おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

有馬温泉(兵庫県神戸市北区)

2014年10月02日 21時54分55秒 | 近畿地方
 神戸市中心部より六甲山を越えた北側に位置する『有馬温泉』は、日本三古湯の一つでもあります。日本三古湯は日本書紀や風土記に登場してる温泉のことで、道後温泉(愛媛県)、有馬温泉(兵庫県)、白浜温泉(和歌山県)の三か所になります。延喜式神名帳によると、白浜温泉がいわき湯本温泉(福島県)になるようです。古代より親しまれてきた有馬温泉は、林羅山の日本三名泉や、枕草子の三名泉にも数えられ、江戸時代の温泉番付では当時の最高位である西大関に格付けされていました。
 泉質は、含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉で、赤褐色の湯でタオルをつけると染まってしまいます。他にもラジウムを多く含む放射能泉や、炭酸を多く含む炭酸水素塩泉もあります。赤褐色は「金泉」、それ以外の透明なお湯は「銀泉」と呼ばれています。
 古くから名湯として全国に知られていて、湯治客で賑わった温泉街が形成されていました。いまも旅館や特産品店が建ち並ぶ温泉街となっていて、観光客で賑わっています。旅館はかなり金額の高い高級旅館が多く、なかなか宿泊してお湯を楽しむってことは再々出来ないのですが、日帰り入浴施設は「金の湯」と「銀の湯」の2カ所営業しています。その赤褐色の「金の湯」を楽しんできました。


 かなり混んでて、受付のところで行列となってました。並んだといっても10分くらいかな。赤褐色のお湯は42度と44度の二つの浴槽が設けられています。源泉温度は82.4度のようです。
 建物の角地部分には、「太閤の飲泉場」が用意されています。味わってみましたが、美味しいものじゃなかったです(^^;;


 温泉街の町並みは、なかなか情緒ある味わい深い景観でした。温泉旅館に宿泊して、夜の町並みを浴衣で歩いてみたいな~って思いました。





 「銀の湯」はリニューアル工事中のようで休館となってました。