ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

統一地方選挙

2015-03-28 15:36:33 | 徒然の記

 今年は、統一地方選挙の年だ。知事、県会議員、市会議員が、全国で住民の審判を受ける。

 玄関の郵便受けに、候補者たちのチラシが、ちらほら入るようになった。似たような公約ばかりなので、普段は目を通すとそのままゴミ箱へ入れていたが、今日は心を入れ替え、真面目に読んだ。

 まず千葉県会議員西田氏のチラシだ。自民党の県議だから、日の丸の鉢巻きをしている顔写真だ。小泉進二郎氏や森田知事と、笑顔で握手している姿の写真入りである。その公約は5項目だ。

 1. 経済の活性化         2. 農林水産業の振興と社会基盤作り 

 3. くらしの安全・安心の確立 4. 子ども・子育て世代への支援の充実 

 5. 医療・福祉の充実 

 「元気印の西田が、全力投球します ! 。」と、キャッチフレーズが書かれている。

 次は、維新の党公認岩井氏のチラシだ。ワイシャツ姿の顔写真が、爽やかに写っている。活動する氏のスナップ写真が、飾られているが、なかなかのイケメンだ。公約として「重点政策」と「行財政改革」が掲げられ、中身がそれぞれ3項目と4項目に別れている。

 「重点政策」の中は、人材育成、印旛沼の水質改善と環境整備、脱原発の三つで、「行財政改革」は、身を切る改革、行政組織の改革、規制改革、財政改革の4つだ。他の候補者のチラシも、捨てずに採っておけば良かったのだが、要するに、彼らの公約は、どれも立派で、異論を述べる箇所がどこにもない。

 県議会で、彼らがどんな意見を述べているのか、日頃はどんな活動をしているのか、私は何も知らない。国会議員なら、国会討論がテレビや動画で見られ、朝日やNHKなどが報道する。自民党の議員には、念入りな批判をし、野党の議員なら、愚かな意見でも持ち上げるという具合で、いやでも情報が入ってくる。

 国会議員より身近なはずなのに、県議や市議を判断する材料が、私たちには何もない。信頼できるのか、いい加減なのか、確かめるすべがない。いち時期、「地方政治には、保守も革新もない。あるのは住民の生活だけだ。」と、そんなことが言われ、保革の相乗り選挙が常態化するようになった。

 こうして実際に、候補者たちの、毒にも薬にもならない、似たような公約を見ていると、保守も革新も同じようなものだと、騙されてしまう。

 しかしそんな戯言は、そろそろお仕舞いにする時が来ている。たわごとなら、「みみずの戯言」だけで十分だろう。

 今年に限って、なぜこんなに力をいれ、地方選挙について語るのか。それにはちゃんとした理由がある。

 韓国から発せられる「慰安婦問題」が、今でもどれだけ私たちを傷つけているか。
忘れもしない昨年の九月だった。、地方議会の惨状を、インターネットで知って驚いた。誇張と捏造と、憎しみを込め、韓国が攻撃する「慰安婦問題」について、なんと全国で41もの地方議会が、「日本非難決議」をしていたという事実だった。

 朝日新聞が、誤報記事だったと発表したのに、その後、41議会の幾つが決議文の破棄をしたのだろうか。

愚かしい地方議員の決議が、どれだけ韓国を元気づけ、国内の反日・売国の徒たちを喜ばせたか・・。だから、地方議会では、保守も革新も無いなど、そんな世迷いごとは言っておれなくなった。

 41議会の決議のうち35件は、民主党が政権を取った平成21年から、24年の間になされたものだ。先ず最初に、市民団体と称する活動家たちが騒ぎ、民主党と共産党がこれを議会で取り上げ、公明党が賛成し「日本非難決議」が成立する。決議文のひな形も用意されていて、どこの議会のものも、同じ文章になっている。

 慰安婦像の建てられたアメリカでは、現地の日本人の子どもが虐められているというのに、地方議会の議員たちは、そのようなことには無関心だ。
日本を大切にし、子どもたちの明るい未来をと、力説するのなら、まして日本の議員なら、なぜ「日本非難決議」などを、安易に成立させてしまうのか。

 相変わらず、顔の無い公約を並べるだけの、地方議員の愚かしさを、私は批判したい。
こんな阿呆どもを当選させる、阿呆な選挙民にはなりたくないから、ブログに意見を書いた。他人はどうであれ、私は「公言実行」し、自分を律するため、ブログを作る。議員たちにも、自分の立ち位置を、キチンと示してくれと注文をつけたい。

 私の結論は決まっている。
判断できる情報を掲げない、「議員」には、投票しない。「個人でなく、党に一票をいれる。」・・、今はこれしかない。

 入れる党は、自民党か、次世代の党か、それしかない。自民党にも反日・売国の議員がいるが、・・・無念だが、今はこれしかない。

コメント (2)
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