田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

きいて、きいて万葉集797 麻屋与志夫

2022-09-22 10:24:46 | ブログ
9月21日 水曜日 これから上都賀病院に行く。

●悔しかもかく知らませばあをによし国内(くぬち)ことごと見せましものを(五-七九七)

●大伴旅人の妻の死にたいして、山上憶良が贈った追悼歌である。

●最近、つくづく思う。若い時の情熱にまかせた愛情とちがう。歳を取ってからの
情愛は、おもいやり、だと。

●百年(ももとせ)に老舌出(おいじたい)でてよよむともわれはいとはじ恋は益(ま)すとも                                 四(七六四)  大伴家持

●いいですね。相手を思いやる歌としては、まさに絶唱です。とくにわたしのように老いさらばえてなんの魅力もなくなった老人は、こうした気持を最愛の妻にかけることが唯一の愛情表現のような気がしてなりません。

●「おれは膝関節症で思うように歩けない。子どもや孫にどこかへ旅行に連れて行ってもらうといいよ」

●紅葉の季節。近場の塩原の龍王峡でもいいと思う。ずっと半世紀以上もわたしに連れ添ってくれているのに、どこにも旅行に連れて行ってあげられなかった。

●わたしはこのところ、ゲリラ豪雨が一週間もつづき、体重も二キロ減。このまま豪雨がつづけば、もうだめなのか。そんな心細いことを考えてしまう老人になってしまった。

●黄泉平坂を、よたよたと下っていく姿が目に浮かび不安になる。

●負けてたまるか。まだまだ書きかけの小説が何本かある。これをかきあげるまでは死ねない。


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