錦帯橋【山口県岩国市】

　山口県岩国市の錦帯橋です。日本三名橋や日本三大奇橋のひとつにあげられている橋でもあります。５連のアーチで構成されてて全長１９３．３ｍ、主要構造部は継手や仕口には釘は使用していないそうです。世界的にも珍しい木造アーチ橋です。現在の橋は、昭和２８年［１９５３］に建造当時のままに復元されたものです。最初の錦帯橋は延宝元年［１６７３］に岩国藩主・吉川広嘉によって建造されたものだと記録されています。当初の構想は、山梨県大月市の「猿橋」のように橋脚のない橋だったようですが、川幅が２００ｍもあることから構造的に困難ということで再検討してたところ、かき餅を焼いた際に弓なりに反って焼きあがった様をヒントにアーチ橋建造に至ったと伝えられています。

　パンフレット等では堤防等同レベルの位置からの写真が多いので、今日は岩国城天守あたりから撮影した錦帯橋にしてみました。