
当時、あの保身・無責任・当事者意識の欠落を画面いっぱいに見せた、東電東京本店の会長・社長・以下幹部の姿に、この所長のまじめで、必死な態度が際立ち、東電のオブラートにどれだけなったろうか?!
事故前の津波想定がなされ、今の堤防ではダメと、報告が上がっていたことを、切り捨てていた罪は深いが、事故後の反省や、ある意味命を捨てて収束にあたった姿はあった。
今後に、本当は役立つ、多くの欠陥や問題をあらん限り出して、語って欲しかったが、諸関係の総体・・・まあ、彼の良心の限界か?
原発の爆発後、1年も経たず癌になって、厳しい闘病生活だったらしい。死んだらすぐ、東電は「放射能の影響とは考えにくい」とコメント・・・あさましいが、多くの人はそんなコメントを信じてはいないだろう。
冥福を祈る。

激しく熱を持ったものが、あそこに埋まっていて、海には猛毒なものが、垂れ流しだ。
そして、猛暑が止まない・・・・
原発も猛暑も、根っこは同じでは無いか?
深く思考すれば、「経済活動のやりすぎ」が根本にあるのではないか?
地球にとって、一番厄介で、破壊者は僕を含めた「人間」のように思う。
新しい哲学・・・「脱成長」を、真剣に考え、論議する時代がやってきていると、僕は思うのだ。
これ以上、この地球を壊してはいけないだろう?