無限に爆発力を上げられると「妙に強調」されていますが、それは嘘です。
ソビエトが作った水爆:ツァーリボンバー(皇帝の爆弾)が現実世界の最大のもので68メガトンで、設計限度では100メガトンまで可能となっている。
これが水爆の限度である。
何故なら、爆縮に使う核爆弾は200キロトンぐらいの威力が限度で、その能力で爆縮出来る熱核ヒューズでは100メガトンが限度だったのである。
ここでNHKも糞馬鹿文化系大学出の集まりだけあって、メカニズムの説明をせず「無限の爆発力」だけを「妙に強調」しています。
では水爆の構造はどうなっているのでしょうか?
下の図が、その模式図です。
説明を付け加えると、右にある楕円にあるのが通常のプルトニウム型核爆弾で、その周りにX線を反射する反射膜で楕円を構成しており、この楕円は2つの中心をもっており、一方の中心から出た光は、もう一方の中心に向かい集約されます。
これが圧縮力の元手です。
左にあるのは円筒形にまとめられたLiH2(重水素化リチウム)です。
この重水素を包んでいるのは、最初、蒸発する物質で「極秘」です。
そして、その周りには楕円を構成する反射膜と同じもので巻いた後でU238で巻いています。
コレにより、反射されたX線により、蒸発物質が拡張しようとするのですが、鉛より重いU238に押し留めます。
この蒸発をさせない力が、圧縮力と熱エネルギーになります。
一億℃ど言いますが、これは何なのか?よく分かりません。
核融合はD-T反応で1.5億℃、D-D反応(水爆の反応)で2.3億℃程度です。
実は、この形はテーラーが発明したものではありません。
サハロフ博士が、アメリカの水爆実験から、推測して作ったもので、実は、これが「実用的水爆」とされています。
テーラーの水爆は虚仮威しで、到底実用兵器をとして使えないものでした。
アメリカの水爆は液体重水素を使ったもので、世界最大の電子冷蔵庫を使って冷やしたものだと言われています。
実験の時の映像に、環礁に建設された小屋がありますが、あれが世界最大の電子冷蔵庫であり、水爆の元となる重水素=Dを液体の状態にしておきます。
今の時代でもかなり難しいものです。
ただ、重要なのは、爆発力は核融合の熱ではなく、核融合の際に発生する20万eVのエネルギーを持った光速中性子によって、熱核ヒューズに巻かれている核物質でした。
熱核ヒューズにはプルトニウムとウラン238が巻かれています。
ウラン238は蒸発を防止し、中性子の速度を減速する為に使われ、その際に、一部がプルトニウムに変わり、それ自身が爆発します。
核爆弾では、タンパーを使用したものでは5kg、タンパーを使用しないものは10kgが臨界量となっており、この量以上では、勝手に爆発しています。
プルトニウムの核爆弾は150キロトンとかの爆発力が限界と聞いています。
ですが、熱核ヒューズを使う場合、その周りにはU238混じりのプルトニウムなので、臨界量を大きくしていけるので爆発力は巨大になりますが、それ以上に死の灰が多いのです。
1000倍の爆発力であったとすれば、汚染物質はU238も含めると1万倍程度はあって叱るべくでしょう。
その結果、鬼のような爆発力と、もっと酷い影響を残す死の灰で、生物の住めない場所を作ります。
つまりヒロシマ・ナガサキの核兵器は都市を殺しますが、水爆は一発で国家を殺します。
熱エネルギーではなく、放射性物質の放射性毒によってです。
テーラーの気違い丸出しのプラウシェア計画ですが、同じような事をロシアは「自然改造」としてやっていますが、そこは「放射線」が到底生物が生きられない濃度となり、無人の場所として今も進入禁止となっています。
プラウシェア計画は、ソビエトの「極秘計画:自然改造」の結果を知っても居たのでしょう。
当然「気違いの寝言」扱いされたでしょう。
この水爆は、もうひとつの側面があります。
それは重水素が地球に、何百トンとあると「糞馬鹿」の「嘘吐き」がほざきますが、何PPMの濃度なので、鬼のような濃縮作業が必要とされます。
海水から電気分解で水素を取り出し、それを遠心分離器で延々と濃縮します。
実は水爆の工場では、その作業の殆んどが遠心分離器による濃縮でした。その電力は凄まじい量が必要で、この濃縮を賄う為に原発が作られた程です。
核融合も直ぐ出来るようにほざいていますが、重水自身の濃縮が必要な点で、材料が極めて高コストです。
実は核兵力制限交渉SALTⅠ、Ⅱ、STARTの3つの交渉は、あまりに高く付く製造コストの為です。
また重水素は3ヶ月で爆発不能な程度まで濃度が下がるので、実は原潜が3ヶ月ごとに基地に戻るのは、その為です。
事ほど左様に、色々な情報が抜けております。
私の前のブログには、水爆などの話が満載です。
また地震の関係の予測情報なども書いたりしています。
今日、留萌で起きた地震もある程度予測しています。
昨今、色々な情報が公開されており、ちょっとした専門家になれます。
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