞くとつい構えてしまう私が、全くそういう感覚にならなくて、むしろ、作品達を
すごく楽しめました。

不思議なことでした。

思うに、現代アートっていうのは、今まさに私たちと共に生きている、同時代のアートなのだから、
美術館の中に入れてしまってはいけないんじゃないかしらね。

作家と鑑賞者、作る人と見る人、に分けてしまってはいけない。
だって、今この時を生きている作家の作品なんだもの。

現代アートは、街中や公園や里山や海辺にあって、今を生きる私たちと共にあるのがいいんじゃないのかな。

そんな風なことを、強く感じた「大地の芸術祭」でした。