おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

ベゴニア館のベゴニア

2008年06月08日 | 暮らし
岩手県花泉にベゴニア館があります。
「綺麗なものを沢山見たい」と言った母を連れていったベゴニア館です。
その時家に連れてきた「木立ベゴニア」が7年経って最近ついに終わりを告げました。何が原因かわかりませんが、どんどん小さくなってしまいました。
そしてちっちゃな葉っぱが数枚残ってただいまボトルで水栽培です・・・

そんな矢先友人のTさんがベゴニア館へ行くというので、事情を伝えて木立ベゴニアを購入して来ていただきました。母との思い出のベゴニア館のベゴニアがどうしても欲しかったのです。

さっそく彼女は帰宅途中立ち寄ってくださいました。
すぐに鉢を大きめのに移し変えます。

今月は亡き母の誕生日。生きていれば77歳。母の分も父はとっても元気!
父は母が編んだセーターを毎年大事そうに着ております。

「このセーター洗いたいんだけど、洗剤はどういうのを使えばいいんだ?」
「そのセーターだけはクリーニングに出してね」と念を押します。

毎年同じ会話が季節の変わり目に交わされます。

父と母と私の3人家族でした。
だから未だに母の思いから私たちは離れられずにいます。
ずーっとこんな調子なのでしょう。

性格が母に一番似ている二女が遠くへオヨメに行ったので、
少し寂しい毎日を過ごしている80歳の父です。
娘もそれを知ってか時折父には電話を入れている様子です。
だから娘のスケジュールは私より父の方が詳しかったりします。

私たちに強く強く念を押されて、シルバーマークを車にやっと貼り付けた元気な父です。