「言っていることは合っているみたいです。荷物の中身は危険なものではなさそうです」
エリーがミツオの耳元でささやいた。
事務所のテーブルにはちょっとした細工が施してある。天板上にあるものの中身を確認できる機械を埋め込んであるのだ。別室のモニターで確認できる。
「須田さん。そうは申されても、はいそうですかと言うわけにはいきませんよ」
ミツオは腕を組み考え込む。その姿を見た須田が懇願する。
「お願いします。お礼は前金で精一杯させていただきますので……」
須田は分厚い封筒を懐から取り出した。エリーとミツオは封筒に釘付けだ。ミツオは封筒に手を伸ばした。「今回だけお受けいたしましょう。詳細をお聞かせ願いますか」
「ありがたい」
須田はミツオの手に封筒を押しつけた。一通りの打ち合わせをした後、須田はよろしくお願いしますと言い、帰って行った。
ミツオとエリーは須田の背中を見送りながら、須田という男が何者なのか、調べてみる必要があると思っていた。
エリーがミツオの耳元でささやいた。
事務所のテーブルにはちょっとした細工が施してある。天板上にあるものの中身を確認できる機械を埋め込んであるのだ。別室のモニターで確認できる。
「須田さん。そうは申されても、はいそうですかと言うわけにはいきませんよ」
ミツオは腕を組み考え込む。その姿を見た須田が懇願する。
「お願いします。お礼は前金で精一杯させていただきますので……」
須田は分厚い封筒を懐から取り出した。エリーとミツオは封筒に釘付けだ。ミツオは封筒に手を伸ばした。「今回だけお受けいたしましょう。詳細をお聞かせ願いますか」
「ありがたい」
須田はミツオの手に封筒を押しつけた。一通りの打ち合わせをした後、須田はよろしくお願いしますと言い、帰って行った。
ミツオとエリーは須田の背中を見送りながら、須田という男が何者なのか、調べてみる必要があると思っていた。