アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

パステルシャインアートの「虹」

2018-06-30 18:10:27 | パステルシャインアート
今日は、小学校5年生のMちゃんと、アトリエでパステルシャインアートを楽しみました。

まだ6月なので、雨傘と長靴の絵を描こうと考えていたのですが、なんと梅雨明けしてしまったので、
しかも、ここ数日は夏真っ盛り的お天気なのでその絵は描けない。

で、梅雨は終わったよ・・・と虹の絵を描くことにしました。

今Mちゃんは5年生ですが、4年前の1年生の時も、一度虹を描いたことがありました。

その時は、型紙を使うことも、虹の7色を段階的に塗ることもできなかったのです。

でも、それはそれで、とてもメルヘンで自由な虹でステキでした。

が、やはり5年生になり、型紙を押さえる指の力や、色をイメージ通り使う力が十分ついたのでしょう、
とてもしっかりした虹の絵が描き上がりました。

最初の一枚はこれ。
背景のグレーがかった紫がいい感じですね。



次に描いたのがこちら。
女の子らしい可愛らしい絵になりましたね。



満足満足・・・な良いお顔で帰りましたよ

パステルシャインアートの「海」

2018-06-28 12:56:48 | パステルシャインアート
ここ関東は、まだ6月下旬ですが、もう梅雨明けしてしまったかのような暑さと天気が
続いております。

なんか、このまま真夏に突入してしまいそう・・・。

今日はパステルシャインアートのクラスでした。

参加者は2名で、そのうちのお一人は、今日が初めてという方でした。

画材の使い方の説明などからゆっくりと始めまして、出来上がった作品はこちら。



全く初めてなんて、とても思えませんねー!!

すごいステキ

「こんなにキレイに描けるなんて!」
と大感激で、しみじみ満足して、ご自分の絵を眺めていらっしゃいました。

自分に素直に満足できるって、なかなか無いんじゃないかしら・・・

良い時間になりました。 アートセラピー大成功です。

こちらは、通い始めて2年の方の作品。



これもまた、島の形が楽しげで、海の色の透明感もいい感じですねー

理由は聞きませんでしたが、きっといろいろあるのでしょう、「今は、絵を描いている時が一番心が安まる」と
おっしゃり、「家で描くより、ここで描く方が気持ちが集中できる」とおっしゃって、
今月2回目のクラス参加となりました。

どういう形であれ、一枚の絵を描くことが、その人の気持ちを幸せにできるなら
私にとって、こんなに嬉しいことはありません。




平和なセパ交流戦

2018-06-15 15:47:56 | 日記
私は、生まれも育ちも神奈川県なので、プロ野球では横浜DeNAベイスターズを応援しています。

夫は、生まれも育ちも東京都なので、東京ヤクルトスワローズを応援しています。

だからやりにくいのよね-、特にベイスターズ × スワローズ なんていう時には。

心の中で「よぉっしゃ筒香、カモン!!」とか怒鳴っていても決して口には出せません。

もしベイスターズの方が勝ってたりしたら、よけい言えません。

むむむと黙ってテレビ見てるだけ。

ところが旦那は大声で「よぉっしゃ山田ホームラーン!!」とか怒鳴るわけ。

この違いはどこから来るのかしら?

なんで旦那は気持ちのままに怒鳴れて、私は空気読んで黙ってるのかしら?

深く考えるといろいろ出てきちゃうから、考えない。もう。

なので、今のこの時期、セパ交流戦のこの時期は平和でいいわぁ!

どっちもセリーグだから余計に平和を感じるわ。

でも、もうすぐ終わりだわ。

次に平和が訪れるのはオールスター戦の時。

その次は日本シリーズの時ね。

ああ、まだまだシーズンは長いわ。


父のアジサイ「逸ノ城」

2018-06-14 13:25:11 | 日記
父は数年前から、マンションのベランダでアジサイを育てていました。

もともとは、母がもらってきた鉢植えで、もらった年には青い花をたくさん咲かせていて
花の咲く場所などもバランス良く整えられていて、たいそうきれいでした。

ところが、次の年くらいは花を咲かせたかと思いますが、その後数年全く花をつけなくなってしまいました。

梅雨の時期になっても一向に蕾が出てこなくて、それでいて葉っぱばかり元気いっぱいに
もりもりと育っているアジサイを見て、私などは
「変なアジサイ。きれいじゃなーい。」
と見る気も失せていましたが、父はそんな愛想のないアジサイに「いちのじょう」と名を付けて
可愛がっておりました。

次の年も次の年も「逸ノ城」は相変わらず蕾も花も付けず、葉っぱばかりがもりもり元気な
実に愛想のないアジサイでした。

もうアジサイというよりは、元気の良いただの植物って感じ。

それでも父は「いちのじょう」に水やりを欠かさず可愛がっておりました。

すると!

今年「逸ノ城」は、なんと可愛らしいピンクの花を咲かせました。

おまけに、ピンクの蕾もたくさんついています。

おお逸ノ城、あんたはエライ! とっても可愛くてキレイだよ!

んんー、もう逸ノ城っていう名前やめようか。

プーシキン美術館展の風景画

2018-06-05 14:57:54 | 美術・芸術
私は、美しい自然の中に入るとほっとします。

しばらくその中にいると、とても良い気分になって元気になります。

この展覧会の会場では、不思議なことにそれと全く同じ事がおこりました。

一枚一枚の作品が、とにかく美しく気持ち良いのです。

風景画がテーマの展覧会でしたから、まるで美しい自然の中を散歩しているのと同じ感覚になれたのです。

18世紀くらいまでは、人物画や宗教画の背景としての風景ですが、手を抜かず、
無邪気に真剣にありのままに風景を写実して表現してくるので、それはそれで心を打たれます。

19世紀からは、風景画が一つのジャンルとして確立してきます。

産業が盛んに成り、都市・都会が発生して、その反作用として、今までどこにでもアタリマエにあると
思っていた自然の美しさ、貴重さに気づいたのかもしれません。

なので、この時代の風景画は、そのままの自然に対してとても誠実な感じがします。

自然の中に座って、ただただ無心に眺める感覚に似ています。

更に20世紀以降になると、そこに画家の感情みたいなものが混じってくるみたいですね。

風景をそのまま正確に描くというより、「自分にはこう見える」「私にはこう感じられる」みたいな。

ですから、同じ場所の風景を描いても作家それぞれの表現になります。

見る方も、自分の感覚に合った絵を好きになりますね。

セザンヌの色合いやタッチにぐっとくる人もいるでしょう。



私の場合、シスレーはどれを見てもキュンときてしまいます。

日本人はもともと、自然の美に対しては敏感だと思います。

ですからこの展覧会は、とても気持ちの良いものに感じられるかもしれません。

私は、会場の部屋を回るごとに、まるで美しい森の中を散歩したみたいに癒やされましたもの。