ずーっと雨予報。
3連休初日、珍しく晴れ。
昨年、大雨やら地震やらで、見送ったオオヤマレンゲ。
花好きな同僚を誘って、地元5時半出発。
天気と暮らすの予報で、どんどん登山不適の時間が繰り上がり、出発時は12時から不適。
1人だったら、夜のうちに止めてる天気です。
登山口で雨だったら、観光に切り替える話をしながら、8時登山口着。
ポツポツ来てるけど、展望はもともと少ないし、花メインだし。で、登山開始。



最初の稜線までの1時間が急登。
かなり消耗する上、先がまだまだなので、前回はこの時点で相当へこんでました。
ここで本降りになったら、降りて観光を提案するつもりが降らず。


緩い稜線で、少し気持ちに余裕が。
但し、樹林帯で煙る弥山がちらちら覗く程度。
展望のないときの救世主、ヒキガエル君。
結構お世話になっています。よう触らんけど。

前回来た時は、石や木の根で躓きまくって印象の悪かった稜線。
登山道が綺麗になっているのか、足がちゃんと上がっているのか、そんなに気にならずに弥山のふもとへ。
これまでの無事の感謝とこれからの無事をお願いして九十九折れへ。

殆ど写真をとらず、70歳前後のおじいさん達と前後しながらようやく弥山。
ここでポツポツの雨だけから、急に風が・・。
風を伴うと一気に冷えて、帰りたくなる。


先に弥山山頂まで見に行く。

意外と展望が良い。
下界はガスって真っ白です。
晴れていれば、名前の知らない山が八経ヶ岳の肩越しに沢山見えます。


前回はここのベンチで1時間ほど転がってましたが、風が厳しい。そそくさと小屋へ。


ザ・八経ヶ岳。

前回平成、今回令和の御朱印を頂いてメシ。
小屋の縁側を借りて、持参のお湯とカップラーメン、お握りを食って、軽量化。
飲み物だけ持ってきて、小屋でカップラーメン買って食べてる方もおられました。
風雨の中だと先が辛いなぁとナーバスになりましたが、外に出ると無風。
およよ。全然寒くなーい。

雨粒が大きくなってきた。
カッパを着るも、登り返しで暑くてたまらなくなってドライTシャツ1枚に戻る。
つばの広い帽子があれば、十分でした。
また、ヒキガエル君。今度は赤っぽい柄。
よう触らんけど。

鹿も食わない毒のバイケイソウ。
苔が良い感じですが、鹿はスルー? 苔って毒があるのかな。
もう少しすると猛毒トリカブトが綺麗に咲くはずです。

八経ヶ岳山頂には柵で囲った保護区を抜けていきます。

初めて見ましたオオヤマレンゲ。
基本斜め下を向いてます。
人のブログのアップ写真ばかり見てたので、もっとデカい花とかってに勘違いしてました。
実物は、勝手な想像の1/3。

花の中身は個人的には微妙。


少し引きで、濡れた葉っぱと撮るのが良いかと。
虫には良い感じの雨宿りになっています。














蕾。白が際立って、一番綺麗かも。
サイズは人差し指と親指で作った輪っかと同じぐらい。
もっと小さい蕾もあるので、期間は少し長いみたいです。
あとは天気のオオヤマレンゲ。




下界はガス。
無風がとにかくありがたい。

ザ・大峰山系。盆栽の世界。


向うは明星が岳。20分ほどで行けると同僚が言ってきましたが、待ってると返しました。
今が奇跡的状況で、いつまで続くか分からないのです。







どうやら、弥山と八経ヶ岳の2トップだけ、ガスの上に出てるみたいです。

カミキリムシ。ちょっと時間に余裕があれば、虫探ししたいんだけど。
環境にマッチしたコンパクト設計の虫がいろいろ見つかりそうです。

振り帰えって、ザックを見ると虫だらけ。コバエ、アブ、カミキリムシ。
チョー汗かきなんで、肩ベルトなんか、汗で水没しては乾きの繰り返し。
見た目わかんないけど、虫から見れば大宴会場?
同僚がその手のスプレーをかけると大慌てで逃げ去りました。
でも、虫がいなけりゃいいってことでもないような・・。

苔。ハートの形の葉っぱだよって、載せてるブログを見たのでつい。

オオヤマレンゲの群生地。

花の大きさはこんな感じ。



登山道の雰囲気はこんな感じ。


イチョウの花?

ポツポツと雨。
木の階段と根っこの濡れた箇所は要注意。

下るほど、ガスと雨。


登山道は砂礫が中心で、それほどコケる心配はない。

これまでありがとうございました。
ここから先、よろしくお願いします。
優しい顔で見送ってくれます。


ガスの中、雨がやや強くなりました。無風のままがとにかくありがたい。
樹林帯に入ったので、カッパを着ないで済みました。



川まで来ると、終了です。


無事、下山。
昼寝はしょったので、15時過ぎ。
上が涼しいので、天気さえ良ければ、もっと遅く帰るよう時間調整したほうが良いかも。



道が狭いのでいちいち停車はしませんでしたが、
御手洗渓谷出るまでの道端に、色んな花が咲いていました。
ゴンタの湯に寄って、家に帰って19時。
家から同僚といっしょに嫁さんに駅まで送ってもらって、みんみん餃子とビールで乾杯のてくてくでありました。