館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

笠木透と雑花塾 今月の僕の新譜その1(13・7)。

2013-07-27 06:02:44 | お勧めCD/LPなど


あの震災以降、すごい勢いで笠木透と雑花塾のCDが出ている。

生々しい現実に、直後から挑んだ作品群は、確かに「凄み」がある。

まるで、匂いさえ感じる・・・・そんなCDだ。

CD文庫5集・・・6集と続いて・・・今回、僕が参加したCDは7集になるはずだ・・・




販売店を通さず、ライブで売ろうというそんなCDだが・・・もう僕の手元には在庫が無い。(まあ、頼めば届くが・・・5集は4000枚プレスして、2月で60枚程度の在庫なので、今は入手できるか不明)

5集「わたしの子供たちへ」

1曲目「ひとつの灯」・・作曲者川崎氏が言葉1つ1つを丁寧に歌い上げ、珠玉。

♪ふるさとが消えた 人々が消えた 一瞬一波 暮らしを奪われた
   命はひとつ 1人にひとつ 今日を生きて 明日を思う ♪

3曲目「ヤマユリの花」・・詞も曲も、福島在住のアマチュア。そのうそのなさは胸を打つ。

♪見えないものに おびえながら 生まれ育った 村を出てゆく
 家も田んぼも 心も残して またこの土を 踏みしめるまでは

  ヤマユリの花よ ふるさとの土よ いつまでも いつまでも♪

そして、表題曲「私の子どもたちへ」
1972年の笠木氏の名曲である。子育ても省みず走り回る、おやじの懺悔の曲は、あの原発の爆発で、新しい命を貰って、歌わずに居られない歌になって蘇った。


【作詞・作曲】笠木 透


1.生きている鳥たちが
  生きて飛びまわる空を
  あなたに残しておいて
  やれるだろうか 父さんは
   目をとじてごらんなさい
   山が見えるでしょう
   近づいてごらんなさい
   コブシの花があるでしょう

2.生きている魚たちが
  生きて泳ぎ回る川を
  あなたに残しておいて
  やれるだろうか 父さんは
   目をとじてごらんなさい
   野原が見えるでしょう
   近づいてごらんなさい
   リンドウの花があるでしょう

3.生きている君たちが
  生きて走り回る土を
  あなたに残しておいて
  やれるだろうか 父さんは
   目をとじてごらんなさい
   山が見えるでしょう
   近づいてごらんなさい
   コブシの花があるでしょう 

こうして、2枚を語り続けたら、紙面果てなく・・長いと、またお叱りが・・・

6集も語りたいが、またの機会に。

機会があったら、ぜひ買うべし。フォークソングにしか出来ない音楽がここにはある。
コメント (7)
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