江戸時代、地震が発生した時に藩主が避難する「地震の間」が存在していました。現在その地震の間が、井伊家の下屋敷「楽々園」に残っています。現存している唯一の遺構です。敷地は国の特別史跡「彦根城跡」の区域に含まれていて、隣接する大名庭園の玄宮園とともに「玄宮楽々園」として国の名勝に指定されています。内部を見学することが出来ないので、何をもって地震の間となっているのか、判断はできないのですが、2m程積みあげられた石組の上に建てられたこけら葺きの建物がとてもバランスの取れた綺麗な建物なんです。一度ご覧になってみてください。