ブルーバックス『 ウォーキングの科学 』という能勢博氏の本を読みました。
最近、肘を90°に曲げながら元気よく歩く人をよく見ます。
本屋に寄ったところブルーバックスの書棚にあったので読んでみたくなりました。
内容は、
第1章 体力とは何か
第2章 効果的なウォーキング「インターバル速歩」とは
第3章 「インターバル速歩」をより効果的にする科学
健康のためにウォーキングがよいとされていて、『1万歩/日』とよく言われています。
しかしこの本では、「ただ1万歩歩いてもさほど効果はない」として、より効果的とされる方法が記されていました。
それは、「最高酸素消費量の70%以上の『速歩』と40%以下の『ゆっくり歩き』を3分ごとに繰り返し5セット(計30分を週4日以上)行う」というものでした。
あの人間機関車ザトペックが始めた「インターバルトレーニング」のウォーキング版といったところでしょうか。
特に印象に残ったのは・・・
①1万歩歩いた人にはあまり変化のない体力年齢が、このトレーニングでは10歳以上若返る。
(5ヶ月間続けた結果)
②筋肉痛の原因は「乳酸」ではなく、水素イオンである。
③通常皮膚表面は33℃以上にはならない。(だから気温33℃以上では熱中症のリスクが高まる)
④運動後の乳製品摂取は効果がある。
などなど多くのデータに裏付けられた内容はとても説得力があり、最近体力の低下を実感する身としては、安価で現状を改善するバイブルとなりそうです。
学生時代から三日坊主を通してきた身ですが、少し歩いてみようと思える内容でした。
しかし机に座ってばかりだと足腰が衰えてしまうので適度な運動が必要です。
目標は半年間継続です。
またよろしくお願いします。