おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

日野まちかど感応館(旧正野玄三薬店)

2023年12月18日 23時09分47秒 | 建物
江戸時代に、日野の発展に大きく寄与していたのが、日野商人が売りさばいていた合薬です。その創始者が正野法眼玄三です。医師となった玄三が医薬に恵まれない山間辺地の人や日野商人の長旅の道中薬として感応丸を作りました。この合薬を日野商人が全国に持ち歩くうちに効き目が評判となり、地元日野でも薬を製造する人も増え、地場産業として根付いていきました。「万病感応丸」の大きな看板が掲げられたつし2階切妻屋根平入の旧正野玄三薬店は、日野まちかど感応館として日野の観光案内の拠点・休憩スポットと活用されています。



日野の街並み

2023年12月18日 01時03分31秒 | 街の風景
日野城の城下町として蒲生氏によって築かれた日野は、豊臣秀吉によって蒲生氏郷が伊勢松坂に諸領替えとなるまで城下町として栄えていました。城下町でなくなった町民は、日野椀や売薬による行商に活路を見いだし、商人の町として栄えていました。現在の町割りにも、城下町の面影を残しつつ、商人の家など往時の面影を残しています。長い板塀や、日野祭を眺めるためだけに設けられた桟敷窓など、歴史や文化を感じることが出来ました。