須田が帰った後、エリーとミツオは依頼内容の検討を行いがてら、道明寺のバーへと場所を移した。バーの扉をあけると、ヘッドホンをつけた道明寺が、何やら夢中で小さな端末をたたいていた。
「それなに?」
ミツオはカウンターに座りながら聞く。
「不便利を楽しむって興味ある?」
「何それ。質問に答えてよ」
道明寺がヘッドホンをはずす。
「佐々木も不便利を楽しむに同意してくれて一緒に楽しんでいる最中なの。この端末はモールス信号を送る機械。明日の昼食、何が良いのか聞いていたわけ」
「今日合った依頼人も。もしかしたら不便利を楽しむ一派なのかもしれない」
ミツオがいつもの人造アルコールを胃に流し込む。胃にぽっと火がつく感覚を楽しみながらエリーに声をかけた。
「車ごと、フェリーに乗りこんでの船旅が依頼です。出発は明後日ですから、いただいたお金で一度メンテナンスに行かさせていただきます」
エリーも心なしかうかれているようにミツオには見えた。
「それなに?」
ミツオはカウンターに座りながら聞く。
「不便利を楽しむって興味ある?」
「何それ。質問に答えてよ」
道明寺がヘッドホンをはずす。
「佐々木も不便利を楽しむに同意してくれて一緒に楽しんでいる最中なの。この端末はモールス信号を送る機械。明日の昼食、何が良いのか聞いていたわけ」
「今日合った依頼人も。もしかしたら不便利を楽しむ一派なのかもしれない」
ミツオがいつもの人造アルコールを胃に流し込む。胃にぽっと火がつく感覚を楽しみながらエリーに声をかけた。
「車ごと、フェリーに乗りこんでの船旅が依頼です。出発は明後日ですから、いただいたお金で一度メンテナンスに行かさせていただきます」
エリーも心なしかうかれているようにミツオには見えた。