アドレスは以下の通り
https://www.youtube.com/watch?v=AbSzDds9asw
2つの生首が掛け合い漫才をしながら解説みたいなものをするのが、この番組である。
今回は軽すぎたので、私がマジな現場を解説する。
停電には2つがあり、
1)計画停電
2)突発停電
であり、1)なら良いが、2)は、始末が悪い。
1)の場合、電源配布領域を徐々に詰めながら発電システムを止めるのだが、2)の場合は、発電量が下がってしまい、それに対応したシーケンスがブレーカーを落とすのである。
この停止は、瞬時に起こる。虫獄はロシアやブラジルの様に広い地域を配電しているが、その為、日本よりも突発停電は、配電ルートに吸収されやすいので、比較的にダメージが少ないが、発電所では、反転磁力による高電圧が発生し、これが収まるのに時間がかかる。
この高電圧は発電電圧の数倍になり、地絡と言って、接地(アース)に落とすのだが、落としたら、暫く電荷が残っており、歩くと感電する恐れがあるほどだ。
この反転磁力は「ヒステリシス曲線」を描いて徐々に減衰するが、その電流x電圧で発熱し、トランスや発電機を痛めつける。虫獄なら、トランスの冷却油が沸騰して爆発しかねないだろう。
こう言う突発停電は、往々にして作業員にとって最悪のタイミングで発生する。
(1)夏のもっとも暑い昼日中
(2)冬のもっとも寒い夜おまけに暗い
どっちも作業員は設備より前に環境と戦う。そっちの方がキツイぐらいだ。
最初は焼けている電気設備を司令所と現場でトランシーバーで通信しながらチェックする。
その数10万〜100万箇所である。多分虫獄の手抜きゴキブリなら1万箇所ぐらいのチェックで再開活動をするだろう。
手抜きをするのは、楽になるのもあるが、復旧が可能ならサッサとやらないと怒られるし(激怒)、冬の場合、設備が冷えて地獄の寒さ、夏の場合は、施設が50℃を軽く越えて、望まないサウナ風呂状態となる。到底耐えられない。
火力発電の場合は、ボイラーの温度状態で、再起動可能なら、蒸気を回して全体の温度を上げる、原子力発電の場合、突発停電では、スクラム状態(制御棒を全部降ろし、燃料集合体を冷却ポイントまで下げる。)を取るのだが、燃料集合体は冷えるのに時間がかかる。
点検は外観確認と制御盤のモニター表示をチェックしながら行うが、突発停電の場合、絶縁用の碍子が割れるのである。割れていたり、ヒビが入ったら、即刻交換である。並大抵の仕事じゃない。重いし、暑いし、線は、中々動かない。
このくらいの作業中で、交代要員がやってくるが、作業者から設備の状況を聞いて、打ち合わせをするのである。
現場の作業員は、昼ぐらいで交代するが、制御室の人間は、ちょっと仮眠して徹夜だったりする。下手をすると家に帰るのは1週間後になったりする。
炉の温度を上げるのは2〜3日ぐらいかかり、タービンの加速は半日ぐらいかかる。それから3日、注意深く運転し、状況が安定したら、非常事態解除である。ダメな場合、再度停止するのはザラである。
マスゴミの低能ゴミは、この様な実態を何も報道しない。だから私が伝えるのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます