シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
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大和展をてくてく

2014年10月06日 | 散策

朝から台風で雨の予報。

ATCに大和展を見に行く。

まずは風月で、ピリ辛焼きそばと牛筋ネギ焼き。

汗だらだらで旨し。

艦コレファンの息子のガイドで、いろいろ教えてもらいながら見る。

金剛。 巡洋艦には山の名前。

メインの大和。

建造命令からわずか3年で完成。 

何度か後方支援等をこなして5年後に特攻命令で海底へ・・・。

船の寿命で考えると、まさしく一瞬。

今の造船技術でもわずか3年では作ってないと思います。

大和、本来の目的は戦争抑止とか。

日本に戦争を仕掛けるとこんな凄い戦艦が控えている。 

いわゆるほんとのフラッグシップだったとか。

ただ、戦闘方式そのものが古く、水平線の更に向う50km先へ、主砲でドーン、ドーンと打つ時代は過ぎ、はるか遠くの空母から艦載機で爆撃・魚雷を波状攻撃する時代へ。

大和も現場に何回か駆り出されるうち、対空機関銃でハリネズミみたいに艤装されていきます。

最後は、計画的に左側ばかり、魚雷で何発も喰らったらしいです。

数時間でお供の船を含めて、艦載機で次々と撃沈されていきました。

命令は特攻ですが、相手は空母本体ではなく艦載機なので、実質、防戦一方の展開ではなかったかと・・・・。

複数の部位ごとに溶接して、最後に組み付ける。

底から全体を順番に組み上げないこの工法、丸亀の今治造船でまじかに見ることができます。

水平線の向う50kmまで届く主砲。 なんと駆逐艦一隻の重量。

艦載機しか射程に入らない実践では、何に当てることができたのでしょうか。

伊勢。 途中から艦載機の発着場が追加されている。

赤城。 永遠のゼロに出てきた、特徴のある煙突。 巡洋艦を空母に設計変更したとのこと。

映画では、これがミッドウェー海戦で撃沈され、戦局がまずい方向へ変わっていく様が描かれてました。

艦橋。

電子化はほとんどなし。

パイプで音声伝令。 爆音の中ではどうだったか。

終戦後のドッグ。 こっそり近寄って魚雷を打つ小型の潜水艇が大量にありました。

一番活躍したと思われる対空機関銃。

機関銃だらけの側面。

魚雷を落とす艦載機から見ると、確かに巨大な的。

旋回して躱すのは無理で、生き残った人の証言では、5本の魚雷が同時に突き刺さるのを見ているしかなかったとのこと。

巨大な主砲を生かす相手に遭遇しないまま、活躍できなかったのは残念。

作戦参謀もたぶん戦術的に百も承知の中、総動員で特攻命令。 実に悲しい展開です。

今、大河ドラマで、軍師・黒田官兵衛を見てますが、戦国時代のほうが人を使うソフトがまともに思えて仕方ない。

巨大な主砲や、巡洋艦を空母に変身させたり、3年で巨大戦艦作ったり・・・・。

この技術の凄さと、特攻精神のアンバランス。  

技術屋の立場から、それは効果的ではありません。 なんて言えない状況だったんでしょうけど・・・。

お偉い方も、引くに引けないプライドで国民全員引っ張ってっちゃった?

戦争経験もなく、綺麗に収まる話ではないのでこれ以上はパス・・・・。

平和の象徴、サンフラワー。

台風、ほんとに来るのかいな? の日曜日でした。


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2 コメント

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Unknown (チョッコー)
2014-10-07 08:11:46
大和展、面白いですね。

読みいってしまいました。

サンフラワーで閉めるところがまたいいです。
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Unknown (outback)
2014-10-08 06:27:50
近代史は嫌いだったんで、今更勉強ですわ。
ウィキぺディアで調べると、この作戦で特攻するのはゼロ戦の空軍だけか?と天皇が聞いたことに反応して、いやいや、海軍もおりますって応えた上の人がいて、上層だけで決めてしまって、下層には相談もなかったとのこと。
下は下で本土決戦に備えて、物資と人は陸揚げし、大和は砲台として使う方向で訓練まで始めていたらしい。
やっぱり釈然としませんでした。
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