ジャニー喜多川氏の性加害事件に対し、各方面で対応があり、そしてそのことについて論議が高まっています。
性加害とは人権侵害そのものでしょう。
つまり、今盛んに議論されていることは、「人権侵害の撲滅」ということに繋がるべきものです。
気になるニュースがありました。
杉田水脈議員のアイヌ民族差別投稿 人権侵害と認定 札幌法務局
問題の発端は、スイスのジュネーヴで開催された国連女性差別撤廃委員会について、2016年2月17日に自らのブログに無許可で写真を掲載し、『日本国の恥晒し』と題して「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「目の前に敵がいる!大量の左翼軍団」などと記述し、参加者の記者会見では大勢に囲まれたとし「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と書き記したことによるモノです。
杉田議員は旧ツイッターに『幸福の科学や統一教会の信者の方にご支援、ご協力いただくのは何の問題もないのですが、どうしても宗教団体の名前が出ると日本国内では過敏に反応して「バックに宗教団体がいるでは」と言った憶測が飛び交い、苦情や問い合わせが事務所にあります。ので、その都度このように否定します。』と投稿したり、
女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言したりしました。
また、旧ツイッター上で伊藤詩織さんを中傷する多数のツイートに対し賛同を意味する「いいね」を押してます。
「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」という発言もあったようです。
同じ人権に関わるニュースですが、ジャニーズ事務所のそれとは扱い方が違うような気がします。
方や加害者はすでに死亡している案件、一方は国葬になった亡き安倍氏に見いだされた政権与党自民党の議員・・・。
「人権侵害は絶対許さないというスタンスで報道する」とジャニーズ問題で改めて表明した報道機関なのであれば、この問題も大きく取り上げてほしいものです。
マスコミが報道するのは、ジャニーズ事務所の問題が「性加害問題」だからではなく「人権を侵害する問題」だからのはずなのですから。