帰国道中の続きです。シカゴの国際空港では、国際ターミナルへ移動するには空港内の電車に乗るのですが、乗り場へ移動するブリッジのTVで、ドイツvs.アルゼンチンが放送中。3時間近くの余裕があったのですが、「まあ、どこかでTVを見られるだろう、とセキュリティチェックを通過してしまったのが運のつき。
TVはあるんですが、みーんなCNNだかABCだかのニュース。セキュリティチェック直前のフードコート内にあるバーのTVを壁越しに眺めるしかありませんでした。遠くてよく分からない(泣)。写真はそれに群がる私と同じサッカーバカどもです。PK戦、遠くからですがAyalaが外した事が分かりました。彼はW杯ではいい事があまりなかったような。1994年にはオーウェンにぶっちぎられ、1998年にはベルカンプに歴史に残る名ゴールを決められ(シュートブロックに行ってかわされた)、今回もPK外して。最後に外したカンビアッソもそうですけど、ここまで貢献し、がんばりまくってきた選手が外すことが多いのが皮肉。
最後は成田まで12時間の長旅。寝ようと思って映画を見ることに。アメリカの映画などは吹き替えがイヤで見ず。見たのは日本映画「県庁の星」(織田裕二)と韓国映画「台風」(チャン・ドンゴン)。ほとんど寝られず、最後まで見ました。
織田裕二はいいと思ったし、テーマも悪くない。だけど、県議会で採決までしたあと、突然県庁の職員から修正案の提議、という展開がウソ過ぎて、私はしらけてしまいました。そんな非現実的な展開を無理にでも作らないと「カッコいい」って思えないものなんだろうか。
「台風」の方。アクションが見せ場なんだろうけど、どうでもいい。むしろ前半の東アジアに展開するギャングネットワークに潜入しての諜報活動の中で明らかにされる、ギャングのボスの脱北者としての過去の話のほうが面白い。でも、全体のストーリーを概括すると、秘密兵器が盗まれ、その使用を阻止すべく優秀な南の戦士が活躍する。その戦いの中で、南北に引き裂かれ、敵対する運命にある二人が立場を超えて心を通わせる、という筋。過去の大ヒット作品「シュリ」を思い出してしまいました。「JSA」もあったし、ある意味「またか」の感。
南北問題は何度も用いられているようで、「世界に売ろうという」という最近の韓国映画の戦略上、普遍的にアピールするテーマとして使いやすいのかも。それはさておき、韓国の人にとっては、何度見せられてもぐっときてしまうような切実な問題なのだ、ということもあるのでしょうか・・・ でも「南の人の関心は自分たちの日々の暮らしにあり、統一が本当に切実ではない人も少なくない」という記事を読んだこともあります。本当に痛切にこの話を受け止めるのか、それとも軽いセンチメンタリズムを喚起させるだけのエンタテイメントに過ぎないのか。もちろん、個々人のバックグラウンドによって違うのでしょうが。友達も増えてきたので、一度「統一って、あんたにとってどれくらい切実なの?」って聞いてみたい(失礼か?)。
飛行機は予定より30分も早く到着。でも満席で荷物の輸送に時間がかかり、バゲージクレイムで自分の荷物が出てくるまでに30分かかり、結局予定通りの時間に税関を抜けました。久しぶりの日本は・・・人が多い。アメリカの街に慣れてきたせいか建物などの間隔が狭くてちょっと息苦しい、という感想でした。
TVはあるんですが、みーんなCNNだかABCだかのニュース。セキュリティチェック直前のフードコート内にあるバーのTVを壁越しに眺めるしかありませんでした。遠くてよく分からない(泣)。写真はそれに群がる私と同じサッカーバカどもです。PK戦、遠くからですがAyalaが外した事が分かりました。彼はW杯ではいい事があまりなかったような。1994年にはオーウェンにぶっちぎられ、1998年にはベルカンプに歴史に残る名ゴールを決められ(シュートブロックに行ってかわされた)、今回もPK外して。最後に外したカンビアッソもそうですけど、ここまで貢献し、がんばりまくってきた選手が外すことが多いのが皮肉。
最後は成田まで12時間の長旅。寝ようと思って映画を見ることに。アメリカの映画などは吹き替えがイヤで見ず。見たのは日本映画「県庁の星」(織田裕二)と韓国映画「台風」(チャン・ドンゴン)。ほとんど寝られず、最後まで見ました。
織田裕二はいいと思ったし、テーマも悪くない。だけど、県議会で採決までしたあと、突然県庁の職員から修正案の提議、という展開がウソ過ぎて、私はしらけてしまいました。そんな非現実的な展開を無理にでも作らないと「カッコいい」って思えないものなんだろうか。
「台風」の方。アクションが見せ場なんだろうけど、どうでもいい。むしろ前半の東アジアに展開するギャングネットワークに潜入しての諜報活動の中で明らかにされる、ギャングのボスの脱北者としての過去の話のほうが面白い。でも、全体のストーリーを概括すると、秘密兵器が盗まれ、その使用を阻止すべく優秀な南の戦士が活躍する。その戦いの中で、南北に引き裂かれ、敵対する運命にある二人が立場を超えて心を通わせる、という筋。過去の大ヒット作品「シュリ」を思い出してしまいました。「JSA」もあったし、ある意味「またか」の感。
南北問題は何度も用いられているようで、「世界に売ろうという」という最近の韓国映画の戦略上、普遍的にアピールするテーマとして使いやすいのかも。それはさておき、韓国の人にとっては、何度見せられてもぐっときてしまうような切実な問題なのだ、ということもあるのでしょうか・・・ でも「南の人の関心は自分たちの日々の暮らしにあり、統一が本当に切実ではない人も少なくない」という記事を読んだこともあります。本当に痛切にこの話を受け止めるのか、それとも軽いセンチメンタリズムを喚起させるだけのエンタテイメントに過ぎないのか。もちろん、個々人のバックグラウンドによって違うのでしょうが。友達も増えてきたので、一度「統一って、あんたにとってどれくらい切実なの?」って聞いてみたい(失礼か?)。
飛行機は予定より30分も早く到着。でも満席で荷物の輸送に時間がかかり、バゲージクレイムで自分の荷物が出てくるまでに30分かかり、結局予定通りの時間に税関を抜けました。久しぶりの日本は・・・人が多い。アメリカの街に慣れてきたせいか建物などの間隔が狭くてちょっと息苦しい、という感想でした。