一昨日、荒町を過ぎて畑沢へ向かっていた荒町橋の上から、通称「なでつぎやま」が右方向に見えました。しょっちゅう雪崩が起きるので「雪崩が付いている山」の意味があります。この山の上部には、硬い岩石らしきものが露出しています。硬い地質を千鳥川が、永い年月をかけて急峻な崖を作りました。そのために、ある程度に雪が積もり気温が上がると、直ぐに雪崩が発生します。この日も雪崩が起きたばかりでした。山の中腹から雪崩が発生し、下に雪の塊がごろごろしています。
当然、雪崩は今に始まった訳ではありません。ずっとずっと昔からです。今から約40年ほど前に撮影した写真がありました。この写真は雪崩が起きる前の状態です。その山の姿には、おどろおどろしいものが感じられます。まるで、今にもお化けが襲ってきそうに見えます。実際にこの山の下にいたら、襲われていたでしょう。
畑沢の子どもたちは、小学校や中学校へ通学の際には、いつもこの山を見てきました。冬は恐ろしい面もありますが、学校からの帰り道、このやまが見えると間もなく松母の墓地があり、畑沢にぐっと近づいた気持ちになります。
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