アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

足立美術館

2013-11-23 13:37:39 | 日記
足立美術館・・・今や、山陰地方有数の観光スポットではないでしょうか?

バスガイドさんのおっしゃるところによると、足立美術館がコースに入っていないツアーは、
すごく不人気だとか。

何が有名って?
お庭と横山大観。

ホテルを出て、10時半頃、足立美術館に到着したのですが、すでに何台も大型バスが停まっており、
けっこうな混雑でした。

ほとんどの方は、庭園が目当てなのでしょうね。

世界が選んだ日本の庭園のナンバーワンなのですものね、
しかも、何年も連続して不動の地位なのだから、たいしたものです。

私も、興味がありました。

正直、横山大観コレクションより興味があったわ。

「庭園もまた一幅の絵画である」・・・という考えのもと、足立全康氏が心血を注いで造り上げた名園は、
確かに、圧倒的に美しく
「ほー」とか「へぇぇー」とか言うより、表現のしようがありません。

そういえば、横山大観画伯が
「名画とは、どういうものですか?」
と聞かれたとき
「絵の前に立ったとき、思わずああああっと言って、他に言葉が無いような絵のことです。」
とおっしゃってました。

あまりのわかりやすさに
「さすが横山大観。おそるべし。」
と思ったものですが、それに照らしてみると、この足立美術館の庭園というのは、名画そのものなのかもしれませんね。

「生の額絵」「生の掛け軸」という所が館内にありまして、額縁や掛け軸の形に壁がくりぬいてあって、
そこから覗くと、まさに庭園が絵画のようになって見えるのです。

すごく綺麗・・・なはずなんだけど、たっくさんの人の頭が、その絵の中に入ってしまうのですよ。
混雑してるから。

それでも、午前中はまだいい方らしい・・・午後はほんとに大混雑らしいですよ。

狙い目はお昼時かな。
私たちは、ちょうど12時頃に出てきましたが、その頃は、かなり空いてました。

本当に美しいので、一見の価値はあります。

ただ、お庭を散策することはできません。
ガラス越しに眺めるか、外を廻る通路から眺めるだけです。

どの季節に行っても、楽しめると思いますし、収蔵品も大変充実しているようです。

私は、絵画の方も、十分楽しみましたよ。

出雲大社 2

2013-11-15 20:06:12 | 日記
出雲大社というと、真っ先に思い浮かべる、写真に必ず出てくる、あの大きな注連縄。

見ましたよ。
ほんとに大きいわ。

あれは、本殿にかかっているのではなく、お隣の神楽殿にかかっているのですね。
初めて知りました。

出雲大社というと、あの大注連縄が有名だから、ついつい、あの写真が本殿なのかと
思ってました・・・。

そういえば、神楽殿では、結婚式が挙げられていましたよ。
挙げてもらえるのですねー。
さぞや、感激でしょうね。

で、いよいよ本殿にお参り。

正面から拝すると、中がよくわからなくて、というか、あまりに真正面過ぎて
大きさの感覚が無かったのですが、ぐるりと横~背面を歩くと、その社の巨大さに驚き
圧倒されます。

まことに残念ですが、写真では、おわかりいただけないかと思うのです。

とにかくほんとに大きいのです。

大国主命が、国譲りの条件として、高天原のような立派な宮殿を与えられることをあげていました。

なので、こんなに巨大で立派なのですね。

一見の価値在り、です。

出雲大社

2013-11-14 15:55:08 | 日記
さて、いよいよ、今回のメインイベント、出雲大社参拝であります。

この日のために、ちゃあんと図書館で「古事記」を借りて読み、「国譲り」についての
おさらいをしましたとも!

実は、長い間、伊勢神宮は、常にお参りしたいと思っているけれど、出雲大社には、
そんなにお参りしたいと思っていませんでした。

もはや「縁結び」などには興味ありませんし・・・。

なにより、なにかこう、恐い感じがしていたのです。出雲大社って。

つまりね、伊勢が陽なら出雲は陰、という感じ。

伊勢神宮は、天照大神様をお祀りしていますから、明らかに「陽」であり、天界高天原に通じますよね。
だから、恐くない。

対して出雲大社は、どうしても、私には、暗い黄泉の国への入口みたいな感覚をずっと持っていました。
なんか、恐かった。血の匂いがするみたいな。

でも、今年、高校のクラス会に行った時、同級生のひとりが、出雲大社にお参りして、その時
「オレ、こんな生き方してていいのかなーって思った。」
というのを聞いたのです。

それを聞いて、初めて「お参りに行こう!」と思ったのです。

はたして本当に、暗いのか恐いのか血の匂いがするのか、確かめたいとも思いまして。

この少し前に、アートセラピスト仲間の女性の方が出雲大社にお参りに行き
「出雲は、私の魂の故郷でした。何度でも行きたいと思える場所でした。」
という、メールを頂いておりましたので、
「そっか・・・じゃ、私もそう感じるかも。きっと恐くないんだ。」
って、安心したのです。

遷宮の後で、混雑が激しく、なかなか拝殿までたどりつけないだろう、などと言われていましたが
私たちは、どこまでも運が良かったようで、バスもすぐ駐車場に入れましたし、出雲大社もさほど混んでおらず、
大変スムーズに参拝することができました。

ありがたいことでした。

さて、第一印象。

「大きいよね。」
そう、どこもかしこも巨大なのでした。

松江 その2

2013-11-13 20:06:58 | 日記
松江では、自由行動の時間が1時間ちょっとありました。

武家屋敷や小泉八雲記念館などを自由散策するもよし、ちょっと足を伸ばして
松江城まで行くもよし、でしたが、とにかく前述のごとく、私は頭痛と微熱で
動き回る自信も気力もありませんでした。

なので、お堀をぐるっとまわって、舟から松江の街を見物する「堀川めぐり」
というのに乗ったのです。

これがもー、すごく良かったのです。ほんっと良かったのよー!!

屋根だけついている屋形船みたいな感じで、定員13名のところ、7名で乗ったのです。

寒くないように、膝掛け毛布などもあって、それにくるまるので、とっても快適。

船頭さんが、可愛らしいおばあちゃんで、生まれも育ちも松江なのでしょう、舟からの
眺めをよどみなくいろいろ説明してくださり、ところどころで歌も歌ってくださるの。

それが、とっても上手で、もう良くて良くて・・・!!
また乗りたい~~!

ぐるっとまわって40分 ¥1200でした。

お堀なので、波もありませんから、揺れることもなく、船酔いの心配もありません。
超オススメですわ。

どこもかしこも絵になる美しさだったのですが、写真がこれしかないのが
残念でなりません。

(舟に乗っている間は、あまりのステキ連続に、体調不良はすっかり忘れたのですが、見るのに夢中で
写真撮影も忘れました)

ま、雰囲気がおわかりいただければ、と思います。

松江

2013-11-12 19:59:02 | 日記
今回、このツアーを選んだのは、とにかく出雲大社にお参りに行きたかったこと。

良い季節の時期で、出雲大社が入っているツアーならなんでもいい、みたいな感じで選んだのです。

なので、出雲大社以外の場所は、あんまりよくわからなかったし、重点を置いていませんでした。

が、鳥取砂丘は、「やっぱり行って良かったなーー!」と思える場所でした。

そして、松江。
二日目の最初に訪れた街でした。どういう街かも全然知らない所でした。

ところが・・・なんて美しい城下町なのでしょう!!!

私も、それほどたくさんではないけれど、仕事やら観光やらで、日本のいろんな所に行き、それぞれ
とてもすてきな場所でありましたが、それらはやはり「訪れた場所」でありまして、なんていうか
「よその場所」というか、そういう感じでした。

ところが、この松江という街は、なんか違った。
私にとって。

なんと言いますか、また来たい、何度でも来たい、老後ここに住んでもいい・・・
そんな風に思ってしまうほど、心惹かれる街でありました。

松江は、戦災にあっていない街なのだそうです。

なので、江戸、明治、大正、昭和の歴史が、そのまま街に残っているのです。

華やぎとかにぎやかさ、などはまるでありませんが、そのかわり、なんともいえない落ち着いた、
静かな街なのです。

街全体に、こざっぱりした清潔感を感じ、そして何よりも「気品」があるのです。街に。
質素で、ほんとに不思議な「気品」が漂っているように、私には感じられました。

あー、なんて美しいんだろ!なんて、居心地の良い街なのでしょう!

この日は、朝からもう頭痛と微熱で辛かったのに、全然関係ありませんでしたね。

・・・つづく