タマホームのCMで、まぁ芸人夫婦はともかく、タマホームの営業の人が言っている事は事実で、まぁ前のブログで説明したが、一番最初の益城の地震は、あの熊本・大分地震群の中でも特筆すべきものである。
「家が壊れやすくなる地震」とはCMで見せている地震ではない。K-NETやKIK−NETなどの地震情報サイトでは、各観察点の地震時の加速度が画像とエクセルデータで提供されている。
これは時系列データと周波数データ(伝達関数データ)があって、周波数データを見ると驚く事に、0.3秒頃に上下振動の加速度が横振動より圧倒的に強い。
つまり、益城では縦波の地震が地盤ごと建物を持ち上げているのである。
これは昔の建物では確実に倒壊している。
ではタマホームでは何をしているのか?と言うと、どの方向に揺れても木組みが外れない金具で留めているのである。
この金具の強度が横振動を重視していたのを縦振動も配慮すると言う事をCMでは述べていたのだろうが、まぁ、丸めて「家が壊れやすい地震に対処する」と言うのである。
ただ、益城の地震に対応するのはかなり難しい。
正直、金具が大分増えるだろうから、安くってのは無理があるね。
しかし、この事を把握して設計するのでは、まるでモノが違うので、まぁタマホームは選択肢に入れる方がまともでしょうね。
まぁタマホームから金は貰っていないけどね。
さてパナホームのCMが古いってのは、データ取りがペンレコーダー(ペンレコとも言う)で計測している。
だが、アナライジングレコーダーとか、DAT、最近ではRAMに直接落とす計測システムがあり、計測をする事自身は、幾らも可能である。
私は、このペンレコーダーで苦労させられた側で、本当に、恨みが山ほどある。
まぁペンレコーダーはチェック用に今も取る人が居るだろうが、大体、電子的に取るのが基本である。
時代は進んで、この手の計測システム自身が簡単に作れる時代である。
まぁ色々な事が昔より遥かに進んでいる。
だが、社会は、その進んだ未来を「馬鹿だから放置している」のである。
例えば「GPS衛星:みちびき」を吹聴するが2年も前のインターフェースの記事には、スマホの位置を無線LAN信号の分析から数十cmで計測する技術が解説されていた。
これは何の新しい新設備は不要で、解析する技術の進化で取得した技術である。
この様に、技術は、色々な人の発案で進むのだが、それを全く理解しない「頭の悪過ぎる糞馬鹿文化系大学出」の集団が、社会の足を引っ張っているのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます