ラットマン 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2008-01-22 |
主人公の姫川亮は30歳。
高校時代の同級生とロックバンドを結成して14年、
会社員となった今も活動を続けている。
そんなある日、練習スタジオである事件が発生。
そこから、23年前に死んだ亮の父や姉の記憶がよみがえり、
物語には、不穏な空気が流れ始めるのだが。。。
ラットマンとは、
同じ1枚の絵が、周囲の状況によって、「ねずみ」にも「男」にも見える、
という心理学では有名なイラストのことらしい。。。
確かに、人の顔と並んでいるとおじさんに見える右端の絵だが、
動物と並んでいると、ねずみに見える? ↓
この物語りも、自分が思い込んでいたことが、
見方によってはまったく別のものに。。。
想像を絶する結末で、思わず悲鳴を上げてしまいました。
まさか?! という、だまされたうれしさと、そして、切なさと。。。
様々な感情が入り乱れ、満足の読後感、
彼の作品はほとんど読んでいるけれども、
これは、特に私好みで、感激!
ぜひ、皆さんにもおすすめしたいです!