誰かにつけられている。
人の気配がする。
駅のホームで背中をドンと押された事もあった。
ラッシュ時で我に返って見回した時には誰に押されたのか分からなかった。
さすがに身の危険を感じ、警察に相談したが、やんわりと受け流された。(巡回頻度を多くします程度の返答だった。)
不思議なのはメモだった。
ドアにメモが挟まっていることがある。
たとえば「電車に乗るな」と書かれていた時はバスを使った。
バスが事故に遭い、軽傷を負った。
たとえば「自転車を使うな」と書かれていた時は気味が悪くなり、外出をキャンセルし、家にいた。
異臭に気づいた。
ガス漏れだった。
すぐに換気とガス漏れ地点を特定したが、鋭利な物でチューブがカットされていた。
探偵をやとった。
24時間のはりこみ1週間。
相当な出費となったが、命には代えられない。
そんな時でも生活と仕事がある。
会社に出勤しなくてはならない。
仕事はある極秘システムの開発チームリーダーだ。
帰宅時、駅から家に歩いていた。
人気がない、暗い住宅街の中を歩く。
後ろで言い争う声が聞こえた。
3人。
一人は探偵。
もう一人は自分!
もう一人も自分!
どういうことだ。
しかしすぐにピンと来た。
極秘システムが完成したのだな。
「あいつを殺す!」自分を脅迫する自分。
「やめろ!」それを止める自分。
「やめろ!」2人を止める探偵。
警察に通報されても説明がつかない。
なんとか全員を自室に連れ込んだ。
極秘システムとは時間移動。
簡単に言うとタイムマシン。
タイムマシン完成後の未来から2人は来たらしい。
話を聞いた。
タイムマシンは、国家に引き渡され、歴史のifに介入したらしい。(敗戦国からの脱却)
その事で沢山の人が死んだ。
開発を止めようと考えた未来の自分。
違う時間軸の強行派(実力行使)と説得派がここでかち合い、殺人を実行する、止めるのせめぎあいを繰り返していたらしい。
各々の時間軸に自分を返し、見送ってから決心した。
タイムマシン開発は中止しよう・・・
人の気配がする。
駅のホームで背中をドンと押された事もあった。
ラッシュ時で我に返って見回した時には誰に押されたのか分からなかった。
さすがに身の危険を感じ、警察に相談したが、やんわりと受け流された。(巡回頻度を多くします程度の返答だった。)
不思議なのはメモだった。
ドアにメモが挟まっていることがある。
たとえば「電車に乗るな」と書かれていた時はバスを使った。
バスが事故に遭い、軽傷を負った。
たとえば「自転車を使うな」と書かれていた時は気味が悪くなり、外出をキャンセルし、家にいた。
異臭に気づいた。
ガス漏れだった。
すぐに換気とガス漏れ地点を特定したが、鋭利な物でチューブがカットされていた。
探偵をやとった。
24時間のはりこみ1週間。
相当な出費となったが、命には代えられない。
そんな時でも生活と仕事がある。
会社に出勤しなくてはならない。
仕事はある極秘システムの開発チームリーダーだ。
帰宅時、駅から家に歩いていた。
人気がない、暗い住宅街の中を歩く。
後ろで言い争う声が聞こえた。
3人。
一人は探偵。
もう一人は自分!
もう一人も自分!
どういうことだ。
しかしすぐにピンと来た。
極秘システムが完成したのだな。
「あいつを殺す!」自分を脅迫する自分。
「やめろ!」それを止める自分。
「やめろ!」2人を止める探偵。
警察に通報されても説明がつかない。
なんとか全員を自室に連れ込んだ。
極秘システムとは時間移動。
簡単に言うとタイムマシン。
タイムマシン完成後の未来から2人は来たらしい。
話を聞いた。
タイムマシンは、国家に引き渡され、歴史のifに介入したらしい。(敗戦国からの脱却)
その事で沢山の人が死んだ。
開発を止めようと考えた未来の自分。
違う時間軸の強行派(実力行使)と説得派がここでかち合い、殺人を実行する、止めるのせめぎあいを繰り返していたらしい。
各々の時間軸に自分を返し、見送ってから決心した。
タイムマシン開発は中止しよう・・・