おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

夢は隣の人も動かす・・

2008年05月04日 | 暮らし
久しぶりに友人に会いました。ファミレスで延々とお茶のみは繰り広げられました。
友人は東京で二十年以上ピアノ教室を開いておりますが、そろそろ帰ってこようかな~って思い始めているのです。
でも、地方で仕事が続くかとても心配しておりました。
そんな時、楽しい事がひらめいて来ました。
それは彼女が岩手で仕事をする上でわくわくしてしまうアイデアでした。
どんどんどんどんアイデアは膨らんで来ました!
大笑いしながら、でも何だか叶いそうで、二人で未来図を描き続けました。
・・そして「私、やっぱり帰って来る。」と決心までしてしまいました。
私たちはそのピアノ教師としての新しい試みを想像してもうふらふらしてしまうほどでした。
ピアノを習った生徒さんの笑顔やその家族の笑顔まで想像出来たからです。
帰りの電車に遅れそうになりながら慌ててファミレスを出ました。
っとその時、突然私たちを追っかけてきて「あのう・・」え?忘れ物でもしたかしら?そう思って振り向いた途端、
「名刺をいただけませんか?」もうびっくりです。
「なぜ?貴方はどこのどなたですか?」
「あのう、何だか企画の話が聞こえてきて・・」
「え、私たちの話を全部聞いていたんですか?」
びっくりした私の声が大きすぎて相手の男性は固まっておりました。
とにかく電車の時間が・・とりあえず名刺を渡して大急ぎで車に乗ります。
振り向くと男性は固まったまま名刺をじーっと見ています。
どこの何をしているかわからない人に名刺を渡してしまった事をしばらく後悔しました。家族にも「知らない人に渡しちゃうなんて、無用心」と注意されました。
でも、その人はきっと私たちの会話があまりにも楽しそうで、耳がダンボになってしまったのだと思いました。だってわくわくして大笑いしながら夢を語り続けたのですから!しかも、実現しようって二人とも本気で考えながら。
私の名刺が知らない男性にちょっとでも夢をプレゼントできたのならそれでもいっかぁと思います。
もし、あのアイデアをこっそり盗んだとしてもオッケーオッケーです。
そうだとしたらそのアイデアは世の中の人に興味の持ってもらえた証拠です。
それに、それは私と彼女とだから出来るオンリーワンアイデアでもあるのです!