畑沢祭りに行きました

　

ブオー　ブオー

何と神主さんが法螺貝を吹き始めました。

吹いている場所は高台です。青空の下、遠くの山まで見通しがききます。まるで映画の「いざ、出陣」の合図です。実はお祓いの前に必ず行う祭りの前触れです。

何十年と生きていたのに、畑沢祭りでこんな素晴らしい光景があったとは知りませんでした。

　神主さんは、荒町の八幡神社の宮司です。

　熊野神社に集まったのは、区長、氏子総代を初めとして私も含めた総勢８人です。初めての出席でしたが、皆さんに温かく迎えてもらいました。久しぶりにお会いする人が大部分です。直ぐに思い出すことができない人もいました。お互い様でしょうか。

　１０時３０分にお祓いが始まりました。畑沢の繁栄を願う祝詞が読み上げられ、出席者の頭上をお祓いし、私の穢れた心身を清めていただきました。私の穢れは積もり積もっていましたので、神主さんも大変ではなかったかと反省しています。

　出席者は、交代制で１２時に次の人にバトンタッチです。私もお暇しました。

 

　最近は何処のお祭りでも露店がありません。昔は、畑沢に２、３店ほど出ていました。私たちは必ずと言ってよいほど、鉄砲のおもちゃを買って、直ぐに打ち合いをしていたものです。各家では、親戚を招いて酒宴を催し、賑やかでした。今日は静かに春の温もりを感じながら、日ごろの無沙汰を詫びることができました。

　土手には畑沢を飾る福寿草