9月3日 土曜日
●だいぶ秋めいてきた。
朝夕は涼しい風が吹くようになった。
夕暮れるのもはやくなった。
今年の中秋の名月は九日だそうだ。
狭小庭園で妻はあいかわらず草木の手入れに励んでいる。
藤つるを切る音かすか夕月夜
●夢中で庭仕事をしているので夕暮れたのにも、妻は気づかない。
鋏の音人影しめせ秋の月
鋏音人影しめせ秋の月
●剪定する鋏の音はきこえる。
でもまだ緑の群葉のしげる庭。
狭い庭なのに葉陰で妻の姿が見えない。
庭仕事に打ち込める、妻がうらやましい。
このところ毎日執筆。
夏物のトックリのセーターを着ている。
こんなに暑いのに、おかしいわよ、と妻に笑われる。
だが背筋がぞくぞくするのだ。
このところ咳がでて、透明な痰がでる。
若いときに患った胸膜炎の症状を思いだしてしまった。
上都賀病院に四〇日ほど入院した。
あのとき毎日のように見舞いに来てくれた恋人がいまは妻となっている。
半世紀以上も前のことだ。
●C型肝炎で女子医大に入院していた。三十年も前のことだ。
病室でインターフェロンの注射の副作用でわたしは痛みをこらえていた。
遠い熊野の地で中上健次が治療を断り友人の病院で亡くなったという新聞記事をよんだ。
●脳梗塞を二度も患っている。
もし、これ以上薬を飲まなければならない事態になったら、どうしょう。
健次さんのような毅然とした態度をとれるだろうか。
●まだ、思うような作品が書けていない。
未練がある。
●それよりも、いつの日か、こうしてパソコンにむかっても、文章が思い浮かばない日がきたらどうしたらいいのだ。
●秋の感傷という。
わたしはこのところじぶんがこの世からいなくなってしまったらという感傷どころか、死についてばかり考え、不安におののいている。
●情けないです。
麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
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朝夕は涼しい風が吹くようになった。
夕暮れるのもはやくなった。
今年の中秋の名月は九日だそうだ。
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藤つるを切る音かすか夕月夜
●夢中で庭仕事をしているので夕暮れたのにも、妻は気づかない。
鋏の音人影しめせ秋の月
鋏音人影しめせ秋の月
●剪定する鋏の音はきこえる。
でもまだ緑の群葉のしげる庭。
狭い庭なのに葉陰で妻の姿が見えない。
庭仕事に打ち込める、妻がうらやましい。
このところ毎日執筆。
夏物のトックリのセーターを着ている。
こんなに暑いのに、おかしいわよ、と妻に笑われる。
だが背筋がぞくぞくするのだ。
このところ咳がでて、透明な痰がでる。
若いときに患った胸膜炎の症状を思いだしてしまった。
上都賀病院に四〇日ほど入院した。
あのとき毎日のように見舞いに来てくれた恋人がいまは妻となっている。
半世紀以上も前のことだ。
●C型肝炎で女子医大に入院していた。三十年も前のことだ。
病室でインターフェロンの注射の副作用でわたしは痛みをこらえていた。
遠い熊野の地で中上健次が治療を断り友人の病院で亡くなったという新聞記事をよんだ。
●脳梗塞を二度も患っている。
もし、これ以上薬を飲まなければならない事態になったら、どうしょう。
健次さんのような毅然とした態度をとれるだろうか。
●まだ、思うような作品が書けていない。
未練がある。
●それよりも、いつの日か、こうしてパソコンにむかっても、文章が思い浮かばない日がきたらどうしたらいいのだ。
●秋の感傷という。
わたしはこのところじぶんがこの世からいなくなってしまったらという感傷どころか、死についてばかり考え、不安におののいている。
●情けないです。
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