特亜戦争勃発の可能性「作戦名:トンスル犬珍号」卑怯の限りを尽くしたチョングソ虫獄の奇醜(小説)7
11.揺れるトンスランド
基本的に態勢の無い、烏合の衆。
それが現今のチョンである。
誰かが悪いとホザイて火病となる。
それだけの存在である。
「チョン」とは「覚悟が無い腰抜け」つまり「チョンとした存在」虫ケラと同じである。
いや、それは虫ケラに失礼だろう。
トンスランドでは、北朝鮮へラブコールをしているが、それは全人口の40%ぐらいである。
親米派30%未満、残りの30%は、この後に及んで、どっち付かずである。
一方で在韓米軍はフル装備で、臨戦態勢が取られているが、その一方でヘリコプターが大量に米軍基地へ向かっている。
このヘリコプターは日本の自衛隊の「いずも」「かが」「ひゅうが」「いせ」によって近くまで運ばれたものだ。
チョンが態度を北寄りを完全に見せたら、即刻撤退である。
米兵を載せたヘリコプターは「いずも」「かが」「ひゅうが」「いせ」に一旦着艦、燃料補給後、ロナルド・レーガンへと向かう予定である。
韓国空軍第七航空隊隊長:鄭威勢少佐は、その様子を見ていた。
「結局シビリアンコントロールの最悪の形態ですか?」
部下の桂義兵大尉は、溜息を付いた。
「もう、どうにもならない。陸軍も海軍も当てにならない。米軍には早々に自発的に逃げて貰いたいと思っているだろうが…。」
「言質を取られる…ですか?この後に及んで?」
「どんな後であっても、やるだろうさ…。」
発言を聞いても分かる通り、少数派の親米派であり、今の場当たり的な弥縫策では、自体がどん詰まりになるだけだ。
一番問題なのは「慰安婦像」に象徴される空虚な面子であり空虚な自己満足である。
「それに身を焼く訳だ…。客観的に見れないのか…その中、連中と一緒の行動を取るか…」
鄭少佐は、虚し気だった。
鄭少佐は、先頃第三航空隊から、F-5ばかりの第七航空隊に左遷された。
親米派だからだ。
掌を返す用意は既に出来ている。
問題は何時起こすか?である。
「死ぬなら空じゃないですか?少佐?」
桂大尉が言う。
「整備士には悪いが、まだ、我々は終わりではない。一応増槽とサイドワインダーを載せて飛ぼう。」
「そうですね?暴徒は、何をするか分からない。」
第七航空隊は12機のF-5で構成されており、最も古臭い装備である。
30分で12機は、離陸を済ませ、38度線へと向かった。
一応は哨戒と偵察が目的だ。
12機のマシなチョンは一週間先の生命すら想像できなかった。
北朝鮮では、末端の兵士まで装備が行き渡り、航空機にも燃料が一杯まで入れていた。
北朝鮮は、瀋陽軍区から運ばれたJ-10やJ-15を入れてくるが、あまり嬉しくもない。
北朝鮮の戦闘機はロシア製が多く、後に入って来たのは瀋陽軍区からのもので、つまり虫獄製だ。
当てにならない事は誰より北朝鮮が知っている。
実際訓練を受けに行った選りすぐりの兵士30名の内2名が遺体で帰ってきた。
ロシア製の機体での死亡例は無い。
航空戦力は200機までに増強されており、ほぼ戦闘機である。
勢いがあるのは、陸軍だ。
天馬(せんぐん)号は、一応の完成度を持っており、その点では、K-1やK-2よりも数も多く、能力も高い。
それ以前に、ロケット砲や長距離砲が、国境近くに並んでおり、一斉射撃で、ソウルは半壊する。
その陸軍は、その準備に忙しい。
上空には援助を受けたJ-10が飛行している。
エンジン音の濁りが素人の耳でも分かる。
戦いは、陸軍がリードする事は誰の目にも明らかだった。
また連中が逃げる場所はない、覚悟と言う意味では、この後に及んで他人の所為にするチョンとは根底から違っている。
この点でも朝鮮としての体裁を維持しているのは北なのだろう。
悪辣で横暴だが、まとまりだけはある。
米軍と自衛隊は衛星情報の解析に忙しい。
北のロケット砲や長距離砲のカモフラージュは堂に入っており、到底、南チョンでは北には勝てないのは明白だ。
他人に悪いと責任を押し付けるだけの馬鹿ではない。
しかし船と飛行機の劣化は覆いようもなく、またミサイルや運搬車は虫獄に頼り切っている。
正確に言えば、ノドンやテポドンなどの段取りは踏んでいるが、その技術の背後には虫獄がある。
そして虫獄はロシアから恵んで貰っていた。
アメリカが虫獄を脅威と思っているのは、虫獄よりもロシア、ソビエトの残滓が、どの程度褪せていないか?と言う事であり、ロシアと歩調を替えているロシアが技術提供が出来る筈もなく、虫獄の脅威は、時が経つに連れ低くなっていく。
瀋陽軍区も、その辺は分かっているが、ここでも尊大な自分が太りすぎて、どうしようも無くなっている。
するとチョンの動きが動揺している。
38度線へ向かって、移動する動きを見せたが、江原道では戦車が来て巻き添えの可能性がある。
ソウルへ向かえば、砲撃で壊滅する。
結局消極的に金浦空港にゾロゾロと移動するだけだった。
最早、オリンピックもない江原道は、妄想の実態が晒されている。
その後は、絶叫したり、小競り合いをしたり、派閥が中でも出来上がり、その勢力争いをするなど、もう、蟻以下の存在である。
空母ロナルド・レーガン艦長のボルト大佐は、無線で韓国軍総司令の金大将に連絡を入れた。
「本国からも連絡があったと思うが、日本での騒乱行動は、貴国政府及び軍隊とは別の意志だと思って宜しいか?」
それに対して金大将は、声を震わせながら答えた。
「も…もちろんです。ですが軍の一部が関与しているのは間違いない。その点には謝罪する。」
「謝罪はもっと早くもっと上のレベルで行われるべきでしたな…。まぁ良い。取り敢えず、韓国軍か警察を派遣して、在韓米軍を護衛して貰いたいが…。」
「その…点に付いてなのだが…。」
「出来ないのか?」
「努力はするが…。」
もう好い加減ボルト大佐はチョンを呆れ果てた。
いや、何度もあきれ果てていたのだが、今、この状態で、こんなコトを言うとは?
「では在韓米軍は、現在、この時点をもって在韓米軍基地を放棄する。宜しいか?」
「は…はい、出来れば…」
「その発表は、こちらの方でしろと?」
「は…はぃ」
その言葉を聞く前に受話器を切った。
「クソ忌々しいチョングソめ!通信兵!」
「ハイ!」
「本国へ打電。在韓米軍は韓国警察及び陸軍に依る保護は消極的に拒否された。今後、我が艦は在韓米軍を一時受け入れ、日本のベースへ移動させる予定。作戦は、本日一杯までで完了させる予定だ。」
在韓米軍基地の中で待機していたヘリは、続々と沿岸で待つ護衛艦「いずも」「かが」「ひゅうが」「いせ」に向かい、燃料補給の後ロナルド・レーガン或いは、壱岐対馬の飛行場で燃料補給を受けて、佐世保、岩国の基地へと移動して、態勢を整える。
その時、佐賀空港と春日・築城・芦屋空軍基地には米軍の7割のオスプレイが集結していた。
また、この頃、アメリカから燃料満載のタンカーが150万トン分が、移動していた。
米軍の補給燃料は、戦闘が始まると補給が難しい事が想定されているので、最初日本の備蓄分で提供する事となり、その為の中・小型タンカーが日本中から手配されていた。
それら日本からの燃料は、菊間(150万kL)白島(560万kL)上五島(440万kL)串木野(175万kL)志布志(500万kL)などの国家石油備蓄基地からの提供を受けていた。
作戦は既に発動直前だった。
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