ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

追憶30 2014・6・21  「金斗鉉先生と東條琴絵さんの「李朝展」」

2014-12-25 20:37:58 | イベント
6月21日、金斗鉉先生と東條琴絵さんの「李朝展」を見てきました。



  6月21日、京阪電車に乗り、孫二人を連れて金斗鉉先生と東條琴絵さんの「李朝展」を見てきました。

  到着したとき、金先生は菊江さんの似顔絵を描いていたので先に絵を見ました。






















  今回、岡山の金福寿先生と日時を合わせ京都画廊に行きましたが、お名前だけ知っていた池福南さんともお会いできとても楽しい時間を過ごさせていただきました。池さん、よろしくお願いいたしますね。

  素晴らしい絵画を観て久しぶりに友人たちとの再会を果たされたお二人は、とても穏やかな表情をされていました。








  朴昌利さんとも久しぶりにお会いしました。朴さんは今回の展覧会を見るには、絵画の中の人物の中から自分を探すことだと仰いながら、楽しんでおられました。私もしばらく真似をしてみましたが、知らぬ間に、大阪のおばちゃんのような登場人物に自分を重ねていました。(笑)

  昌利さん、風邪を早く治してね。





  私は先生のグリーンが大好きです。鮮やかです。胸がスカッとします。

  故国を離れ何十年が過ぎても先生の絵には民族性が溢れています。本物の!

  先生の絵は繊細でそれでいてユーモアがあり、人々の逞しい生活が描かれています。人物たちがいまにも動き出しそうです。文学でも絵画でも人間を描くのが一番大事なことでしょう。














  この絵も素敵でしょう?ファン・ジニを思い起こしますね。


  うちの孫たちも似顔絵を描いていただきました。お忙しいのに先生、ありがとうございます。子供たちの宝物になりました。







  帰り道、ミスタドーナツに寄ってカルピスやドーナツを孫も一緒に食べました。又京阪乗って家路につきました。

  ポッスさんとクッカンさんが孫の面倒を良く見てくれ、家までついてきてくださいました。





  出せるものは何もなく、大阪に来られたので「お好み焼き」を食べていただきました。

  3時間ぐらいがあっという間に過ぎて行きました。人生のいろんな話をし、また聞かせていただき、本当に意義深い時間を過ごさせていただきました。

  今度はクッカンさんの運転で、私とクッカンさんが岡山に行くことになりました。又楽しみが増えました。


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追憶29 2014・6・11  「義兄が天に召されました。」

2014-12-25 20:33:51 | 日記


   2014年6月11日、午前10時31分、大阪病院にて義兄(夫の兄)が天に召されました。





   2月12日に手術をした後、4か月間病魔と闘い、家族も必死に励まし続けましたが、 本当に残念です。





   1933年済州島で生まれ7歳の時、日本に渡り、苦学の末、立命館大を卒業し、朝銀で数十年働きました。


   退職後は義姉と共にナニワ亭を営み老父母を最後まで看てくださいました。


   子供のいなかった義兄は、私の子供、孫たちを自分の子供の様に慈しんで下さいました。


   家族全員悲しみの中にも子供たちのクノモニを支えていく決心をしています。





  享年82歳、波乱万丈の異国生活に終止符を打たれました。





  本人の強い希望により家族葬を行い、心からクナボジの冥福をお祈りいたしました。


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追憶28 2014・6・7  「ミレカップ第24次 ウリハッセン一輪車大会」

2014-12-25 20:28:55 | イベント
6月7日、ミレカップ第24次 ウリハッセン一輪車大会



 6月7日、北加賀屋にある南大阪朝鮮初級学校において、「ミレカップ第24次 ウリハッセン一輪車大会」が開催されました。


 大阪府下の初級部の生徒たちが南大阪の初級学校校庭に集まりました。

 朝から雨が降ったりやんだりで気を揉ませましたが、11時きっかりに一輪車大会が開催されまいた。5回目見に来ました。


 孫の1年生ユファ、3年生リファ、4年生のユナが参加しました。

 3時ごろにデジカメの電池が切れてしまい、最後まで写真を撮ることができず残念でした。




 雨が降ったため運動場の状態が良くなかったため出発点で大勢の生徒たちが転んでしまい残念でしたが、みんな最後まで頑張りました。




































































































































  残念ながらこの写真を撮り終えたら電池が無くなったと表示が出ました。


  1年生のユファは初出場でした。補助走でしたが、転ぶことも無く最後まで完走しグループで一位になりました。

  3年生のリファはグループで3位でしたが、低学年リレーで頑張り、中大阪が2位になりました。

  4年生のユナは35M直線コースグループ走1位と、スラロームは見事4年生の中で堂々の一位金メダルをいただきました。





  みんなご苦労様でした。ウリハッセンたちは何事にも一生懸命なのが本当に素敵です。最後まで諦めず、全員が完走し、1年生には例年のように出場者全員に一輪車がプレゼントされました。


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追憶27 2014・6・4  「朝鮮学校に対する補助金不交付処分取り消し等請求裁判 第9回口頭弁論」

2014-12-25 20:19:00 | 日記
 今日は「朝鮮学校に対する補助金不交付処分取り消し等請求裁判 第9回口頭弁論」を傍聴するために大阪地方裁判所に行きました。

  10時過ぎに家を出て、地下鉄で「北浜駅」まで行きました。




 26番出口を上がれば橋があります。橋を渡って左折し、まっすぐ歩いて行くと裁判所が見えます。途中に弁護士会館の前を通るのですが、
アガパンサスの花が咲き始めていました。




 私はこの花が好きです。ネギ坊主のようですが、もう何日かすると薄紫の花を一杯つけます。

 何年か前に書いた「アガパンサス」の詩を思い出しました。


「 アガパンサス 」
         
            
ネギ坊主かなぁ?
似ているけどちょっと違うなぁ

あじさいが目立ち始めたころ
あちこちですくっと伸び始めた

梅雨空の下 みるみる背伸びして
いつの間にか 花茎は1M近くに

あれ 先端のネギ坊主が殻をやぶったぞ
一杯ついてる 細長い袋のようなものが

どんどん開き始めた放射状に 薄紫の花が
一本の花茎から30以上のラッパが咲いた

アガパンサスだそうだ ギリシャ語で
アガパは愛 アンザスは花 愛の花

コリア語で アガは赤ちゃんです
赤ちゃんのように 愛らしい花

派手ではないけど 可愛いです
熱さにも寒さにも強そうです

アガの花 赤ちゃんの花 愛の花
名前と共に 心に刻みました

     2011・6・28 


  しばらく行くと裁判所が見えました。




  10時40分ごろに到着しました。毎週「火曜日」にお会いしている方々が大勢いらしていました。

  11時に中庭で抽選会が始まりました。運が良くて今まで一度も外れたことがありません。

  超満員の202号室、大阪第4の保護者の方々が大勢いらしていました。

  みなさん、子供たちの学び舎を守るための、この裁判に無関心でいられるはずがありません。

  昼間は会社勤めや病院勤めをなさっていますが、有給を取ってきたと仰っていました。オンマたちの熱意に頭が下がりました。

  原告側弁護団を代表して今日は大橋弁護士が口頭弁論を展開しました。良く通る声ではきはきと発言されました。

  具体的な内容は書きませんが、日韓条約がむすばれた1960年代、1970年代にさかのぼり、民族教育を合法的に弾圧しようと外国人学校法案を国会に提出し続けた歴代の政府の恥部を垣間見ることができました。

  しかし地方自冶体が次から次へと朝鮮学校を認可し、すべてのウリハッキョの認可を勝ち取った事実を決して忘れてはならないと思いました。日本の良心は決してなくなりはしていないのです。今日だって半分以上は日本の方々の応援がありました。良心的な日本の方々は朝鮮学校の問題は他人事では無く自分たち自身の問題だ、日本の民主主義のバロメータは朝鮮学校に対する政府や自冶体の動きに現れていると仰います。そういっていただけることは有難いお話です。

  傍聴は15分ほどで終わり弁護士会館の前の中庭で弁護団の報告を待ちました。紫陽花の花が梅雨の前にきれいに咲き始めていました。







  裁判官が原告側、被告側の弁護団を同時に呼び、これからのことで色々お話をされていると聞きました。

  しばらく待っていると弁護団の方々が来られました。





  


  弁護団団長の丹羽先生が、今日も元気の出るお話を沢山してくださいました。素晴らしい弁護団が我々についていることは本当に頼もしい限りです。


  次の補助金裁判は8月6日(水)10時半からに決定されました。


  その前に6月20日には、11時から「無償化裁判」第7回口頭弁論が行われます。


  7月8日には大阪高裁にて京都のウリハッキョの裁判についての結審が言い渡されます。


  毎月、いろんな裁判が展開されますが、すべて傍聴し続けたいと思っています。足が動く限り・・・





  裁判傍聴の帰りは、近くにいる友人たちと定食を食べに行くのが暗黙の了解になっています。

  「火曜日」の友人たちと一緒に、仕事に行く前の1時間、ランチを楽しみました。








  
  裁判所からまっすぐ淀屋橋方面に向かう地下に「洋食屋さん」があります。コーヒー付で「ハラミステーキランチ」が税込み1000円です。本当に美味しかったです。1か月に一回の贅沢です。さぁ、また頑張ろうっと。

  
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追憶26 2014・5・24,25 「第23回全体大会」

2014-12-25 10:07:54 | イベント
5月24日から26日まで関東地方に行って参りました。


 5月24~25日、第23回全体大会に参加する機会を偶然得たのです。

 22回目の大会に参加した4年前、もうこれで見納めだろうなぁと思っていたのに、またまた行けることになりました。

 朝、近くの友人たちと待ち合わせをし、7時の新幹線で大会場に向かいました。

 物々しい雰囲気の十条駅前を歩きながら、暗く悲しい気持ちになりました。

 4年に一度の他人の集会の邪魔をすることがそんなに楽しいのでしょうか。

 路地ごとに機動隊員が立っています。あまりにも執拗なヘイトスピーチにうんざりしました。

 会場に着きました。




 懐かしい方々が大勢いらしていました。




 東京歌舞団の皆さんの歌唱指導が始まっていました。

 「祖国賛歌」素晴らしい歌です。


  [조국찬가]

1.사랑하는 어머니가 첫걸음마 떼여준
정든 고향집 뜨락 조국이여라
누구나 소중한 그품은 조국
(후렴) 빛나라  이 조선  인민공화국

2.그림같이 황홀하여 눈이 부신 땅과 바다
금은보화 가득한 전설의 나라
행복은 넘쳐라 인민의 조국

3.구름우엔 참매 날고 목란꽃 핀 이 강산
슬기롭고 아름다운 조선의 모습
부러움 없어라 아침의 나라

4.약동하는 젊음으로 비약하는 그 모양
억센 기상 하늘에 닿은 이 조선
심장을 바치자 이 조선 위해

5.창공에는 우리 국기 무궁토록 나붓기고
이 땅에선 모든 꿈 이루어지리
그대를 영원히 사랑하리라

빛나라  이 조선  인민공화국




 第23回全体大会が始まりました。内容は新報の電子版や新報にすべて出るのでそちらを見て下さいね。

 どんな困難があっても諦めず、良心と信念を持ち、自分の頭で考え、仲間と力を合わせて頑張れば、道が開かれることを討論を通じて学びました。

 又、討論は美辞麗句ではなく、謙虚で素朴なほど大きな感動を呼ぶということも改めて感じました。

 第1日目、祝賀芸術公演が行われました。素晴らしいの一言です。




 司会者は金剛歌劇団の金さん、先日功勲俳優の栄誉を受けられました。おめでとう!

 努力家です。一度口演について語り合ったことがあります。





 1.合唱です。



 
 2.合唱 先ほどハングルで掲載した「祖国賛歌」です。聞きながら涙が出ました。素晴らしい歌です。




 3.歌のリレー

  ・「祖国を歌う」人民俳優 ホン・リョンウォルさん。

   主席の前でこの歌を歌った思い出話を始めにされました。最近聞いた中では一番良かったです。

   2000人近い観客がシーンとなりました。アンコールの嵐です。








   ・混声2重唱  (歌劇団のチョン・ミョンファ, ファン・ビョンスさん)








    ・女声3重唱 (歌劇団のソン・ミョンファ、チョン・ミョンファ,リ・サヨンさん)













  4.舞踊「命」文芸同東京支部 舞踊部の皆さん。

    今回の大会に際し創作されたオリジナルだそうです。東北大震災から立ち上がった同胞たちの姿を描いていました。

    あちこちで同胞愛にすすり泣く声が聞こえてきました。

















  5.男声重唱です。 埼玉のグループです。








  6.青春舞台 歌とダンスです。ほほえましい限りです。































 7.歌のメドレー 

   ・(東京歌舞団のパク・ソンヒ、キム・エミさん)





   ・歌劇団 人民俳優 リ・ヨンスさん。さすがです。




   ・混声重唱 東京歌舞団と歌劇団の歌手たち









   最後のしめはやはり司会の金さん




   8.終章 合唱と舞踊




   拍手の嵐の中、幕が降りました。


   初日、友人の家に泊まることになったのですが、その前に東京の友人たちが食事会を準備してくれました。

   そこになんと、大先輩であり、今日の芸術公演で大会参加者たちに大きな感動を与えた、歌劇団の大御所ホン・リョンウォル先生がご一緒されたのです。みんなサプライズに大喜び!


   ホン先生とは、歌舞団時代からの繋がりですが、ホン先生の第1回リサイタルと、私の第1詩集「山つつじ」の出版記念の集いが、偶然1989年1月21日の同じ日、同じ時間に東京と大阪で同時に行われたことがきっかけで、心が通い始めました。


  その後、文芸同結成40周年、50周年記念公演でも同じ楽屋で出番を待ちながら、いろんなお話を聞かせていただきました。

  4年ぶりの再会ですが、まるで昨日もあったような親しみを覚えました。舞台が成功して本当に良かったです。楽しいひと時をすごしました。







  夜は北千住の友人のおうちでお世話になりました。25日の朝、都営住宅のベランダから見下ろした景色です。とても静かな町でした。公園の中にいるような素敵な空間でした。





  大会二日目、全国の歌舞団員たちが舞台に上がり、歌唱指導をしてくれました。京都の姜団長や兵庫の韓さん、大阪の李さんのお顔も見えます。とても元気を頂きました。歌舞団員たちがどれほど同胞たちに愛されているかを感じました。







  詳しい内容は新報をご覧くださいね。





  
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