MR-Jは、もう名前が出て5年ほどたつが、もうてっきり出来上がったものと思っていたら、ボディーが組みあがっただけだ。慎重にも程がある。本田のジェット機はもう売りに出ている。
だが日本が飛行機を作る事をアメリカは必要以上に恐れている。それはB787の不調にも、現れているのか?とは思う。
B787の不調は、実に訳が分からない。前にも私は「所詮電池の問題」と切り捨てている。実際電池問題は、この10年いや20年で大分進歩している。それは電池自身もそうだが新しい半導体の多くが「電池コントロール用半導体」なのである。バーブラウンも、アナログデバイセズも、テキサスインスツルメンツもである。
万を越える種類が出来上がっている。それで、この基本的な問題である。大体において、我々半導体に寄生している虫からすれば、電池のことを知らなさ過ぎる。トランジスタ技術の読者の多くがそう思っているだろう。
正直、B787の問題の放置は、最初の企画段階で、動力の検討が甘い。この甘さは、まるで全ての電源を太陽電池でやると思いついて何の基本的な検討もなしに実行したバカ土建屋と同じである。程度の差こそあれバカは馬鹿だ。
大した意味の無いバッテリー偏重の補機動力がボトルネックとなって、炭素繊維構造を基本とした新しい機体は無視されている。そしてB777の新型の追加発注が増えていると言う変な構造である。
このB777はジュラルミンで出来る最後の機体と言われている。つまり、それからは炭素繊維の強い日本の機体製作となるのだ。だがB787は悪い機体となっている。
正直言えば私に任せろ。お前らの下らない失敗ぐらい幾らでも直してやる。他のことではそうは言えないが、この電池問題は対策は幾らもある。逆に半導体大国アメリカで、この「馬鹿な問題の放置」の方に悪意を感じる。
日本も色々電源コントロール用半導体を作っているが、アメリカの方が百倍は多く種類も数も作っているだろう。自信を持って日本が世界で一番作っているのは自動車用の電源コントロールチップで、それがHV車の発達の基礎となっている。先ずはIGBTであり、DC-DCコンバーター用のスイッチング半導体である。特にプリウスのパワープラントはその他のメーカーが降圧型のDC-DCコンバーターにも関わらず昇圧+降圧のDC-DCコンバーターと言う離れ業を持っている。
どうでしょう?トヨタに依頼しては?必ず解決しますよ?ボーイングさん?
電源コントロール用半導体を多く作っていて売り出しているアメリカだがトランジスタ技術に広告の載らない半導体はぶっちぎりで日本が優位なのだ。それは産業用大電力半導体である。サイリスタ・トライアック・ダイアック・IGBTなどのどでかい半導体は日本が強いのである。
その小規模から中規模への電力コントロールの失敗こそがアメリカのB787である。また電池がユアサとなっているが、発火ついでに、どうでしょう?日本碍子のNAS電池にしてみては?
私は、このバッテリー問題は電力コントロールシステム根本の設計が悪い事が先ず基本として存在していると思うし、そうだろう。そして、それは電池を知らず、補機動力の入出力を知らず、更には、それを事故後積極的に知ろうとしないアメリカのボーイングの「バカか?」と言う態度以外に無い。何とはなれば、幾らでもデータを保存する事はできる。だが運行の体裁を気にしてやっていないのではないか?
そう考えるとF-35は炭素繊維を使っているのだろうか?とも思う。また、F-22などもそうだが、基本的に構造は似ている。となれば開発放棄の原因ともなった失速(ストール)問題はどうなっているのだろうか?思うに、アメリカはあのステルス翼を硬い構造で作るつもりなのか?と思ってしまう。
実は1990年代に見た「未来の高速ステルス戦闘機のイメージを書いた話」の中では機体はグニャグニャ曲がるのである。だからこそ高速機動が滑らかに出来るとあった。それはなんて事は無い炭素繊維のイメージそのものである。
ともすればアメリカは機体開発にすらも「リーダーシップ」が取れなくなっているのではないだろうか?となれば今後、この手の「馬鹿な問題先送り、原因不明」なんてのは続くのではないだろうか?そしてエアバスが妙に活況となる?だがエアバスに何か新しい画期的なビジョンがあるのか?とも思ってしまう。
何れにしてもMR-Jが出てきて、日本独自の機体開発が進めば、それはそれで別の路線が出てくるだろう。だがB787の改修が進んでいないのと同じ様に「日本の技術的台頭」を忌避してのものならMR-Jの将来も気になる。
だが、もう一つの問題は「日本の頭の悪い馬鹿文科系大学出」の「チョンと告示した悪癖」それは「危険を極めて過小評価し、極端な楽観論をとる」というものである。
何しろ福島第一原発があっても、まだ反省していないのだから、日本の中から絶滅させたいものだ。
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