アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ピンク色のカレー

2013-03-21 13:43:32 | 日記
昨日、お彼岸ですので、両親と妹と、実家のお墓参りに行ってまいりました。

実家の両親は、そろってちゃきちゃきの江戸っ子でして、父方のお墓は高輪台、
母方のお墓は谷中にあるんです。

で、普段は高輪台のお墓に行くので、昨日もそうでした。

お彼岸の中日で、朝から天気も穏やかで、お墓にはずらーーっと新鮮な美しいお花が
生けてある光景は、なかなか心和むものでありました。

きれいにお掃除をして、お花も生けて、お線香も上げてお参りしまして、早お昼時。

もうけっこう桜も咲いていて、のんびりぶらぶら歩いて高輪プリンスへ。

そこのレストランでは「桜づくし」メニューが展開されておりまして、桜色の
サンドイッチだのケーキだのはもちろん、なぁんと桜色のカレーがありました。

「桜シーフードカレー」というの。

おおぉ・・・少し前だったら、絶対引いてたと思う・・・絶対オーダーしない・・・

が、なぜか、最近、もう二度とお目にかかれないようなものにはトライする気分に。

「いつか」や「また今度」は、もう無いんだって、来ないんだって思うようになりましてね。

で、食べましたとも、桜シーフードカレー。

普通に作ったカレーに、桜ピューレというのを混ぜるんですって。

なので、基本、味はカレーなんだけど、ちょっと甘い味で美味しかったですよ。

バイオリニスト古澤巌 3

2013-03-19 14:38:21 | 日記
アンコールの1曲目は「いい日旅立ち」でした。

が、彼等(この日は、ジャズピアニストとベースとのトリオ)にかかると
この哀愁をおびた青春ポップスは、いきなり大人のタンゴになってしまうのでした・・・。

うひゃーと思って聞き終わると、無言で2曲目へ。

いつも必ず、演奏の前には曲名を紹介してから弾かれるので、一瞬「あれ?」と
思いましたが、数秒後には「あー、チャルダッシュだー。」とわかりました。

が、同時に「うわぁ、なんか大変なことになるかもや~」とも思った。

案の定、次第にバイオリンは命を持った生命体のように、なんか別の生き物みたいに
なっていったわけ。

むせび泣き、饒舌に語ったかと思うと大声で笑い踊り狂い、およそ人間の持つ
あらゆる感情を全身全霊で歌うような、疾走する凄まじいチャルダッシュでありました。

最後の一音と同時に「BRAVO!!」の声が飛んだけれど、こちらはもう
それどころではなかった。

魂を抜かれた抜け殻のようになって、あえぐような息をして、シートに座っているのが
やっとのような状態。

呆然と言葉もなく、身動きもしばらくできませんでしたね。

やっとの思いで、誘ってくださった知人の方に
「素晴らしかったですね。お誘いいただき、ありがとうございました。」
と一言。

そしてもう、何か呆けてしまったように、のろのろと家に帰ったのでありました。

悪魔のような天使のバイオリン弾きですわ。古澤巌さんて。

バイオリニスト古澤巌 2

2013-03-18 14:01:39 | 日記
聞けば、古澤氏は、一度完全にバイオリンから離れたのだそうです。

それを言えば、千住真理子さんもやはり、バイオリンを手放してしまったことが
ありました。

とことんやって、絶望的に燃え尽き行きづまってしまったのでしょうね・・・。

バイオリニストなんて、ほんともう小さい頃からバイオリン弾いてたわけだから
それを手放すっていうのは、なにかもう、それまでの自分を葬り去るみたいな
すごい重みがありますよね。

真理子さんの場合はよく知りませんが、古澤さんは、アパレル関係のお仕事を
始められたそうです。

もう完全に、バイオリンとバイオリンを弾いていた自分とさよならする気持ち
だったのでしょう。

そういえば、ステージの古澤さんは、ものすごくオシャレでした。
黒のスーツにシャツ、黒いターバンと色鮮やかなスカーフがめちゃくちゃ
かっこよかった!

あれは、アパレル関係のお仕事をしたおかげなのかな?

話は戻りますが。

でも、古澤さんも真理子さんも、再びバイオリンに戻ってきたわけです。

ここからがすごいと思う。

これは千住真理子さんの話ですが、とにかく(プロはなんでもそうなのだとは
思いますが)、一日でもバイオリンを弾かないとカンがおかしくなってしまうのに
長い間バイオリンに触れてさえいなかったのだから、昔の感覚を取り戻すことが
できなかったと・・・。

うーーむ、どんなに大変だったことでしょう!

それでもお二人はバイオリンを続けたのですよね。

これは私の想像ですが、「昔の感覚」は完全に取り戻せなかった代わりに
何か別の感覚みたいなものを得たのではないでしょうか。

バイオリンを弾くほんとうの喜びとかね。

だから、真理子さんはデュランティを手に入れられたのでしょう。
というか、夫も私も、デュランティが真理子さんを選んだのだと信じています。

そして、古澤巌さんは、あの光も闇も飲み込んでひとつにしてしまったような
圧倒的な美しい音を手に入れられたのではないかと思うのです。



バイオリニスト古澤巌

2013-03-17 20:01:48 | 日記
仲良くして頂いている方に
「古澤巌のコンサートに行きませんか?」
と、お誘いを受け、実は古澤巌さんなんて知らなかったのだけれど
コンサート会場はうちのすぐ近くだし、せっかくなのでご一緒させて
いただくことにしました。

私の中では、バイオリニストといえば、千住真理子さんがとにかく頂点でして、
彼女がストラディバリウス・デュランティを手に入れてからは、それはもう
不動のものでありました。

なので、申し訳ないけれど、
「ま、なんとなく楽しめればいっか・・・。」
みたいな気分で出かけたのです。

が。

とんでもなくすばらしい方でした。

最近、こんなに激しく感動したことはない、くらいに衝撃を受けてしまいました。

音がすごい。

真理子さんのバイオリンの音は、どこまでもどこまでも清らかで透明で美しく
そこが素晴らしいのですが、古澤巌さんのバイオリンの音は、透明とか清らかとか
とは、少し違った感覚を持ちました。

「清濁併せ飲む」という言葉がありますが、まさにそんな感じ。

清らかなものも濁ったものも入っていて、それなのにというかそれだからこそというか
ものすごく音が「優しい」のです。

美しい、というより優しい。それも、信じられないくらい深い優しい音なのです。

身体の芯からじわじわと癒されていくような、飲み込まれ溺れてゆくような
危ういほどの快さ。

う~~ん、参りました。


私の年頭のコラージュ 2枚目

2013-03-01 15:17:12 | コラージュ作品
今年、ワタクシは、年頭に3枚のコラージュを作りました。

1月27日の記事に載せたのは、その2枚目。日付は1月21日。

最初に作ったのが、この作品です。

日付は1月7日。
裏に「うるおいと前進」て書いてあります。
これがタイトルなのね。

確かに真ん中にどおーんと、ホットレモネードみたいのがありますね。
きっと、ジンジャーなんかもブレンドしてありそうな。

まだまだ、寒くて乾燥している冬の最中ですものね。
こういうのが出てきても、全然不思議ではありません。

で、今日あらためて見返して、なるほどと思ったのは、そのホットレモネードを
中心にして、対角線を描くように、イワシの料理とお豆腐の料理が並んでいること。

とにかく、身体に良いものを摂取せよと受け取りました。

それから、右下の、なだらかな山道を歩く男性の姿。
これも、健康には大切。

昨年は、とにかく身体のあちこちが痛かったり不調で、絶えず何かしらの
医者通い、整体通いが続きました。

今年は、まだ痛みはあるけれど、だいぶ良くて、気分も前向き。

良い食事や適当な運動で、自分の身体を癒し守りなさい、ということかな。

そして、中央のてっぺん、一番いいところにあるのが、スタイリッシュな車。

ベンツかな?
よくわからないけど、高級車だわよね。

おや?良く見ると2ドアだわ・・・ていうことは、ファミリー向きじゃないわね。

ほーう・・・。

つまりぃ、この車みたいにリッチにかっこよく、そして2ドアだから
(家族中心ではなく)自由にいきたい、行こう、生きようということかしら?

そういえば、この3月には、次男もついに大学卒業。

本当に、子離れしなきゃいけない時期なのです。